もつ鍋とのウソみたいな本当の話(2)
こんにちは。でめきんです。このnoteを読んでいただき、ありがとうございます。
前回の内容
前回は、馴れ初めをお話ししました。まあ元々幼なじみという関係もあり、カップルはどういうものなのか、付き合うとはどういうことなのか、そこから勉強していく段階でした。そして3月末、初デートを迎えます。特にノープラン、思いつきのものでした。
初デートに至るまで
そもそも、デートをする、という考え自体なかなか頭に浮かんでこなかったですね。話してるだけでも十分満足できる、そういう関係ですから。まあただ、彼女からデートしたいと要望があったこともあり、初デートが実現することになりました。
中身
初デートのプランは、僕に一任されました。しかし、そんなにデートスポット等に詳しくないことや、恥ずかしさも相まって、オシャレなところは敬遠してしまいました。結果的に、初デートは天文科学館ということになりました。学生入場無料なので電車代だけでいいや、というケチなところが出てしまいましたね。このプランを彼女に話したところ、快く快諾してくれました。不安だっただけに安心したのを覚えています。
そして当日を迎えます。特に緊張はなく、自宅の前で待ち合わせました。駅まで自転車を漕ぎ、そこから電車に乗る、ここまではただの移動でしかありませんでした。電車に乗ったとき、彼女が「今日楽しみだね」的なことをボソッ。そこで、あ、今日デートなのか、と再認識です。最寄りから天文科学館までは少し距離があるので、たくさん喋りながらゆっくり歩いたと思います。プラネタリウムの時間まで中の展示物を見て、時間を潰しました。この辺から鮮明に記憶に残っています。プラネタリウムの内容までも。
カップルとして
プラネタリウム開演までは、特にカップルらしいこともせず、ただの幼なじみ、いつも通りの調子でした。僕がボケて彼女がツッコむ、これだけでも楽しいんですけどね。開演時間が近づいてきたので、プラネタリウムに向かいました。入場し、席を見つけて座りました。座って少ししたとき、彼女が僕の肩に頭を乗せてきたんです。驚きました。何も言葉が出てこず、気付けば周りは暗く、静かになっていました。ここから一気に暗くなり、上には満天の星空が広がるわけですが、僕の心には一抹の不安がありました。「僕の肩から頭が離れてしまったとき、彼女と僕も離れてしまうのかな」プラネタリウムの神秘的な雰囲気がこんなことを考えさせたのかなと思います。そこで僕は彼女の手を強く握りました。これが僕にとって、初めて異性と手をつないだ瞬間となりました。
ここまででお腹いっぱいだと思いますので、今回はここで終わります。初デートの話はここから何か面白い展開が待っているわけではないので、これで終わりにします。
読んで頂き、ありがとうございました。
次回は、「もつ鍋はどんな人間か」をお話しします。
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