税のセミナーのご案内
7月28日㈰に富山県のわくわく空間kitEN(キテン)で、セミナー「税のナレッジ共有会~税務調査はブラックボックス~」を開催します。
ナレッジとは「知識」「知見」などの意味を持つ「knowledge」が語源だそうですが、ビジネスでは、「事例」「有益な情報」「付加価値のある知識や経験」などの意味合いを含んで使われているようです。
レアな仕事をしてきたレアキャラな私が、
税務署で調査担当をしていた頃、
国税不服審判所で働いていた頃、
国税局で、調査担当者が調査してきた内容や証拠から課税できるかを判断していた頃
に感じていた税の世界がブラックボックスだと言われるゆえんについて話します。
先日、マルサの仕事を取り上げたクイズ番組があっていて、ここまで表に出すんだなと思いながら見ていたんですが、私は査察の仕事をしたことはないので、本当のところはわかりません。
それでも、マルサの仕事をカッコイイと表現する人だったり、クイズを楽しむゲストの方々をみて、税の仕事を知るきっかけになってくれればいいなと思いました。
私が調査担当者だった頃、経営者の理念が素晴らしいと感動していたところ、脱税していた事実が判明したとたんに経営者が豹変し、ショックを受けたことがあります。
「ジキルとハイド」は薬によって、人格が変わった話しだったと思いますが、人はお金によっても同じように二重人格みたいになる人がいる、そんな思いで仕事をしていました。
また、国税不服審判所で、不服事案の審理をし、納税者の声を聞くことで、不公平不平等が生まれる理由の1つに、納税者と税務署との対立構造があること知りました。
不服事案については、公表されているものもありますが、どれだけの人がその存在を知っているのかなと思います。
また、オープンにされている「調査手続の実施に当たっての基本的な考え方等について(事務運営指針)」を読んだことがある経営者の人はどれだけいるのかなと思います。
もし、税務署の組織や税務調査がブラックボックスでなかったら、
調査時にどう対応すべきかの知識があったならば、
きちんと調査時に経営者の意見を代弁してくれる人がいたならば、
これらの「たられば」を、現実のものとして対策ができれば、きっと霧が晴れたような気持ちで邁進できるはずです。
興味がある方は、こちらから申し込みください。