語ってみよう~BOOWY~
今年結成40周年の群馬が誇るロックバンドBOOWY
大体10年か5年周期にずっと隠し続けてきたライブ映像を出したりして来てるバンド
ということで今年何かあるかもしれないのでBOOWYを振り返り、BOOWYを知って、BOOWYを愛そう
BOOWYとは?メンバー紹介
Vo.氷室京介
群馬が産んだ最高ボーカリストでBOOWYの曲の作詞を大半やってるのが氷室京介
BOOWY結成時は氷室狂介として活動していたものの京都で占い師に名前が悪いとのことで京介に改名
その後徐々に売れ始めたのでもしかしたら占い師が凄かった…?
ちなみに群馬の某高校出身なのだが、そちらには氷室京介の名前ではなく氷室京介の本名で著名なOBとして名前が載っているという晒し行為に近いことをされていた現在は削除済み
Gt.布袋寅泰
ギターが歌ってるかのように弾く男こと布袋寅泰
氷室が大半の曲の作詞を手掛けてるとしたらBOOWYの大半の作曲は布袋
そして実は作詞家としてもBOOWYで名曲を作っていたりするなどBOOWYを語る上では欠かせない男
BOOWYを結成する時氷室から直接呼び出された時殴られるかと思ったらしい
ちなみに群馬でも有名なクリスチャンスクールに通っていたものの長髪でいることを注意され「なぜイエス様は長髪なのに僕たちが長髪なのはいけないのか」と逆に先生に問い詰める等結構肝が据わってる
ちなみにその学校を中退したことになっているがOBとして未だに有名で住所録が色々出まわったらしい
Ba.松井常松
ミスターダウンピッキングこと渋い男松井常松
プロのミュージシャンとして活動していた中氷室に誘われBOOWYへ
現在は松井常松の名前で活動中
高崎へ行くとFMラジオのパーソナリティーをしているので今一番会いやすいBOOWYのメンバーかも
Dr.高橋まこと
最後に加入したメンバーで年長者の高橋まこと
原子のドラムと言われるほどパワフルなドラムス
この他3名ほど脱退したメンバーがいるが彼らを語る際に名前を出すとする
基本的にはこの4人がBOOWYのメンバー
BOOWYの活動を振り返りながら楽曲紹介
さてさてBOOWYの活動を振り返りながら楽曲紹介となって行くが
このBOOWYというバンド日本一ブートレッグのあるバンドと言われるほど小規模なライブなどの音源が簡単にネットで見つかる
一説には(今後バンドが大きくなって)売れると思って映像をあえて残していたと言われるほどで
実際P2Pが流行っていた時代やBOOWYブーム(*BOOWYが現役でやっていた頃ではなくバンドブームやBOOWYのCDが再版されていた頃等)に西新宿などで結構流通していたとか
本来ならブートレッグ等の映像を使いたくはないがライブで映える曲等が多いのでちょっと使います
1stアルバムMORAL
エアロスミスとアナーキーとサザンを足して3で割ったバンドと当時表記されていたという話があるアルバム
音楽としてはロックというよりパンクよりの音楽に近い(音楽性と作詞のメッセージ性が特に)為評価は低いアルバムに
ただこのアルバムからBOOWYは代表曲となる「NO.NY」と「Image Down」そしてラストライブでも歌われる「On My Beat」など彼らのキャリアを語る上で外せない曲が多い
というのもこのアルバムはメッセージ性が高すぎる曲が多く「WATCH YOUR BOY」や「School Out」等当時の世情や事件に影響を受けたものが多かったためリリースが伸びたりしたとか
その為はっきり1stが出るまでの間に結構曲が出来ていたとか
当初は特に思いはしなかったものの氷室自身も前述の「School Out」を聴いて中退しましたというファンの声を聴いて作詞の影響性を目の当たりにしたとか
この1stアルバムは後にMORAL+3として未発表曲を追加したverが発売されることに
個人的には荒々しいのと中期以降のBOOWYのイメージが強いので正直のちのちのBOOWYのイメージが強い人間には癖がありすぎるアルバム
曲リスト(*がついてる曲はおススメ)
1.「INTRODUCTION」
2.「IMAGE DOWN」*
BOOWYとしてはほぼ全公演で歌われることになる曲
3.「SCHOOL OUT」
4.「ÉLITE」
5.「GIVE IT TO ME」*
6.「No.N.Y.」*
Image Down同様BOOWYのほぼ全ライブで歌われてる定番曲
7.「MASS AGE」
8.「WATCH YOUR BOY」
9.「RATS」
10.「MORAL」
11.「GUERRILLA」
12.「ON MY BEAT」*
氷室のソロ後期でも歌われるなど結構思い入れの強い楽曲
13.「ENDLESS」
動画を載せるとしたら作詞の事を考えるようになったschool outのライブ
2ndアルバムINSTANT LOVE
BOOWYのアルバムで一番扱いにくいアルバムかもしれない
と、個人的には思うアルバム
BOOWYのベストアルバムであるTHIS BOOWYの中に2ndアルバムから選ばれた曲はない等評価がしにくいアルバム
かと言って良い曲がないのかというとそういう訳じゃなく
イントロの入りがすさまじくお洒落な「Instant Love」や「TEENAGE EMOTION」と「LONDON GAME」の流れるような曲の入り等カッコいいとこはあるが前作とのギャップが凄すぎてビビる
っていうかジャケットからして1stと雰囲気違いすぎ!
