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言葉が軽くなってきました

兵庫県の知事選挙に関して、百条委員会の委員の方が先日、情報の流出をさせた責任をとって、「メール」で辞職願いをだしたということで、時代だなと思いました。

現在では、代理で退職の手続きをしてくれるサービスもありますし、メールやLINEで、退職願いや届けをする人たちもいます。
NHKや民放でもAIさんによる語りがふえてきましたし、私自身も動画ではAIさんを使わせていただいていますし、ボーカロイドと音楽ソフトで作成もしてきました。

そうしたこともあり? 先の行為に関しては、私はよいともよくないとも思いません。

なかにはそんなメールやLINEなんかで退職願いなど、認められないとお怒りになっている方も多数おられると思いますが、私の経験では、複数回、退職願いをだしてきました。
便せんに「一身上の都合に……」と書いて、封書に「退職願い」と書き、上司にお話をしたあとに退職願いを渡すという流れでした。これもまた、いわゆるセレモニー、形式的なものなので、メールやLINEでも似たようなものかもしれません。

ただ、人間関係において、メールやLINEだと、微妙なニュアンスが伝わりにくいとは思います。「ありがとう」の言葉、「ご愁傷さまです」の言葉も、電話や会って話すニュアンスはいろいろとあります。

思いやりが込められている言葉と、形式的な言葉はやはり重みと情愛、冷たさなのか、あたたかみがあるのか。

言霊は生の声が大事だと思っていますので、祝詞奏上、奉唱は私の生声でしています。

ネットでお墓参りやネット参拝もありますが、目を閉じて、手をあわせて心のなかで先祖を供養する。神社を思い浮かべて祈るほうが伝わると思いますよ。

よいことかよくないことなのかはわかりませんし、時代の流れでもあるのかとは思います。今にはじまったことではありませんが、より、言葉が軽くなってきた。言霊の霊力が弱くなってきていると感じます。

               (了)


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星谷光洋
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