RINGO MUSIC POWER LIVE2024
Heroine
2024年も気付くと12月である。
リンゴミュージック関連だけで思い返しても春先のCDのリリースラッシュ、各グループのワンマンや全国ツアー、最高の盛り上がりを見せたRINGO MUSIC FESに地域の細かいイベントも含めるとリンゴミュージックファンは嬉しい悲鳴をあげながらの駆け足(かなり早歩き)な一年になったのではないだろうか。(身体が複数あったらいいのに・・・とこれほど思った年もない筆者でありました。)
そんなとても濃密な1年の締めくくりに行われたRINGO MUSIC POWER LIVE2024"Heroine"は遠征民が気が気ではなくなる程の大寒波が予想される中、リンゴミュージックのお膝元である青森県弘前市の弘前市民会館で開催されました。
昼夜2回の公演を現地と配信で見た筆者の視点からライブを振り返りたいと思う。
今回も長々と綴りますが、最後まで読んで頂けたらありがたいです。
※ネタバレも含む為、アーカイブをご覧になる予定の方はアーカイブを見終わってから読むことをお勧めします。
ちなみに1月4日までアーカーブが有料配信中。ブログの投稿が間に合っていれば是非見てほしい。
オープニング
会場入りしてまず目につく棟方志功の緞帳(どんちょう)に隠れ、会場からはステージの様子はまだ分からない。
開演を待つ間もファンにはお馴染みのスタッフ陣による影ナレなどで会場の緊張感も程よくほぐれ、ライブへの期待感も高まっていく中、開演時間を迎え徐々に照明が落ちステージの幕が上がると目に入ったのは宝塚歌劇団を思わせる煌びやかなLEDで装飾されたステージ幅いっぱいに広がった階段。
そこには王林、ジョナゴールド、りんご娘、ライスボール、アルプスおとめ、リーフと総勢23名のHeroineがファンを待ち受けていた。
まるでミュージカルのような壮大なオープニングを切り裂くかの様なスクラッチ音で突如始まった王林とスターキング・デリシャス(以後SKD)によるラップで空気が一変し、各グループの挨拶代わりのオープニングが始まる。
アルプスおとめ、ジョナゴールド、りんご娘、ライスボール、リーフ、王林とそれぞれ自分たちらしさを可愛らしさとカッコよさで表現。
最後に全員揃ったところで実土里さん
「レディース&ジェントルメン!じっちゃもばっちゃも見でけろじゃ!わだぢのエンターテイメントでなのごとジャワメがせるはんでー!!」
これぞ!青森から発信する青森にしかできないエンターテイメントショーの始まりを高らかに告げ、会場は大歓声の渦へ・・・はじまりはじまり〜。
出演者全員によるサイギサイギ
オープニングの賑やかさから一転し会場は暗転、そして一瞬の静寂。
ジョナゴールドが合図を出し、アカペラによる小山参詣の唱文がHeroineにより唱えられ出演者全員による『サイギサイギ』が始まり、ジョナゴールドの
「今日は一緒に最高の1日にしましょう!!」
で会場のボルテージが一気に高まる。
『サイギサイギ』は今年8月にリリースされたりんご娘の最新ナンバー。
それをジョナゴールドやライスボールが歌唱するというのはパワーライブならではだが、中でもお姉さんグループの最新楽曲を披露するアルプスおとめの姿が見られた事に胸を熱くしたファンも多かったのではないだろうか。(この子たちもいつかは・・・涙)
アルプスおとめ
ニジイロファイター
(1st) ニジイロリンゴ / (2nd) アップルストアーはりんご屋です
パラレループ (中盤からりんご娘とコラボ)
グループ別のトップバッターを務めたのはアルプスおとめ。
小学6年生〜高校1年生で構成されたフレッシュな4人。
2024年は2月に現体制初のワンマンライブを開催し、8月に東京で2日間に渡り対バンライブにも挑戦。大小関わらず地域イベントでのミニライブも精力的にこなした成果がパワーライブで存分に発揮されていた。
1000人もの観客にも動じる事なくパフォーマンスするだけでなく、配信カメラも意識した視線や、観客への煽り、ファンサなど君たち本当に学生さん?と疑いたくなるような堂々たる姿に筆者は驚きを隠せなかった。
恐ろしくアイドルIQの高い佐藤、外崎の小学生コンビ、リンゴミュージックの先輩DIVAにも決して引けを取らない生まれながらのヴォーカリストの髙木、見るもの全てに元気をくれる不思議なパワーの持ち主の櫻庭。
この4人から2025年も目が離せないですぞ!