ちなみに幻の2ndアルバムというものもあったらしく、この時期ライブで歌われていたものの結局未発表で終わったものが結構ある
僕はリアルタイムを過ごしたわけじゃないのであくまで話だが、ライブで定番曲になったものがおじゃんになったパターンは本当に多かったらしい(だから解散後に未発表曲が公開されたときは結構反響があったらしいが、選ばれたのがうーん…なんでこれ?というやつなので…)
個人的には個々としては輝くものはあるがアルバム通して聴くと…って感じ
ちなみにこのアルバムのFUNNY-BOYは氷室がキャリアを終える前にセルフカバーして音源を出している
曲リスト
1.「INSTANT LOVE」*
マジでイントロカッコいい
2.「MY HONEY」
3.「OH! MY JULLY Part II」
パート2だけどこっちの方が先にできた
4.「FUNNY-BOY」
5.「OH! MY JULLY Part I」
6.「TEENAGE EMOTION」*
脱退深沢氏した深沢氏作詞
氷室と布袋の二人の未来を言ってるように聞こえる
7.「LONDON GAME」*
前の曲とのつなぎが最高
8.「SYMPHONIC」
9.「THIS MOMENT」
3rdアルバムBOOWY
1st、2ndとセールス的にも内容的にも決して芳しいものではなかったBOOWY
レコード会社もビクター→徳間と転々と移っていく(というかクビになっていたらしい)中BOOWYとして存続していくには一枚当てなければならない時期
ライブハウスでは徐々に動員人数が増え次のステップを考えてもいい頃に
ちなみにこの頃布袋は「風の谷のナウシカ」のサウンドトラックに参加したり氷室狂介から氷室京介へ改名など結構BOOWYの個人個人が伸びていた時期
今後の事をじっくり考え東芝EMIと契約しBOOWYとしてようやく波に乗り始めるアルバムが出来上がる
アルバム名がバンド名である所からかなり自信作になっている
このアルバムから作詞家松井五郎氏やプロデューサーで佐久間正英氏と出会ったりとのちのキャリアでも関わってくる人達が出てくる
初の海外でのレコーディング&ライブをする
(時期からするにこの映像がそのレコーディング時期だと思われる)
(ちなみにこのNO.N.Y.はシングルの為に撮った為MORALのとは違う)
(MORALverは途中にジョンレノンの悲報のニュースが読み上げられている)
曲リスト
このアルバムからおススメ以外にも注釈を入れる
1.「Dreamin'」*
BOOWYを代表する一曲
意外と勘違いされるが布袋と松井五郎が作詞
曰く「夢を見てるやつらに贈る曲」の為MCで歌う前に「夢を見てるやつらに贈るぜ!」と言うのが恒例
2.「黒のラプソディー」*
後に氷室がセルフカバー
3.「Baby Action」*
原曲とライブ盤で曲の雰囲気が変わるライブ映えが凄いする曲
アルバム制作前から演奏されていた曲で氷室の経験談からの曲らしい
4.「唇にジェラシー」*
こちらも氷室が後にセルフカバーする楽曲
5.「ホンキー・トンキー・クレイジー」*
BOOWYの代表曲の一つ
Liveでの氷室と布袋のやり取りが物凄くかっこいい
ちなみに歌詞カードに載っていない最後のフェードアウトしていく感じで終わるとこまでの歌詞だが、一部のカラオケなどではそれらしい歌詞が付けられているがあっているかは真偽不明
所謂氷室風英語(文法とか無視したフィーリングで作られた英詩)
6.「BAD FEELING」*
イントロのカッティングが有名でこれを弾けたら一人前みたいなところがある曲
布袋の全キャリアの中でも有名なリフと言える
ちなみに本人がこの曲の弾き方を教えてる動画もある
