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くいしんぼう日記 〜オトナの春の日さんぽ〜
春うらら。
そよ吹く風がきもちの良い日に、友人と贅沢な おさんぽをしました。
お店のご紹介を兼ねて、その記録をしたいと思います。
せっかくなので(何がせっかく?)、別日の写真もオマケで載せています。
* * *
4月某日(日曜日)
年度替わりの忙しさが続いて、いささかゲンナリ。
だから、旧友と約束していたこの日を とってもたのしみにしていました。ランチからディナーまで、気ままにゆっくりと過ごす計画です。
流れるような春風の吹くこの日、るんるんで月島へと向かいました。
友人とおちあうと、まずはもんじゃ焼ランチからスタート。
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ご存知 月島には、もんじゃのお店があふれるほど存在します。
私は詳しいわけではありませんけれど、こちらのお店は間違いないでしょう。とても人気があるようですし、実際にとっても美味でしたから。
もんじゃのメインストリートからちょっと外れているところも、通っぽくてグー。
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お店の方に焼いて頂きました。
というか、もんじゃは会話をしながら 焼く過程をたのしんで頂くものですから、お店のチョイスよりも 誰と行くかでおいしさに差がでますね。
それは何を食べるにしても一緒ですか。
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満腹でもんじゃ屋さんのお会計をすると、商店街のくじ引き券を頂きました。一人一枚ずつです。
抽選会場まで、「どちらかに旅行券が当たったら、どこに行くか」について話し合いながら歩きました。「きっとペア券だよね。」
そうして到着し、ガラガラと抽選機をまわす瞬間の たのしいこと。
ハズレの品が、ティッシュじゃなくてオレンジだったところもホンワカしちゃう。
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さあ、このあとはどうしましょう。夕食も月島のお店を予約しているのですけれど、それまではノープランです。このまま月島でぶらぶらと過ごすか、はたまた比較的近い銀座や豊洲、日本橋などまでふらりと行ってくるか。
私は日本橋がいいかなって伝えると友人も賛成してくれて、さっそく地下鉄に乗ってGo。
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日本橋駅からは ずいぶん歩きました。
まずは高島屋でウィンドウショッピングです。
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さすが、日本橋高島屋には魅惑的な商品が並びます。
中でも、7階の和食器の常設コーナーに、小鹿田焼のうつわが並ぶ光景には、びっくり。まさか東京のデパートの常設コーナーで、小鹿田焼に出会えるなんて!
商品は、現地(大分県日田市)の窯元で販売されている素朴なものと比較すると、とても洗練されていたように思います。その良し悪しについては意見が別れるところでしょう。
でもいずれにしても、こんなふうに小鹿田のうつわを東京の人も手に取れる環境があるということが、すばらしいと思うのです。
あぁ、また小鹿田に行きたい…!早く行きたい!
うつわ好きです。
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高島屋をあとにして、コレド室町へ向かいます。
その途中で足をとめた和紙の専門店、「はいばら」さんは、とってもすてき!
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どれもこれも欲しくなりましたけれど、結局私は型染めのポストカードを2枚、購入しました。
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商品の中には、オンラインショップで購入できるものもあります。
でも、和紙の質感は、やっぱり実物をながめてたのしみたい気がします。
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日傘のお世話になりながら、コレド室町に到着。
コレド室町には1、2、3と3つの建物がありますが、私たちの興味は「コレド室町3」に集中していました。
中でも、インド綿ファッションの『kapuwa』さんは、お店を見た途端に気もちが華やぎました。
並んでいる商品は、淡いパステル調。日本人の女性デザイナーが描かれているそうで、よく目にするインドの柄よりも とてもやわらかな印象です。
またインド綿は軽くて肌触りがよく、とくにこれからの季節にもってこい。
デザイン良し、素材良しとなれば、衝動買いもやむをえないでしょう。(?)