アルプスおとめとして最後に披露されたパラレループでは途中から元アルプスおとめであるりんご娘も加わり、会場はなんとも言えないエモーショナルな雰囲気に包まれた。最高かよ!
煮りんご娘(ジョナゴールド×ライスボール)
Candy Apple ~恋は焦らず~
アルプスおとめ、りんご娘からバトンを受け取り続いて登場したライスボールとジョナゴールドが歌うのはりんご娘のCandy Apple。
学園の恋愛を歌う可愛らしいロカビリー調アイドルナンバーだが、このメンバーで披露するのはもちろん初。
普段はあまり見せないレアな可愛らしいパフォーマンスにファンたちは普段りんご娘に送るテンションと同じ熱量とリアクションで応戦。
普段なかなか浴びないタイプの応援にメンバーたちもテンションが高まっていてとても楽しい空間になった。
Lucky Heroine
目指せ!ファーストレディ
Lucky Heroineはパワーライブの目玉企画の一つで、X(旧Twitter)でのリンゴミュージックアカウントから発信されていて、王林を除く出演者全メンバーよりくじ引きで限定ユニットのメンバーを選抜するというもの。
くじ引きの結果・・・
アルプスおとめ
外崎
リーフ
長谷川(センター)
木村
本間
工藤
の幸運な5名のHeroineが選ばれた。
くじ引きの様子は以下のX参照。↓↓↓
今回はリーフから4名が選ばれた事で、普段なかなかスポットライトが当たらない子たちにチャンスが巡ってきたわけだが、普段スポットライトが当たらないからと言ってもそこはリンゴミュージックの子たちである。
どの子もお世辞抜きでハイレベルであり、まっすぐなパフォーマンスからパワーライブにかける情熱が痛いほど伝わってきて、どうしても親目線で見てしまう筆者は終始涙腺が崩壊寸前でした。(隣に娘ちゃんが一緒なので泣くわけにはいかない)
最近はアルプスおとめのメンバーが固定されてきた感がありますが、リーフにだってこれだけの逸材がまだまだ控えている・・・恐ろしい程にリンゴミュージックの将来は明るいと言える。みんながんばれ!!
Heroineメドレー
A.D.D (Cool Heroine - 太陽、ジョナゴールド、SKD、櫻庭)
好きみたい(Cute Heroine - はつ恋ぐりん、佐藤)
焼きりんご(Sexy Heroine - 実土里、ピンクレディ、外崎)
ひとり(DIVA Heroine - 水愛、金星、髙木)
パワーライブならではのシャッフル企画はまだまだ続く。
続いては様々なスタイルのHeroineを各ユニットが披露した。
披露される事自体が久しぶりの『A.D.D』はリンゴミュージック内でも特にダンスに定評のある太陽、ジョナゴールド、SKDに先輩に負けじと櫻庭も加わってクールに歌い踊り、改めてリンゴミュージックのダンススキルの高さを見せつけた。
続く『好きみたい』は生まれながらのアイドルはつ恋ぐりんと、これまた天性のアイドルの素質を持つ佐藤が可愛らしく歌い上げたかと思うとSexyな赤い衣装に身を包んだ実土里、ピンクレディ、外崎が艶っぽく『焼きりんご』を披露。
特に普段セクシーさを出さない実土里が魅せるセクシーさに実土里ファンは釘付けだった事だろう。
様々なHeroine像を届けてくれたコーナーも水愛、金星、髙木3名によるDIVA Heroineが『ひとり』を披露。
歌唱に定評あるタレントが多いリンゴミュージックの中でもとりわけヴォーカルに定評ある3名がしっとりと歌い上げた。
余談であるが、DIVA Heroineのみ自身のグループ衣装だったのは、グループを歌唱で引っ張っているメンバーだからという事かと筆者は思った。
LEAF
YOU (Re arrange)
なかなか見られないシャッフルユニットもひと段落、LEAFが登場。
この日のためにリアレンジされたという、りんご娘の昔の楽曲でもある
『YOU』を初披露。
歴史あるリンゴミュージックの楽曲でもこうしてリアレンジされ後輩たちが歌い継ぐというのは熱く込み上げるものがあった。また聞きたい。
また、今回が初パワーライブというメンバーもいて亀田、工藤が紹介された。
他にもこの日は
石岡、本間、宮川、長谷川、木村、古川、千葉、山口(生年月日順)
が出演。フレッシュで可愛らしいパフォーマンスを全身で精一杯披露した。
今回のパワーライブで気になる子がいたら是非応援してみてはいかが?