7.「CHU-RU-LU」*
原曲はBOOWY結成前に氷室と松井が組んでいたバンドの楽曲
8.「DANCE CRAZE」
全編英詩で布袋がメインボーカルとして歌っている曲
BOOWYの中でも異色な雰囲気
ちなみにデモ段階では氷室verも存在する
9.「ハイウェイに乗る前に」*
こちらも制作前から元ネタがあった曲
ライブで定番曲となって行くうちに曲名も「To The Highway」へ
10.「CLOUDY HEART」*
アルバム制作前からあった曲「rock 'n' roll」が元ネタ
たまたまこれを聴いたエンジニアが「CLOUDY HEARTだ」と感想を言ったところからタイトルが決定
ちなみにBOOWYのラストシングル「季節が君だけを変える」にカップリング収録されているためBOOWYの最後の曲という人も多い
このアルバムからBOOWYの勢いは本物に
その為捨て曲なし(ただDANCE CRAZEはあまりにも異色すぎるので好き嫌い分かれる)のアルバムに
変に何かの曲名やらをアルバム名にせずバンド名をアルバムタイトルにするとこが憎らしい
当初はまだホールでのライブは早いと言われていたらしいが即ソールドアウトしたとか
氷室と布袋のやり取りが楽しいホンキ―トンキークレイジー
4thアルバムJUST A HERO
3rdアルバムのBOOWYで初めて結果を残したものの世間からはまだ認知度がそこまで高くなかったものの布袋が歌手の山下久美子と結婚と色んな意味で知られてくるようになった
そんな中での4thアルバム
全体を通して捨て曲がなかった前作と比べ色んなアプローチをした曲が豊富で実験的なアルバムに見えるJUST A HERO
中でも1994 -Label Of Complex-では吉川晃司が参加するなど当時ではなかなかやってのけないことをやったりする
ちなみに当時ちょうどCDの普及率を上げるためCDにだけ「plastic Ocean」が収録されている
ちなみにこのツアーの模様を収録したライブアルバムものちに発売される
曲リスト
1.「Dancing In The Pleasure Land」*
2.「Rouge Of Gray」
3.「わがままジュリエット」*
BOOWYの代表曲の一つ。氷室が家にあるもので売れるモノを売って金を作って拵えた作品という話を聞いたことがある
4.「Plastic Ocean」
5.「Justy」*
6.「Just A Hero」
全体的に暗めな雰囲気が漂う中徐々に上がっていくナンバーBOOWYの曲としては一曲が長め
7.「1994 -Label Of Complex-」
吉川晃司とのツインボーカル。ある意味吉川晃司の人生を変えた一曲だと思う。
解散後このタイトルの数字から1994年に再結成するのでは?そんな噂も流れたとか
8.「ミス・ミステリー・レディ (Visual Vision)」
9.「Blue Vacation」*
原曲とライブでは結構印象がかわる曲
10.「Like A Child」
数少ない松井常松が作詞の曲
11.「Welcome To The Twilight」
野音での印象が強いblue vacation~justyを動画では紹介する
運命を変えたアルバム5th BEAT EMOTION
前作から8か月ほどで作り上げたアルバムでBOOWY史上最高と言われるほど
そう言われるだけの構成&曲が入っている
実際売り上げは約120万枚&オリコン初登場1位など何の文句も付けようのない出来
前作と同じくBOOWYっぽくない曲もあるが気にならなくなる不思議
このアルバムで初めて4人が個人で作詞した曲が入っている
