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留学する時、どう決めたらいいの?[国、都市編]

今までたくさんのお客様とお話ししてきましたが、「留学するぞ!」と思っても実は決めなくてはいけないことが山ほどあります。すでに希望がはっきりしている場合には迷うこともあまりないかもしれませんが、イメージ先行で決めてしまうと思ってもみないことが起こります。今回は国、都市の情報をお届けします。が、普通に紹介しては他の情報と変わり映えしないので、私が実際に行ったことがありそこで起こったことを交えながらご紹介。そのため、偏った情報になります。よって私が行ったことある国だけの紹介です。

アメリカ

国土が広いのでどこにいくかで大きく異なるが全体として物価は相変わらず高いものの常に人気の留学先として挙げられる場所。西はロサンゼルス、東はニューヨーク、フロリダ、シアトル、サンディエゴ、等々、あげたらキリがない。あ、ハワイもでした。

ニューヨーク

さまざまな人種が混ざりあう大都市。短期であればイメージ通りの「ニューヨーク」だと思いますが長期滞在するとなるとニューヨーカーはみんな強いです。戦うつもりで行かないと挫折者続出するまあまあ怖い場所です。ある時、街の中心部でビジネスマンの帰宅ラッシュにぶつかった時、オフィス街を歩いていたらみんな歩くのが早いこと早いこと。気がついたら競歩のようなレースを繰り広げられていました。
都会なので犯罪も多く、常に気を引き締めていないと誘惑も多い街です。アパートの張り紙に「レイプ犯がいるから夜11時から朝5時まで独り歩きは控えてby NYPD」という張り紙があったり。
一方で経済やアートの中心地でもあるので目的がはっきりしている人には様々な経験ができること間違いなし。ブロードウェイのお芝居を見たり、美術館にも気軽に行くことができます。
ホームステイはほぼないと思った方が良い。あっても遠い、ルームメイトに近い印象。

ロサンゼルス

ゆったりしていて人も優しいです。ただ街が広いので長期滞在であれば車がないと不便とも言われています。アジア系、南米系の移民が多いです。こちらも大都市なので誘惑も多いので流されやすい人にはニューヨーク同様向きません。しかし、ビバリーヒルズやサンタモニカのゆったーりした雰囲気は普段ニューヨークに住んでいた私からすると全く別の国と言ってもいいくらいでした。そして話すスピードもとてもゆっくり。聞き取りやすいです。

カナダ

2000年代後半から継続的に人気の国です。物価、安全面でアメリカより安心という理由から、また高い教育水準だと認識が広まってきたためです。特に進学において人気が高まっています。そしてカナダに留学した人と私が実際に滞在してみた感想から、カナダ人は本当に、本当に、みんないい人、という印象が極めて強いです。留学初心者にもオススメ。

バンクーバー

街自体はとても小さいですが昔からアジア系移民が多い影響か日本人留学生にも優しい街です。初めての留学でアメリカはハードルが高いと思う人はバンクーバーを選ぶ傾向があります。緑も多くバンクーバー到着直後に連れて行ってもらったスタンレーパークはおとぎ話に出てくるような美しさでした。

トロント

東側にあり、カナダ最大の都市です。大都市なのですが大都市な感じがしないのです。お店の人も気軽に話しかけてくれる人との距離感がほどよい近さです。トロントに訪れた時はちょうどNuit Blanche(ヌイブランシュ)*フランス語で白夜の意、開催期間だったために夜になっても街はお祭り騒ぎ。アートの祭典というだけあって様々な作品が光と共に街中にあふれていました。

イギリス

英語を学ぶといった時に、意外と忘れられがちなイギリス。日本からの遠さとなんだか天気が悪い、ご飯が美味しくないと言われるがゆえかと思われます。ですが歴史ある古い街並みや、芸術を身近に感じることができます。また、ヨーロッパに手軽に旅行に行けるのも大きな魅力。イギリス人の話す英語は日本人からは発音しやすいとも言われます。

ロンドン

ヨーロッパ最大の都市です。さまざまな人種が入り混じります。ロンドン到着2週間後に、街中でバスを待っていたら観光客に、このバスどこ行くの?と聞かれました。ニューヨークでも街中で話しかけられたのは1度くらい。体感的にはニューヨークよりロンドンの方が人種の多様性に富んでいるからかアジア人でも平気で話しかけてくるな、という印象。近所のパブでは朝からスーツ着たビジネスマンがビールあおってるし、サッカーのワールドカップなんかあった日にはパブの前から人があふれ、という感じで常にパブと共にあるひとたち。
天気が悪いのは本当です。10月から4月くらいまで太陽見た記憶はないものの、夏至前後は夜11時でも向こうがまだ明るく見えるので仕事帰りにピクニックしたりもしました。

