原作の改編への理解
私自身は、もし自分の作品がアニメ、ドラマ、映画化された場合、別のものになっても受け入れると思いますが、原作を愛している人たちにとって、原作者の方にとっても、原作の改変はとても受け入れられないことも多々あるようです。
そうした読者の存在は、原作者としては、とてもうれしくありがたいことだと思います。
私が愛読していた「ラーメン才遊記」がドラマ化されたさい、底意地が悪いが人間味もある芹沢さんという男性が、ドラマではやり手の女性になっていて、芹沢というキャラがなくなっていて、おもしろさも半減しましたが、別のものだと思うことにしてみていました。
原作者が作品の改変を望まない場合は、ドラマ化のオファーは断るべきだと思います。
漫画がアニメ化、ドラマ化、映画化になったさい、いろいろとアレンジされるのは私はよいと思っています。表現方法がかわるので、原作どおりにしても、原作のおもしろさが伝わらないかもしれませんし。
第一、長編の場合、映画一本でまとめるのはとても難しいと思います。
アニメ、ドラマ、映画は別の監督、演出家がいるかぎり、原作者とは異なる表現をしたいものがあるはずなので、別物だと思うほうがよいと思っています。有力事務所などから押しつけられて、大人の事情で監督や演出家の望むキャストと配役ができないこともあるでしょう。
音楽では、BEATLESの完コピのバンドが外国では人気ですが、私には退屈です。
オリジナルに寄せるたびに、オリジナルのよさが隠れてしまう感じがしました。
楽曲をミュージシャンたちが自分なりにアレンジして発表してきたのは、昔からで、ファンもそれを喜んでいました。
私の経験としては、弟が、私のショートショート『解脱マニュアル』を改変して、ブログにアップしたら、女性の方からクレームが来たと話して笑ってしまいました。そのショートショートは男性が主人公で、おバカなキャラとして書いたのですが、弟はそのキャラを女性にしてしまっていたわけです。私は基本、女性を悪役にすることを好みません。
そこで、今回は、私のオリジナル曲、「白鳥の詩」を弟のJUNKがアレンジしたライブ映像をアップします。私には無断で演奏していたとあとで聞きましたがとてもうれしかったです。オリジナルの二番の歌詞がカットされていますが、私はとても気に入っています。歌い方もパワフルです。よろしかったら聞き比べてみてください。😊
エンタメ業界を応援しています。🙋
(了)
星谷光洋MUSIC『白鳥の詩・JUNKバージョン』
星谷光洋MUSIC『白鳥の詩・星谷光洋バージョン』