アコニャン
シュヴァルツシルトの会、出演者について
アコニャン!
今回、自分で企画しよう!という清水の舞台から飛び降りる思いに駆られてしまったのは、アコニャンとの出会いがきっかけでした。
元々、お二人のメインのバンドでもあるNYANKOSという3ピースハードコアメタルバンドで2019年に徳島で対バンしたのが出会いでした。
ギターボーカルの、どちらかというと大人しそうに見える女の子が、基本的に16でガンガン刻んで、そこに速弾きやらスウィープやらエイトフィンガーやらテクニカルなプレイをやる傍らデス声で叫びまくり、それをリズム隊が変拍子も織り交ぜながら支える様は、ビックリしたというか、あぁ、怖そうだから目をつけられないようにひっそりしておこう…と思いました。
でも、楽屋でリズム隊の方々と一緒になったときに、そんな不安とは裏腹にすごくお二人とも話しやすいお人柄で、まず僕はそのギャップに萌えてしまいました。
しかし、あのテクニカルデス声系お姐さん、略してデス姐とは会話する勇気は持てずその日を終えたのですが、いつしか、デス姐は松島さん、というお名前だと知り、気づけば気軽に話ができるようになってました。
アコニャンはニャンコスとはまた毛色が変わって、物悲しくも美しいピアノの調べと、全身全霊何かに捧げるようにドラムを叩く、というかシバくミヤさんの2人が作る音の世界がすごく好きです。
そして、観る人を突き放すような出で立ちと裏腹に、観てくれる人達に良いライブを届けようと思ってめちゃくちゃ真剣にライブに取り組む姿勢が好きです。
深々とお辞儀をしてから始めるのも、声が時折震えるのも、真剣が故に、とわかった時に、それまで観てきたものが全部繋がって、その全てが衝撃となって胸に刺さりました。
中でも1番好きなのは、ミヤさんがすごく練習熱心な理由です。
練習してる人か、そうでないかは、なんとなくライブ見ただけで分かります。ミヤさんは凄く練習を大切にされてる方なんだろうな、とは思ってました。
そんな先輩が練習を大切にしているだけでも、許されるならサボりたい、なんなら人間生活の全てをサボってしまいたい願望の塊の僕からしたら叱られたような思いなのですが、その理由が、松島さんを輝かせるため、と聞いてまた衝撃。
ライブで全身全霊をドラムに捧げる姿を思い出して、自分じゃない誰かを輝かせる姿勢は美しい、と気付かされました。
そんな2人が演奏する曲はどれも好きなのですが、中でも「たかく」という歌が好きで、どうにか、これ僕が作ったことにならないかなぁ、と思う位好きで、しれっと弾き語りで何回もやってしまいました…すみません。
こんな2人の作るなんかいろんな感情が交錯する世界観を、是非とも目撃して欲しいです!
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