私たちはエイっと、それぞれストールを購入しました。お互いに似合うよって褒めあい、ご満悦。
身につけるものについてはシェアするのがちょっぴり気恥ずかしく、写真は控えます…。
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コレド室町を楽しんだあとは、三越本店へ。
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もちろん商品は、目移りするような品揃えです。でも何より、この空間に身を置くだけでうっとりしてしまいます。
ルネッサンス様式の威容を誇る日本橋三越本店の現在の建物は、昭和10年(1935)、6年の歳月を費やし増築改修されたもので、完成当時は「国会議事堂」「丸ビル」に次ぐ大建築でした。
なかでも、採光天井の下にフランス産赤斑大理石とイタリア産卵黄色大理石を張りつめた中央ホールは花園のような美しさです。
平成28年(2016年)7月、本館が国の重要文化財に指定されました。
「中央ホールは花園のような美しさ」。まさに。
入り口の大きな暖簾も、もとは呉服屋さんであったことを否応なしに意識させてくれます。お着物の方がよくお似合い。
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高島屋同様、私は純粋なウインドウショッピングでしたが、友人はハンドクリームを購入。なるほど。私ももう少し、ハンドケアーなんかにも気を遣わなくちゃかな。
三越を出たときにはもう夕刻になっていました。
けれど、月島での夕食までにはまだ時間があるし、喉を潤したいねって、歩きながらカフェを見つけようということに。
駅の方面へ歩いていると、和モダンのすてきなお店がありました。暖簾の奥に、何やらおしゃれな空間が広がっています。
「ここに入ろう!」と即断。
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カウンター席に案内されると、目の前には本格的な煎茶の世界。天秤はかりに、水指、柄杓… うつくしい茶葉の山に、滑らかに光を放つ湯飲み茶わん…。
このようなお店があるなんて、知りませんでした。
煎茶を最初に販売したのが、元禄三年(1690年)創業の山本嘉兵衛商店、つまり現在の山本山だったそう。それでこのようなお店を出店されているのですね。
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お茶の香りと雰囲気に酔いしれながらメニューを眺め、私は京ほうじ茶を、友人はお抹茶を注文しました。それぞれ、和菓子がセットになっています。
注文してからしばらく、店員さんのしなやかな動きに目を留めました。天秤はかりで茶葉をはかり、湯水は柄杓で急須に移します。そしてなんと、ほうじ茶の玄米は、直前に火にかけ炒ってくださいました。2~3メートル離れていましたが、私たちの席までほわ~んと香ばしい香りが漂って陶然。
目の前でこんなにも丁寧に淹れられたお茶です。おいしくないわけがありません。
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季節感たっぷりの桜の乗った金鍔も、お上品な甘みが気持ちを癒してくれました。
「これはどちらの金鍔ですか?」と伺うと、「榮太樓さんのものです。すぐ近くに本店がありますが、残念ながら日曜日はお休みでして。高島屋さんの地下に入っていますので、よろしければ。」とご案内くださいました。
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(お店では「桜」の販売は終了していました。)
それから。私は以前から、山本山の海苔せんべいのファンでした。なかなか出会う機会がなく、しばらくご無沙汰していたのですが、ふじヱ茶房さんにはバッチリ、母の日の美しい熨斗までかかったものも販売されていました。
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でもこれは母に。
さてと。
歩き疲れてお腹がすいた状態で夕食に向かえばよかったかもしれないけれど、いい具合に満たされました。
でも、これは別腹というもの。
地下鉄に乗って月島へ向かい、これまた楽しみにしていたお店へと歩を運びます。
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和光も行きたかったな。
*
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倉庫を改装した素敵な建物が目を惹くお店です。何年も前から、一度行きたいと思っていたのですが、機を逃していました。やっと実現です。
店内中央は、吹き抜けの広々とした空間。とても賑わっています。毎週月曜日にはフラメンコのライブを楽しむことができるそうです。
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そしてお料理は、期待以上に美味しゅうございました!
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もう大満足。ぜったいに再訪したいお店です。
春の日の、贅沢なおさんぽでした。
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長くなりましたが、おしまいに別日に行ったお店の写真もすこし。
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ある休日のランチ
イタリアンのお店に行きました。
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どれも美味しく頂きましたが、とくにゴルゴンゾーラにハチミツのかかったピザは逸品でした。
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ある日のモーニング
めずらしくフレックス出勤した朝、お気に入りのCaféに行きました。
春風が心地よかったです。
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以上、春の日のくいしんぼう日記でした。
最後までご覧くださいまして、ありがとうございました。
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