心願成就 仕事に呼ばれる
幼い頃は幼稚園の先生、学生の頃は教師になると言っていました。
それは私の希望ではなく親の希望でした。
公務員になるように親に言われ、レールから降りることもなく、国税の職場に進んだわけですが、税務署で働き、29年務めた後に税理士登録するとは思っていませんでした。
私が就職した平成2年は、バブルが終焉を迎える頃で、まだまだ色濃く男社会が残り、セクハラもパワハラという言葉さえもない時代で、定年まで働くのが当たり前でした。
まだ国税専門官の女性の採用は少なく、男社会の中での生きにくさや、厳しい仕事内容に涙がこぼれても、「石の上にも3年」とか「嫌なことも給料のうち」などと言い聞かせながら、60歳の定年まで勤める予定でした。
いつのまに終身雇用が崩壊したのか、働き方改革により意識が変わったのか、当たり前が当たり前でなくなりました。
頑張れなかった、逃げ出した、途中で諦めたなど、転職するイコール「負け犬」のようなイメージをもっていました。
それが、自分をもっと評価してくれるところへ、もっと良い給与のところへ、もっと働きやすい所へと転職はマイナスではなくプラスなことだと認識が変わりました。
本当にやりたいことがあればチャレンジを応援するし
心がボロボロになって、ご飯も食べれない、眠れないほどの辛い思いをしてまで、そこで働く意味はないと思います。
でも、転職しても、同じように辛くて涙することがあると、修行は終わっていなかった、と思うようにしています。
何をしたいのか、どう働くか、自分がやりたい仕事にたどりつくことができれば、それはとても幸せなことです。
自分を大切にすることで選択肢が見えてきます。
誰のためでもなく、自分のために選択をする、そんな生き方を応援しています。