みんなご存じピカデリーサーカス

エジンバラ

ヨーロッパの古都という言葉が本当にぴったり。ロンドンよりもさらに数百年は古そうな建物がずらり。歩いているだけでタイムスリップした気分になります。
道端で話しかけられたらまず何いっているのかわからない。小さな街だけど観光スポットも多く、中でもゴーストツアーはとても有名。時間がなくて参加できなかったけど、ぜひ一度行ってみて。

全部濃い色エジンバラ城

アイルランド

イギリスと似たような街かなと思ったらどっこい、雰囲気は全く異なり、ヨーロッパの比較的新しい街並みという印象で一歩奥に入るとガラッと古い歴史的建物が出てくる。イギリスに比べるともう少しアットホームな雰囲気で、人も優しく、英語もなぜか私にはアメリカ英語に近い印象でしたが、理由はrの発音がしっかりしているからとアイルランド人が言ってました。しかーし、th、の発音が決定的に違うのでthirtyが理解できず焦る…。

ダブリン

アイルランド最大、でも東京を知っている人からすると小さな町。人も親切、路面電車も走っていて乗りこなせばとても便利。私は元々アメリカ英語が英語学習の最初だったけど、アイルランド人の英語わかりやすい!人にもよるだろうけどちょっとおせっかいくらいの親切な人が多い印象。イギリス行けなかった人が選ぶけれど、イギリスとは全然違う、むしろ住みやすいのではないかと思われる。

リフィー川美しい

コーク

アイルランド第二の都市。もはや田舎町。アクセントは少し強めだけど、全然理解できる!シーフードが美味しいということでサンドイッチが有名なレストランに連れて行ってもらったが本当に美味しかった。ノーンビリ過ごすには最高だけど、何もないのがポイントかも。頭空っぽリフレッシュ向き。一方で日本人の友人が駐妻やっていた場所でもあるのだけど珍しいのかな?

今まで見た中で一番荘厳な教会

マルタ

コロナ禍前は結構注目されていました。物価の安さとヨーロッパという点で。ヨーロッパに南国の英語圏はマルタだけ(アフリカ除く)。ここはイタリアか?というくらい南国臭ぷんぷん。でも、人はヨーロッパ人。控えめだけど親切で困ってたら手助けしてくれる。イタリアの田舎町行ったみたいな雰囲気に、時々本当にイタリア語が混ざり、ついでにマルタ語も混ざる。そして、マルタ語話者が言っていたけど、アラビア語がわかるらしい。何言ってるかはなんとなくわかる!?って日本にはあんまりない感覚。ちょっと羨ましいと思いました。
どこの語学学校も大体プールを持っており、もうこれ完全遊びじゃん、一部学校にはバーまでありましたよ。なのでリフレッシュがてらの英語学習にこれ以上幸せな場所はない。ご飯も美味しいけど、スーパーの物価は高め。狭い国土のため、ほとんどを輸入に頼っているから生野菜を入手するのが難しいらしい。
基本的に街同士がそんなに離れてないので、バレッタ、スリーマ、セントジュリアンあたりは目と鼻の先。
寮滞在が基本。ホームステイはないと思っていいと思うくらい少ないのが特徴。

バレッタ

中世の街並みがそのまま残っており、ここで英語の勉強なんて贅沢すぎる!とか思ってしまう。フラっと街を歩くだけでおしゃれなカフェや大聖堂、きれいな海が見られるなんてもはや留学目的だっけ…。私も留学したいと思ったよ。夏にのんびり2週間とか最高のバカンス英語学習になりそう。

だれでもこの感じで撮れる!


感じ方は人それぞれ。あくまでも私見入りまくりなのであしからず。決める基準も人それぞれ、いい悪いではなく、大事なのはそこでそれなりの期間生活できるのか。やりたいことを実現できるのか、予算は、希望は、全てを叶えるのは難しいかもしれないけれど、思ったような留学生活を送るためにもよくよく検討いただければと思います。
その時にフワッとご参考になれば幸いです。

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