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2022/08/23 本(カバラ)・外出・アニメ

本(カバラ)

いくらか前読んだ本の話題を今更書くことにするが、『総説カバラー ユダヤ神秘主義の真相と歴史』(著:山本伸一)を読んだ。カバラーの概説を日本語によってまとめることを目指した本ということで、前半にカバラーの歴史的な成り立ちから今日の姿、後半にはセフィロートだとか律法だとかのざっくり二つの方向からカバラーの基本的な解説がなされている。
本著でも語られているようにカバラーは近年になってユダヤ教の歴史と切り離されたニューエイジの流行・スピリチュアリティ趣味によって広まった側面がある。そのためカバラについて学ぼうと思いざっくり文献を辿ろうとしても「自己探究」だとか「人生の意味」だとか、興味を削がれてしまう副題がついていたりすることが多く、本の多さに反してどうしたものかと思ってしまうことがわりとあった。本著にもこうしたニューエイジの盛り上がりを指して「こうした流れに見出されるカバラーは、本書がおもに扱ってきたユダヤ教の歴史に根ざしたものからは逸脱しているが、それでも歴史的な展開の一側面として興味深い。」と記されているが、このような全てにおいて一定の距離を保ち解説するというスタンスからも、私のようなちょっと調べてみるか……の人間の入り口として本著は入門書として丁度いい温度感なのではないか、と感じた。
それにしても、カバラーで最も関心のあるセフィロートの考えがとにかく私にとって難解で、これぐらい簡単に書かれた内容ですらピンとこない部分がある。より専門的な『カバラとその象徴的表現』(著:ゲルショム・ショーレム)もなかなか世界観がつかめず一旦断念してしまった。今一緒に学問的な見方からもっとぐっとカバラー側に足を踏み入れた『カバラ入門 生命の木』(著:ゼブ・ベン・シモン・ハレヴィ、訳:松本ひろみ)も読んでみていたりしたのだが、本当に難しすぎる。以下のツイートは『カバラ入門 生命の書』に苦戦している時のツイートです。

セフィロートがこの世界の骨子であり、全てはセフィロートによって解説できる……みたいな考えは宗教ではないがMTGのカラーパイ解釈に通じるところがあるよな、などと思う。でもカラーパイが5つとそれら2個3個の繋がりによって成り立っているのに対してセフィラは11あるので複雑すぎる。地道な理解が必要だな……と感じる。こんなに難解なセフィロートがオタク的な創作にちょくちょく拝借されるの、絶対語感の響き以上にないだろみたいなことを思ってしまうし、これについてガチってもブルリフだとかブルアカの理解はさして深まらないだろという気持ちはあるが、こういうオタク趣味をとっかかりとしての出会いに価値があるだろう(こういうとっかかりでないと私みたいなオタクは世界をなかなか広げることができない)とも感じているので、ぼちぼちやっていくぞ。

外出

自転車で外出しようとしたところ、暑すぎて電車で移動した。デカいぬいぐるみを取ったので結局電車で移動してよかったかもしれない。あと使い終わったスマホを売っぱらったら思ったよりちゃんと値がついてありがたい。引っ越し代金、捻出していくぞ!!!

アニメ

ヴェルメイユ8、ミュウミュウ8、ハナビちゃん7、メイド8、エンキス8、邪神ちゃん8。

邪神ちゃんのご当地回が続く! そろそろ普通の神保町が恋しくもなってきたけど、ご当地回がご当地回! って感じの千歳編のノリでずっと続いていくのかなりスゴい。原奈津子嬢と邪神ちゃんそうめんで笑ってしまった。マジで俺の故郷のど田舎にも邪神ちゃん来て欲しい。日本、征服しようぜ。

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