このアルバムでBOOWY人気はピークに
群馬テレビとかはBEAT EMOTION前から出ていたりしたが全国区の番組に出るように
氷室が初恋の子と再会したりするなどある意味珍しい姿が見れる
個人的にはボーリングをする4人の姿や
コタツで鍋をつっつきながら喋る(へー氷室って鍋食べるんだ)
ちなみに山田邦子とは仲がいい
あとオールナイトニッポンにも出たりしている
初めてアルバムタイトルの曲がないアルバム(同名のツアーは以前あった)
このアルバムが解散のきっかけになってしまった
曲リスト
1.「B・BLUE」*
2.「ONLY YOU」*
3.「RUNAWAY TRAIN」*
4.「BEAT SWEET」*
5.「NOISE LIMITTER」
6.「DON'T ASK ME」
7.「B・E・L・I・E・V・E」*
8.「SUPER-CALIFRAGILISTIC-EXPIARI-DOCIOUS」*
英語で世界一長い単語からとってると思われるがちょっとスペルが違う。
曲調もBOOWYには珍しい楽曲
布袋作詞
9.「DOWN TOWN SHUFFLE」
10.「WORKING MAN」
松井常松作詞でBOOWY代表曲
高橋まこと以外全員セルフカバーしてる
11.「RAIN IN MY HEART」
松井常松作詞
12.「DRAMATIC? DRASTIC!」
高橋まこと作詞
13.「OUR REVOLUTION」
14.「SENSITIVE LOVE」*
後期のアルバムの中で一度もライブで演奏されることがなかった名曲
ちなみにこのアルバムの曲名の仮タイトルが有名でRAIN IN MY HEARTは「四十肩には生ギター」とよく意味の分からないタイトルだったりとギャップに驚く(四十肩にはまだ早いというタイトルという説もある)
BOOWYの代表曲でライブ序盤に歌われることの多かったb・blue
キャリア総決算のLive CASE OF BOOWY
こちらはBOOWY活動時には出なかったがキャリア総決算の1stから5thまでの曲が2部構成で歌われたBOOWYの特別なライブアルバムを紹介
当時発売されたライブアルバムはJUST A HERO TOURだけだったが解散後多くの音源を発表するようになった
そのうち発表されたものの一つがCASE OF BOOWYである(ライブビデオとしては発売されていた)
神戸と横浜の2公演
ちなみに01年に最初のCASE OF BOOWYのライブアルバムが出て
その6年後の07年にコンプリート版が発売され
その10年後の17年に各公演のコンプリートが発売される
LAST GIGS同様小刻みに音源を発表したので個人的に何個おんなじの買わせるの?って思った
何故このライブを紹介するかと言うと先にも述べた通り1stから5thまでの楽曲を満遍なくやっている
つまりライブ定番曲から漏れていった曲もやっているのだ
大体3rdアルバム以降の楽曲が中心に演奏されることが定番となっていたので1stと2ndが当時のアレンジでやっているので必聴!
個人的に1stと2ndの評価が難しいという理由はここにある
正直オリジナルverでも良いところがあったりはするのだがやっぱり中期以降を知っていると違和感バリバリ
だが、こちらのライブバージョンを聴くとイメージがガラリ変わる
例えば2ndアルバムのTeenage~London GameがCASE OF BOOWYだとこうなる
なにより1stの曲がカッコいい
荒々しいサウンドで初々しさのある曲だったのがこうなる
え?イントロからカッコいい?(どうでもいいけど氷室にここまで言わせる女性ってどんなやつなんだ?)
