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2021/08/23(きんモザ)

劇場版 きんいろモザイク Thank You!!を……見た!

1期2期PDと見てはいるんだけどそこまで熱心に見ていたほどではないのでそのあたりの対比はあまり話せる立場にないのだけれど、作品の空気感としては82分の劇場版だからといって特別感あふれる感じでもなく、そこにそのまま(特にTV版か)接続される雰囲気があるだろうか。
劇場版ということでそれこそ別物級にエモーショナルでぶん殴るタイプの作品と思って気負いすぎると少々肩透かしになるかもしれないが、しかしここにはとにかく原作を忠実にアニメ化しよう、という意識を感じた。そっくりそのまま横流し、という感じの悪い意ではなく、原作の持つコメディ4コマとしてのテンポ感をとにかくアニメ媒体で再現しようとしていた印象だ。きんいろモザイクという作品はコメディとしての強度が極めて高く、しかしその繰り返しの中に輝きを見出す作品だと思うので、「普段どおり」というのは極めて正しいのだと思う。

ハイテンションでワイワイやるとこがいっぱい見られて純粋に嬉しかったなー。原作のギャグが鋭さなら、アニメ版は賑やかさかな、なんて思う。ネタは一緒なのに媒体で印象が違うのは面白い。尺的に穂乃花と香奈のむっちゃ好きなエピソードがあんまり入らなかったのは仕方がないけどちょっと残念、卒業イギリス旅行アニメ化せん?
エモーショナルでぶん殴る感じではないとは言ったものの、原作のクライマックスに向けて締めに入る重要シーンが次々にピックされるので否応なしに背筋が伸びる。わたしは映画の前に原作をようやく読破した身なのだけれど、原作を追っていた人にとっては本当に”走馬灯”のような作品に感じられるのではないだろうか。

「思い出す」映画だったと思う。きんいろモザイクが終わることははっきりと示されているので、作中で行われる高校でのあれこれは全て思い出のシーンである、という読み方ができる構造になっている。
これらの内容は既に原作の連載の中で終わっているから、ある意味では敢えて再び語る意義を持たない。ではそれらを改めて映画化する意義と言うと、やはりアニメ作品としてのきんいろモザイクの完結を迎えるということなのだろう。そしてそれは、堂々完結した漫画きんいろモザイクに対しての餞でもあるのだと感じた。

タイトルの「Thank You」の対象はどこなのだろうか。登場人物がお互いに出会いと過ごした時間に感謝するのかもしれないし、応援してきたファンに向けてかもしれない。わたしとしては、これはわたしが受け手でしかないからかもしれないが、何よりも原作に対してではないかと感じた。偉大なる原作の完結を迎えてありがとう、お疲れさまでした。そういう映画だったように思えてしまう。有終の美を見せてもらえてありがとうございました、と心のなかで思った。

最後があんまりにも壮大すぎたのは少々面食らったが、これが最後まで小さな日常を描ききった作品のテンションとは若干ズレがあっても、現実における作品のデッカさでいうとこのぐらいの仰々しさがあって然るべきというか、それだけデカい作品が終わったのだ、とも感じた。

そんなわけで、きんいろモザイク、ありがとうございました。

池袋に言ったのでブルーシールを訪れた。キモ・オタクが店頭でかわいいアイスくってすまん。久々にチョコミント食べたけどやっぱりチョコミントこそクオリティが大切なアイスだと感じた。一時期スーパーで買いまくって若干飽きちゃったんだけど、こういうところのものは文句なしにうまい。

ちょっとばかり散財してしまったね……。

今日見たアニメは、5秒7、うらみち8、精霊8。
精霊幻想記は色々とニチャつきとまらんし、5秒も変な敵キャラがわんさか出てきて楽しくなってきた。ゲツヨル最後まで見ると結構遅いんだけどやめられんね……。

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