JONAGOLD
WEEK END (LEAFバックダンサー)
WAVY BABY
(1st) つづいていくよ / (2nd) マジック
ジョナゴールドのターンは『WEEK END』から始まる。
LEAFをバックダンサーに従え、憧れの先輩の背中を後輩たちに見せ、君たちの進むべき道はこっちだぞ!と示しているかのような姿に、リンゴミュージックのバトンがずっとずっと繋がってほしいと思わせてくれるパフォーマンスに感動。
LEAFとジョナゴールド、観客とが叫ぶ「WEEK END!!」で一つになる会場。
ジェイさん、あなたやっぱり凄いよ!
間髪入れず『WAVY BABY』がブチ込まれる。
こちらもライブで定番の人気ナンバー。テンポの良いダンスナンバーながらもチルな雰囲気もあり、熱くなったフロアをほんの少しだけクールダウン。
この辺りの会場の雰囲気のコントロールも抜群でいつも我々はジョナゴールド姉さんの掌で転がされているわけですハイ・・・。
ジョナゴールドのターンのラストは1stが『つづいていくよ』、2ndが『マジック』。
どちらも切ないナンバーだが未来を見つめ、歩みを止める事はないという強い意志と希望を感じる2曲である。
ここにこれまでリンゴミュージックを引っ張ってきたジョナゴールドの強い意志を感じずにはいられない。
今年はLucky FESという大型フェスへのオーディションからの初参加があった。自身にとっては愛踊祭2016以来、久しぶりの出場権をかけた戦いだったと思うが、ファンと一緒になり成し遂げたフェスへの出演でまた一つ大きく成長した1年になったのではと筆者は思うわけです。
2025年も楽しみが盛り沢山なジョナゴールドでありました。
JONAGOLD×ピンクレディ×はつ恋ぐりん
JIGA-JIGA
続いては…実はまだ終わりじゃなかったシャッフルコーナー(歓喜!)
ジョナゴールドがりんご娘時代に残した楽曲である『JIGA-JIGA』も今やすっかり現メンバーがモノにしていて、コロナ禍だったあの頃は出せなかったファンのコールやMIXでまた新たな魅力が加わった。
新旧のりんご娘による『JIGA-JIGA』というだけでファンは嬉しいものだが、現りんご娘では定番の「会いたいよぉ」をはつ恋ぐりんがアドリブで変更するくだりでのジョナゴールドとのやり取りが面白かった。
企画コーナー『真のヒロインは誰だ!ヒロインセリフ選手権』
シャッフル企画の他にある、もう一つのパワーライブならではの大型企画が
『真のヒロインは誰だ!ヒロインセリフ選手権』である。
Heroine全員参加で4チームに分かれ、それぞれのお題にHeroineの気持ちになって応え優勝とMVPヒロインを決めるというもの。
歯が浮くような恥ずかしいセリフに赤面するヒロイン、少しお笑いに走るヒロイン。それらを聞いて悶絶するヒロイン、爆笑するヒロインと様々なヒロイン模様が飛び交ったコーナーだったが、普段は絶対に見ることが出来ない推しメンの姿に狂喜乱舞したヲタクも多かったのではと思う。
ちなみに1stでは
はつ恋ぐりん、太陽、佐藤、宮川、木村を擁するねぷたチームが優勝。
MVPは、はつ恋ぐりん。
2ndでは
ピンクレディ、太陽、ジョナゴールド、外崎、千葉を擁するじょんからチームが優勝。 MVPは、金星。
でした。
王林
So What
踊るりんご
Dear My Friend (金星&SKDとのSPコラボ)
毎回、何かと物議を醸し出す企画コーナーが終わり、昨年のパワーライブでは歌手デビュー直前でコラボのみの参加だった王林も今年は持ち歌を引っ提げ、満を持してパワーライブに臨んだ。
ドラマのエンディングテーマにも起用され,このブログ執筆時点でYouTubeのMVも106万回再生越えと好調の『So What』。
ソロになった事によりRINGO MUSUME時代よりも厚みを増したボーカルと、相変わらずのキレの良いダンスで観客を魅了。
続く『踊るりんご』ではアイドル時代と変わらず観客を巻き込む煽りが上手く、RINGO MUSUMEのファンになり、初めて行ったワンマンライブでの記憶が蘇った筆者であった。
