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2023/12/28 蓮・アニメ

昼過ぎにIKEAに言って冷凍サーモンを買い、つまみながら蓮のフェスライブを見て飲酒するか、などと思っていたのだが、フェスライブ中に食事をつまむ余裕が実際の所なかった。アーカイブでなく、生の放送として配信を見ると、やはり感じ方が不思議と違う。この感覚って配信全般にあるものだが、結構不思議なような気がする。今/そこに/いる という認識の大きさが、多分あるのだろう。また、普段のある種のんびりとしたライブでなく、切羽詰まったというか、鬼気迫るというか、そういうものを背景的にも感じた。

伝統曲を3曲披露して、3種ユニットでのメドレー。ラブライブを勝ち抜く、それもみんなで一緒に! というための奇策であるが、果たして吉と出るのか凶と出るのか。観客としては今までの記憶を呼び起こし/束ね/未来に繋げることに圧倒されたところはあるが、競技としてのラブライブはこれをどう判定するのだろう。ラブライブ(大会名)のことを、自分はあまりにもわからない……。常にコンテクストを感じさせるのが蓮の様々な発信の面白いところだとは思うが、競技の場だとそういうバフはないはずであるわけで。
もとより3種のユニットを破って先へ進むべき伝統としていくのか、或いはメドレーという作戦が3ユニットの切磋琢磨を捻じ曲げたものとしていくのか。蓮の物語がどう進んでいくのか読めないが、ネット禁止が続くのはコンテンツの歩み的にはありえないわけで、何かしらの解決が入るのだろう。まだ1年目だから、今は一旦負けるのもありなのかもしれない。……というメタ読みが色々とできたりはする。とはいえ、今この作戦で行こうとする花帆さんらは成功せんと気負ってやっているのだろうし、それを私はメタ読みで片付けても良いのか、という迷いがここに来て出てきている。ファンとしては、純粋に、予選突破を祈るべきではないのか。早く物語的な「正解」を見て安心したいのだが、そう思うこと自体が誠実でない気もしている。とにかく、今回のことについて彼女らの口から色々と聞きたい気持ちがある。”繋がり”が再び生まれるのは、いつになるだろうか。

アニメ

ミリオン10~12。

ミリマス、完走! なかなか楽しんで見たけれど、まだそこまでメチャクチャハマるには至らなかったかな、という感じ。この作品を見ている時になんとなくその背後にものすごい量のコンテクストがあるのだろう、と感じつつも、それが何なのか初見のためイマイチ理解できなくて、また765のアニメのことも知らないので、そういうあたりでちょっと引いて見てしまったところは結構あるかも。まぁとはいえそこそこ楽しんだわけだし、新規のオレを置いてけぼりにして! みたいな怒りとかがあるわけではなく、既存ファンの人たちが大喜びをしているので、多分幸福なアニメなのだろうと思った。手と手を繋ぐ/39人で一緒に/バトンを繋ぐ、というのがストーリー上の必然というより、当然のように描くべきテーマとしてただそこに存在していたのが印象的。悪口とかではなく、理由なくここを遵守しようとするのは呪術的ですらあった印象がある。「一度幕を下ろすと繋ぐことが途切れてしまう!」というのが最終回の展開だったわけだけど、あまりにも当たり前のようにそれがあったため、パワフルな作品だなぁと思った。多分ファンの多くや監督は、そういうものを当たり前にこのコンテンツが抱えるテーマとして認識して見て/作っているんじゃないだろうか。再現によってかつてのミリオンライブを再び現世に再臨させ、その上で続いていくことを描くというのは、やはりある種の呪術的な側面があるように思えた。

まだアニメの残りはあるが、一旦ここでアニメ振り返り予選会をすることに。明日で完走してできればブログも結構書きたいが、さて。

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