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2022/09/25 休・アニメ

ほぼ家にいた。エクハショックから1日、穏やかな休日を過ごす……元気があれば外出するとか散髪とか映画とか考えていたけど、寝て終わったね……。

アニメ

ス!10、シュート13、薬局12、ルミナス12。

シュート、最終回。最後までシュートらしさで駆け抜けたね~という感じ。「サッカー好きか?」という問いがずっとあって良かったし、ボールを取ったら前に進めだとか、今までの教えが改めて効いた最終回はアツかった。その上で「こちらも前進」と後ろにボールを送るのが決め手なところも良い。結局のところ過去のトラウマと向き合うのが大きな話だったから、前進ってそういうことだよなということでもあるし、また作品としても物語としてもかつての栄光を踏まえて、というこのアニメの姿勢が現れたものでもあるような。懐古じゃなくて、ちゃんと今またやろうとしているの、マジでいいところですからね。同じ動きで帰り道にUターンしてサッカーやりに行くのも良かったよね。公平も一緒にサッカーをやる、こんなに爽やかなエンドになるなんて1話のときは想像ができただろうか。あの序盤の殺伐とした雰囲気はダイナミックにこの最終話との差をつけるためだということが今ならわかるが、ダイナミックすぎる。布団に潜り込んでる公平もダイナミックだよ。最後まで見てようやく、エンディングのブチネコってサッカーボールの暗喩なのかな……と思った。

薬局、最終回。医学を扱うだけあって端正というか真面目というか、そういう誠実さが売りだと思うんだけど、とはいえこう、だからこそという面もあるからあまりあげつらうのも申し訳ないんだけど、ギルド周りのこととかなんかもうちょっと色々考えられないものか、みたいな展開もあり、結局ペストでそのあたり一個一個拾う時間もなかったな……となってしまった。最後でバトルになるのも、わかりやすさの表現として敢えての選択というのも理解できる気がするが、この医療テーマの作品で最後バトルかぁ、となってしまうところはある。バランスを取っていたとしても「異世界の間違った薬学を現代知識で無双」というCMの謳い文句のグロデスクさを感じてしまう部分もあり、アニメ範囲では正しさは時に最適ではない、ということを示しつつも、解決まで描ききれていたのか少々疑問に思う。あとダサいしあまりアニメの評価に絡むのも適切でないと思ってるからTwitterじゃ言わないように気をつけてたけど、作者の人がインターネットでやらかしてたことが結構ひっかかってるのは否定出来ないよな……と思う、多分アニメにノッたらそうでもないんだろうけど。

ルミナス、最終回。完璧な最終回だった――完璧な方が言う事なくなっちゃうの、どうなんだって気がするけどこのアニメに全部あったな、という気持ちになってしまう。やはり今まで生きてきた場所、今まで訪れた場所、そういうところで感じ・行ったことが最後のライブに凝縮されていたのが感動的で、まさに空と地上とは同じ世界にあるのだ、という繋がりを感じる。音楽の力だ。居場所を決めたジニーに続いてモフィもジニーの隣にいることを選ぶ。居場所の話の決着だなぁ。これによってジニーのナイトウィッチの力が使えるようになり、世界各地のウィッチと繋がれるのも綺麗な流れ。ウィッチじゃなくても歌える、からグレイス隊長が歌い出すところはウオーーーーーってなった。ジニーが「応援していたつもりだったけど、応援されていた」と言うが、届け/受け取るこの相互の作用をずっと一貫してやっていたなあと改めて思う。言葉にするとどうしても月並みになってしまうが、これこそ、音楽ということも含めた、人の力だよな。余談だけど、エクハのライブがかなりエクストリームだったから、自分が本格的に巻き込まれないアニメのライブの最終回で、なんか謎の安心感があった(他人事、というわけではなくね)どちらも掛け値なしに素晴らしいものだったな。

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