今現在昔のCASE OF BOOWYを買うのは逆に難しいので一番新しいCASE OF BOOWYの音源買いましょう
正直ライブバンドとしてのBOOWYを楽しむなら絶対このライブが一番
ラストアルバム6th PSYCHOPATH
BOOWYラストアルバム
まずセールス的にこのアルバムが凄いのは当時日本でも人気のあったマイケルジャクソンのアルバム「バッド」を押しのけ初登場一位を獲る
前作以上にロックテイストの強いアルバムに
聴いてみるとわかるがどこか別れを意識しているようなメッセージ性の作品が多い
その為当時のファンはこれで終わってしまうのではないかという噂も流れてたとか
曲リスト
1.「LIAR GIRL」*
イントロが綺麗な曲で一気に弾きこまれる楽曲
氷室の好きな女性観っていっつもぶっ飛んだ女性だなって思う
2.「ANGEL PASSED CHILDREN」
3.「LONGER THAN FOREVER」*
確か氷室が自身の奥さんに送った曲
4.「GIGOLO & GIGOLET」
5.「RENDEZ-VOUS (LIVE IN HAMBURG JULY 1987)」*
ライブverと書かれているが実際はこのようなライブはやっていなく疑似ライブサウンド
こういう表記だったため問い合わせもあったとか
6.「MARIONETTE」*
BOOWYの代表曲
氷室節というか氷室独特の歌い方が光る曲で意外と歌うのが難しい
(豪華なメンバーのカバーだが…)
イントロのギターがカッコいい
MVはアニメ部分をガイナックスが制作と当時としては異例のMV
ちなみに未発表曲で同名の曲があるがそれとは全く関係ない
7.「PLASTIC BOMB」*
ノリノリなナンバーだが「手遅れになる前に」といった何か意味深な単語が出てきている
あと人生で一度も聞いたことのない「ディアパパ!ディアパパ!」というコーラスを聞ける
リリースして数十年経つが何なのかわからない
ちなみに氣志團がSTAY HOME期間にカバー
8.「PSYCHOPATH」
最後のアルバムのタイトルであり非常に難解な曲
全編英詩で和訳はされていない為まず意味を読み取るのも結構難しい
自分とDr.Feelmanの話でどうやら自分は病んでいる状態の歌詞
難しく考えなければ「BEAT EMOTIONで今の位置まで登ったが故のBOOWYのメンバーの苦悩」と捉えられることもできるが…
9.「CELLULOID DOLL」
10.「FANTASTIC STORY」*
これまた意味深な曲
悲しげな声で歌う氷室が綺麗
11.「MEMORY」*
失恋と言うか別れを表している作詞に凄く聞こえる
そりゃこれを聴いたら当時のファンももしかして解散する?と心配になると思う
自分ひとり消えれば誰も傷つかずに済むという氷室の美学が詰まってる
12.「季節が君だけを変える」
BOOWYのラストシングルにあたる楽曲
この楽曲は楽曲以上にMVの認知度が高いイメージ
と言ってもMVとして評価が高いわけじゃない
これは当時のBOOWYファンの若者を呼んでエキストラ出演させているもの
その為凄まじく濃い個性あふれる若者が続々出てくる
なにか書いておきたいが、多分見た方が早いので見た方がいい
解散宣言1224
BOOWYファンにとって1224という数字はとてつもなく意味のある数字
個人的にとりあえずBOOWYで見ておくべきLiveは
前述のCASE OF BOOWY
解散宣言をしたツアー最終日1224
そして本当に最後のLAST GIGS
ということで見るべきLiveの一つである1224でありますが
これをLiveとしても見る価値がありますがBOOWYのドキュメンタリーとして見る価値あり
ただこの解散宣言Liveをそういう風に見るには前知識がないとやはり…と言うものがあってちょっとその説明みたいな感じで紹介してきました
この頃は圧倒的なカリスマ性を放つ氷室と布袋の不仲説がバチバチ
そして氷室が目指したロックスター像とはまた違う扱われ方
所謂ビジュアルを求められるアイドルの様な感じになっていたとも
そういった色々な思いを読み取りながら、このLiveがとんでもないものだという雰囲気の中見ていくとBOOWYのメンバーそれぞれのちょっとした動きがどんなにさり気ないものでも意味が違って見えてきます
特に見るべきは解散することを発表する前に氷室が布袋に視線を送った時に布袋がその視線を流すところ
このアクションが本当に不仲だったのではないか?と思わせてしまう所以ではあるのですが…
「フォークのバンドじゃねーんだから、ジメッとすんのは似合わねーと思うから、最後にビシッと贈るぜ、Dreamin'」
解散発表後
解散翌日の全国紙の新聞で上記のような広告が大々的に
これによってBOOWYの解散はすぐさま世に広まった
この最後のGIGSことLAST GIGSの開催が決定
ちなみによくよく解散ライブと言われるLAST GIGSではあるが、メンバー内では1224が解散ライブでLAST GIGSはその同窓会みたいなもの(ある意味再結成)と述べてる
