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2023/10/25 バイン・アニメ

バイン

労働を切り上げてGRAPEVINEを見に渋谷へ。18時半開演はなかなか厳しいスケジュールで小走りになってしまった。今回はアルバムツアー。正直今回のアルバムそこまでまだピンと来てたわけじゃないんだけど、ライブで聞くと全部が今のバインに一番ぴたりとハマっている感触があって、どの時期の曲よりも一番しっくりきた。前作の『新たな果実』は結構メロの強さが強みのアルバムだった気がするんだけど、もしかすると今回はもっとグルーヴ感を重視した作品だったのかもしれないな。CD音源で聞くよりもライブのがずっと魅力的に感じた。
そのアルバムの『Almost there』はバリエーション豊かな反面統一したカラーはそれほどないかな、と思っていたのだけれど、ライブだとうまい具合に親和性のある曲がくっついていて(キャリアの長さの強さだ……)なんかこれが今のバインの姿なんだなぁって思った。独特の構成の『雀の子』と『ねずみ浄土』だったり、美メロの『それは永遠』と『Glare』だったり。連続ではないけれどストレート悪口お祭りソングの『Goodbye, Annie』は『I must be high』の芸風だよねぇと思っていたのでどっちもやっててにっこりした。ホントにハチャメチャに悪口なんだけどどっちもアガる曲なあたり、皮肉と自虐が同居してる感じがあるよねぇと思ったりする。過去曲だと『COME ON』暴れまくってて流石に良かったな。本編締めの『Ready to get started?』も良し。アンコールも最近の良曲『Era』に大アンセムの『光について』と渋くもアガる『B.D.S.』と新旧良いバランス。ホールだからのんびり聞いてたけど純粋に音を楽しむことができたかな。最近になってちゃんと音を楽しむライブの聞き方ができてきているような気がする。それにしても……GRAPEVINE、ほんとにいいバンドだよね。精力的に曲作って、いいライブやってくれて言うことないよ。

アニメ

Helck16、柚木4、番犬5、るろ剣17。

るろ剣、雷十太先生編が決着。雷十太先生といえばネタ感が強い(すまん)キャラなので笑っていたが、Cパで哀愁を思いっきり描かれてここは流石に俺も悲しくなってしまった……。人斬りが前提で、かつての刀の時代に戻ろうとする刃衛や他のライバルと比べても、そもそもその刀の時代を知らない剣客の悲哀、というのはいい差別化だったんじゃなかろうか。雷十太先生と由太郎との対比が終始効いているのも見応えがあったが、だからこそ再起を期待したくなってしまうな……。いや、アニメでいい膨らませ方をしたんじゃんじゃないだろうか。

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