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【スイス】グリュイエール工場見学(1)


チーズプロフェッショナルの勉強を始めてみたものの、いきなりpHやプラス・マイナス電化など化学の授業みたいな内容。そしてチーズのもととなるミルクをつくる牛のライフサイクルなど生物の授業もあり、文系の私は面食らっています。早く国ごとのチーズの勉強に行きたい!

ですが、この最初のところの農業や製法に関する章はとても重要なはず。ワインの資格のWSET Level3では、原料のブドウの生育を知ることや製法は避けて通れないパートでした。結果、ここを理解することで、それぞれのチーズの違いがよりわかるはず。

ということで、机に向かうより行動するのが好きなので、早速スイス国内のチーズ工場見学に行ってきました。やはり製造工程を目の前に見ながら解説を聞くと、頭に入ります。写真や動画と共に製造工程をご紹介します。

スイスNo.1チーズの産地へ

グリュイエールはスイスのAOP(原産地名称保護) の中で一番生産量が多いチーズです。フォンデュに使われるチーズです。

La Maison du Gruyèreは首都ベルンから1時間半程のスイスフランス語圏にあります。アルプスの山が見えるのどかな村にあります。道中の車窓からも牛さんたちがたくさん見えて、ミルク、そしてチーズの生産地に近づいている感じがしました。

La Maison du Gruyèreで入場料を払い受付を済ますと、チーズの試食がもらえます。6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月の熟成の違うものです。
音声ガイドは日本語で聞けます。

見学の最初は、アロマのコーナー。
アルプスの高原の花々、スミレ、スイセン、ユリ、スモークの香り。
これらは、牛が育つ環境の香りです。 

グリュイエールチーズからは75種類のアロマが取れるそうです。
おそらく牛からとれるミルクに含まれる香り、製造や熟成の過程で複雑なアロマが出てくるのかと思います。

干し草や製造に使う道具を手で触ることもできます。


昔のチーズづくり

館内には昔のチーズづくりの道具が展示されていました。
説明書きが無かったのですが、こんな用途でしょうか。
🐮ミルクを温めて凝固する釜
🐮ミルクを計量する測り
🐮型詰めの木枠
🐮まわし車の様な道具は成形用?
🐮熟成の棚


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