この期間に行われたのが所謂解散商法と言われるもので
BOOWYの未発表の曲を出した
それがビクターから出た「DAKARA」というシングルと「MORAL+3」と言うアルバム
「OUT!」「LET'S THINK」「DAKARA」
この三曲のうち「Let's Think」はCASE OF BOOWYでやってはいたもののやはりその時と比べると別物
しかし皮肉にも解散したバンドの未発表曲という事で売れてしまう
当時酷評されたアルバムがこのような形で曲などを評価されて売れるわけでなく便乗商法による勢いで売れるのは実に悲しい
ちなみにシングルはオリコン2位
アルバムはオリコン1位と本当にビクターは美味しい思いをした
ちなみに徳間ジャパンも「INSTANT LOVE」を便乗で再販し、オリコン3位
しかしシングルとして出した「INSTANT LOVE」「OH! MY JULLY Part I」「MY HONEY」「FUNNY-BOY」は…
しかもビクターと徳間ジャパンは02年に当時BOOWYの1224やLAST GIGSなどの未発表映像の発売した後にもう一度便乗しリマスターした作品と何故かトランスリミックスverの楽曲をつけたアルバムを出すという商魂たくましいことをやってる
しかしながら先に述べたように1stと2ndは本当に多くの楽曲を作っていることは知られておりLiveでやってたのに没になった曲も多くあったのでそれを売りに商売するのは当たり前っちゃ当たり前なのかも
(最後に所属したEMIもアニバーサリーの度にBOOWYのベストアルバムや完全版の映像などを小刻みに出すなどビクターと徳間に比べたらまだましなだけで同じようなことはしてる)
この事に関してはメンバーもやはりいい顔をしていなかったらしく特に未発表に至るまでの理由があった曲たちがこうして世の中に出ることを嫌っていると発言していた
最後のLive LAST GIGS
1988年04月04日05日の二日にわたって公演
述べ95,000人分のチケットは10分でソールドアウトし、電話回線をパンクさせるほど
ちなみにこのLiveのパンフレットでは氷室京介のアンダーヘアーが見れる
今でこそコンサート会場として使われ始め色々改善したが当時はまだ出来て一か月くらいの為色々と大変だったらしい
という事で個人的BOOWYの見ておかなきゃいけないLiveの最後LAST GIGSなわけですが映像としてCASE OF BOOWYと同じく未だに2日間の完全版は世に出ていない(音源は出てるけど)
今までの経緯から行くと月日を重ねれば何かの記念とかで出なくはないと思うが現実問題もう厳しいかなぁ
やはり2日で大きくセットリストが変わっていないものは旨味がないというか
ライブバンドBOOWYの真骨頂を楽しめるのはLAST GIGS
アルバムには収録されなかった曲たちor後に発表された曲たち
ってことでLAST GIGSをもってBOOWYは4人それぞれの道を進むことになるわけですが、先述した通りその後色々なCDが発売されていきました
解散から3年後の91年にBOOWYのコンプリートアルバムが発売
レーベルの壁を越えて今まで発売されたものを網羅したボックスを発売
この中には解散直後にビクターから出た音源は勿論このボックスにだけしか入ってない未発表曲も一曲あるなど初めてのBOOWYにはちょうどいい
という事でここに入ってる曲で紹介しきれなかったものだけをピックアップ
DISC 9:“SINGLES”より
2.「“16”」
「ホンキー・トンキー・クレイジー」のシングルに収録
原曲は「TEDDY BOY MEMORIES」「BOOGIE」
4.「NO.NEW YORK」
1stアルバムMORALのを再収録
DISC 10:“SPECIALS”より
1.「OUT!!」
シングル「DAKARA」に収録されていたもの
2.「DAKARA」
OUTと同じく未発表曲
「DAKARA PART2」と言われる曲があるが、かなり違う作品だとか
3.「LET'S THINK」
上二つと同じく未発表曲だったもののCASE OF BOOWYで演奏されている曲
ただ収録された時期はMORALの収録時期周辺なので雰囲気が全く違う
4.「OUR LANGUAGE」
5.「BEGINNING FROM ENDLESS」
LiveのオープニングSEとしても使われてた楽曲
6.「GIVE IT TO ME (Live Version) 」
85年のツアーで演奏されたもの
MORAL時代とはまったく雰囲気が違う
7.「B・BLUE (Live Version)」
8.「BABY ACTION (Live Version)」
9.「THE WILD ONE (BOØWY & SUZI QUATRO)」
BOOWYが公式で唯一カバーした楽曲
10.「たった一度のLOVE SONG」