最後に披露した『Dear My Friend』はMVにも出演した金星とSKDとのスペシャルコラボ。なかなかお目にかかれない場面に観客は息を飲んで見守った。
りんご娘
KE YA GU
(1st) ドスコイ金星 / (2nd) Ringo disco
Ring Ring Ringo
偉大な先輩からバトンを受け、いよいよりんご娘の登場。
すでにパワーライブも後半戦の中、会場のボルテージを更に一段上げようといきなり『KE YA GU』で仕掛けてきた。
会場のファンもここまでの疲れを吹き飛ばすかの様に全力のコールで応戦。
この日一番と言っていい盛り上がりにメンバーたちも更にテンションを高め、会場のファンを挑発。
はつ恋ぐりんの「まだイケんの?」
ピンクレディの「声きかせて!!」
全力で応えるヲタク。
毎回驚かされるが、ここは本当に弘前か!?と思う瞬間である。
間髪入れずに『ドスコイ金星』(1st) / 『Ringo disco 』(2nd)をぶつける
ドスコイ〜は今年リリースされた自身のアルバムで装いも新たに蘇ったナンバーで全国ツアーでも大活躍。
振り付けが割と簡単な事もあり、メンバーと一緒に振りコピーしながら会場一体となり楽しんだ。
disco〜ではこれを待っていた!なヲタクが辛抱たまらずMIXをブチかまし、熱気と熱気がぶつかる熱すぎる空間に・・・。
りんご娘の最後はメンバーの事を歌った『Ring Ring Ringo』。
今年発表のアルバム『diamond』に収録されるや否やライブでもトップクラスに盛り上がる楽曲に成長。
前編通してヲタクがメンバーに「好き!!」をぶつけまくる感じが見ていても聞いていても楽しい。
1番が終わったあとの「超カワイイ!超カワイイ!○○がイチバン超カワイイ!」配信アーカイブでも聞こえるので、興味がある方は耳を傾けてみるのも良いかもしれない。
ライスボール
(1st) 青天の霹靂 / (2nd) まっしぐら
ハローグッバイ
未来NIPPON
時空ロマンス (途中よりジョナゴールド、りんご娘とコラボ)
いよいよパワーライブ本編も終わりが見えてきた。
グループ毎のトリを務めるのは今回が初めてのライスボール。
10月に行われたセッションライブ「タダゴコロ」の冒頭で披露された『掌』誕生エピソードが記憶に新しいが、ライスボールは誕生から10年。なかなか日の目を見ない我慢の期間も長く、挫折しそうになった日もある事だろう、それでも自分と仲間を信じて活動を続け、遂にパワーライブのトリを務めるまでになった。
昔からのライスファミリーはこの瞬間をどれほど夢に見ただろうと想像すると、ここ数年でファンになった筆者でさえ、顔がグチャグチャになりそうな程に嬉しい出来事で、パワーライブ2024を通しても最大級のトピックではないかと思う。
パフォーマンスも圧巻で、1stに『青天の霹靂』、2ndに『まっしぐら』と今年リリースしたシングル曲を披露。カッコ良い楽曲とジーンとくる楽曲の使い分けが秀逸で、どちらも心を揺さぶられた。
続く『ハローグッバイ』でパワーライブの終わりを感じさせつつも、まだまだ楽しもう!というメッセージを感じた。
会場全体でペンライトを振る姿がとても美しい。
MCを挟み、この先もパワーライブが続きますようにと願いを込めて届けらたのは『未来NIPPON』。コロナ禍で日本の日常が壊れていく様子にそれで良いのか?と疑問を投げかけるナンバーを、昨今の向かってはいけない方向に舵を切ろうとしている日本に対するメッセージとしてここに持ってきた(と個人的に思う)ライスボールの思いがバックの巨大スクリーンに流れる映像とも相まってとても感動し、色々と考えさせられた。(政治的な話は持ち込みたくないのでこの辺でやめておく。)
ライスボールとして最後に披露されたのはライスボールにとって今年の顔と言っても良いナンバー『時空ロマンス』。
ライスボールファンもそうでない人をも巻き込んで一緒にダンスをさせるという、他の誰にも真似の出来ないプロモーションでライスボールの2024年の集大成を見せてもらった。
後半ジョナゴールドもりんご娘も加わり、文字通り会場全体で一緒に時空ダンスはライスボールが起こした2024年の奇跡として語り継がれるだろう。
本編フィナーレ
