Fujifilmの新しい中判カメラ。
噂では、今日(5月23日)に、同社の中判カメラシリーズであるGFXシリーズの新型機「GFX 100」が発表される見込みです(執筆時点)。
センサーの画素数は約一億画素ということで、一眼レフタイプのカメラとしては初の1億画素超えとなる機種となりそうです。
中判カメラ自体はフイルムの時代から主に大伸ばしやクオリティーの追求の必要性からコマーシャル用途で使われてきました。ただ、このミラーレスカメラ全盛期に中盤フォーマットのセンサーを搭載したカメラを出す意味は以前よりも大きいと感じています。
フルサイズミラーレスの筐体がスリムかつ軽量化した今、中盤タイプのカメラがより身近に扱いやすく進化していくと思っています。
その第一号がFujifilmのGFX 100というわけです。
ハッセルブラッドがX1Dを発売し、FujifilmもGFXのバリエーションを増やして力を入れているあたり、そう遠くない未来中盤センサー搭載カメラを持って気軽に撮影に望む人も多く見かけるようになるかもしれません。
個人的にはカメラのミラーレス化と来るべきグローバルシャッターの恩恵を一番受けるのは中盤以上のセンサーを搭載したカメラではないかと思っています。
それは、スマートフォンとの差別化という意味でも広大なセンサーのパワーと圧倒的なクオリティー、そして「写真を撮っている感」を感じさせてくれる写真専用機として究極かもしれない。
正直プロの使う道具としてはフルサイズミラーレスもまだ現場を選ぶレベルの使い勝手なので、このGFX 100がすぐに様々な実際の現場で使われるとは考えにくいですが、それでもこのモンスターカメラを作り出したFujifilmは先見の明があると思っています。