このボックスの売りである未発表曲で、今のところLive音源や映像を抜かせば最後に出された未発表曲
6人編成時代の曲なのでこれまた微妙
~時は流れて~
98年初のBESTアルバム「THIS BOØWY」発売
権利の問題で1st、2nd時代の音源はないもののシングルverやLiveの音源を使ってる
ちなみに2ndからは何もない
01年にはCASE OF BOOWYとLAST GIGSの映像化
ここから数年周期でLAST GIGSやら色んなLiveの音源や映像を小刻みに販売し始める
遂に登場、問題児トリビュートアルバム
03年は同じ80年代に活躍したブルーハーツ、尾崎豊のトリビュートが出ていてその流れに乗ったのかBOOWYも登場
メジャー系アーティストがカバーした
「BOØWY Tribute」
インディーズ系アーティストがカバーした
「BOØWY Respect」
これがまた賛美両論になればいいものの批判的な意見が多かった
その理由の大半は参加アーティストの問題
とりあえず曲とアーティストを載せる
BOØWY Tribute
01. PROLOGUE / 中西俊博
02. INSTANT LOVE / DJ HASEBE
03. FUNNY-BOY / アン・ルイス
04. DREAMIN' / Vo:松岡 充、Bass:佐久間正英、Gr:榊原秀樹、Dr:アトミックバナナ
05. BAD FEELING / LA - PPISCH
06. CLOUDY HEART / MOOMIN
07. BEAT SWEET / 岩瀬敬吾
08. わがままジュリエット / RYOJI from ケツメイシ
09. JUSTY / 藤木直人
10. ONLY YOU / NICOTINE
11. B・BLUE / The Spy"C"Dildog
12. 季節が君だけを変える / 朝本浩文(Ram Jam World)featuring MIO
BOØWY Respect
01. IMAGE DOWN / 東京ピンサロックス
02. NO.NEW YORK / KEY GOT CREW
03. MORAL / ロットングラフティー
04. ON MY BEAT / 小島
05. INSTANT LOVE / dibs
06. TEENAGE EMOTION / WIPEOUT
07. DREAMIN' / ザ・マスミサイル
08. ホンキー・トンキー・クレイジー / URCHIN FARM
09. BAD FEELING / Jelly→
10. ハイウェイに乗る前に / SUGAR LUNCH
11. わがままジュリエット / ヴォ-ガス イマージュ
12. B・Blue / Sign
13. ONLY YOU / ノーズウォーター
14. BEAT SWEET / UZMK
15. MARIONETTE / アカツキ
16. PLASTIC BOMB / JAPAN BLOOD
17. 季節が君だけを変える / ムック
18. ENDLESS / SENSHO1500 from smorgas
一番言われたのがBOOWYファンと公言していたGLAYの参加がないこと
例えカバーの出来が悪くても、それを補うくらいの愛のあるアーティストたちの参加であれば一定の評価はされるはずだが参加アーティストが微妙すぎたため彼らなりのアレンジした楽曲は思いっきり批判の対象にちなみにブルーハーツもブルーハーツで結構メンツが微妙な上に後にレゲエトリビュートやHIPHOPトリビュート、はたまたはボカロトリビュートと何をしたいのかわからないそして何よりこの企画が失敗したのはこの頃から氷室がBOOWY時代の曲を解禁したので、わざわざ他人のカバーを聴くより氷室が歌ってるの聴けばいいじゃんってなったとこもあると思う
総括してみる
結局のところBOOWYの存在で日本のミュージックシーンは確かに変わった
もしBOOWYがいなければもっとロックシーンが日本に根付くのは遅れたと思うし、所謂V系と呼ばれるものはもっとアンダーグラウンドになっていたと思う(V系元祖はXと言われてたりするが確実にBOOWYの影響もあると思ってる)
もしBOOWYを今回の事で知ったのであれば
THIS BOOWYもしくはTHIS BOØWY DRAMATICとTHIS BOØWYDRASTICを聴くのが一番だと思う
言い方悪いが、多分ブックオフとかでそれなりの値段で結構置いてあると思うので手にしてみてほしい
今後の展望何か起きるのか
未発表のものを含めた何かが今後出るのか
今までの流れから言うと節目節目に何かしらが出ていたので期待してしまうところがあるが正直もうネタ切れ感は否めない
最近は自叙伝ブームが来ていて氷室以外は何かしらの本を出しているが正直これもまた微妙だし、多分出ても当時の話は流石に時が経ちすぎてるのであやふやになってそう
もう望みないじゃん…
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