ツクルってSTORY (ジョナゴールド、りんご娘、ライスボール)
ジョナゴールド、りんご娘も巻き込んでの『時空ロマンス』が終わり、本編最後の曲は青森インフラアカデミーのために書き下ろされたインフラに携わる全ての人への応援歌である『ツクルってSTORY』。
ライブで披露されるのはこれが初。それもそのはず、この楽曲はジョナゴールド、りんご娘、ライスボールがリンゴミュージックアベンジャーズ的に揃って初めて披露される訳で、パワーライブはその絶好の機会なのである。
0から1を作る。『0と1の世界』でも取り上げられた似たテーマではあるものの、インフラ関係者に的を絞って作られた『ツクルってSTORY』はまた違った味わいを持ち、これまた多くのインフラに携わる人々に勇気を与えるだろう。事実、知り合いのインフラ関係従事者はライブで目の当たりにして涙したと聞いております。
あどはだり/おかわり(アンコール)
アメノチヒカリ(王林、ジョナゴールド、りんご娘、ライスボール、アルプス乙女)
りんごのうた(王林、ジョナゴールド、りんご娘、ライスボール、アルプス乙女)※動画撮影可
夢のシャトルラン(全Heroine)
Heroineたちが舞台袖に捌けるや否や会場からはアンコール代わりの熱いあどはだり/おかわりコールが巻き起こる。
しばらくして『アメノチヒカリ』のイントロと共に階段の裏よりHeroineたちが続々と登場。
会場一体になり、推しメンタオルを振り回し盛り上がった。
続く『りんごのうた』ではスマホによる動画撮影がOKで会場のファンたちは自分たちの前に来てくれるHeroineにカメラと推しへの愛を向けていた。
また、各Heroineたちは果物カゴにサイン入りのりんごのオブジェを抱えていて会場内のファンに向けて配ったり投げたりしていた。
会場が幸せな雰囲気に包まれたところで、泣いても笑っても本当に最後の楽曲『夢のシャトルラン』が始まった。
ステージ上にはリーフのメンバーも登壇し、総勢23名のHeroineが集結した。
仲間と切磋琢磨しグループのメンバーになる者、そうでない者、これまでに我々が知る子供たち以外にもたくさんの子が夢に向かってシャトルランをして来ただろう。
我々が見せてもらっているのはあくまでその一部の上澄なのかも知れない。
だが、こうして夢に向かって輝く場があるというのは素晴らしい事だとパワーライブを見る度に思う。
夢が叶おうが叶うまいが、夢に向かって挑戦した全てのHeroineたちに最大級の敬意を評したいと思う。
青森から弘前から輝いてくれてありがとう。
このバトンがどうか100年先も続きますように・・・。
あとがき
思い返すと2024年というのは本当にあっという間に過ぎ去ってしまった。
元旦に石川県能登地方での大地震、それから間髪入れず旅客機の事故で幕を開けた波乱の年となりました。
リンゴミュージック界隈だけでもCDリリース、ワンマン、全国ツアーetc…
とファンたちはこの一年の立ち居振る舞い方に困った事でしょう(筆者もです汗)。
今年の個人的トピックとしてはりんご娘の現体制初の全国ツアー、9月のRINGO MUSIC FES2024、10月の『タダゴコロ』そしてパワーライブ2024でしょうか。
一つ一つの感想を書くと長くなるので割愛しますが、一つ言える事は芸能不毛のこの青森県という地で、これ程までに地元発信のエンターテイメントが盛り上がりを見せたというのは奇跡以外の何物でもないという事。
それを24年前に一人の青年が立ち上げ、今日に至るという事。
数知れない挫折にも屈せずに続けていく事でこんなにも人々の心を揺さぶる現象を起こし続けている。それがリアルに我々の目の前で繰り広げられている事にただただ感謝するばかりであります。
2025年はりんご娘結成25周年の記念すべき年になります。
またジョナゴールド、ライスボールも10年の節目となり、リンゴミュージックがどんなワクワクを届けてくれるのか、今から楽しみではありませんか!
・・・震えて待ちましょう。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。
written by 1625の人