手に入らないままにしておく
デンマークで過ごしてきて変わったなと思うこと。
手に入らないままにしておくことができるようになったかもしれない。
身近なところで言えばコートとか洋服とか、向こう1ヶ月の予定とか、この先をどう過ごすかとか。
いま手元にはないけど、必要なら巡ってくるという確信に近い思いがある。
先が不安だからとか、
なかったら困るからとか、周りと違うからとかで無理して揃えたものは、実は合わなかったりする。
足りないな、欲しいなという状態を続ける居心地の悪さをすっぱり解決するのが買い物だ。
これまでは、モノでも計画でも必要だと思ったらよく調べて、何かしらの解決までを短時間で行なっていた。
でも、自分がわかることはたかが知れてるわけで、わからないことの方が圧倒的に多い。
自分では予測しないことが起こるからこそ面白いし、何かをもたらしてくれる人を有り難く思う。
手に入らないままにしておく、っていうのは、逆説的に必要なものを手に入れる機会なのかもしれない。と思う。
必要なものは意外に巡ってくる。
しかも割とぎりぎりに。
あと大体のことはなくても大丈夫だったりする。
だから、それを待てる気持ちを持ちたいなと改めて思った。
写真は、特に意味なし。
ひなまつりの時のハマグリがとても大きく綺麗だったので乾かしているところ。