それでも留学をするべき理由
今から20年くらい前は「留学したいですか?」って聞いたら8割くらいの人が「したいです!」という時代でした(*わたし調べ)。今はそもそも格差社会となり外貨も高いし、英語だったらオンライン英会話でいくらでも話せるようになるでしょって意見もあります。それでも私は興味があるなら留学するべきだと思います。今日はその辺りのお話ができればと思います。
なぜ留学はそんなにオススメなのか?
実際に現地の人たちの生活を知ることができるからです。一言で「生活」と言っても、例えば、バスにはどうやって乗るのか、学校の初日はどんな感じなのか、生野菜は買えるのか、日本みたいな食パンはあるのか、白米は買えるのか。お腹が痛くなったら病院はどうやって行くのか、水道が止まったらどうするのか、数え上げたらキリがありませんが、まさに違う国で生活すると小さなことも日本とは異なっていることがあります。その国の人たちがどのような生活を送り、どのように日本とは違うのかを知ることができるからです。
よくアメリカは訴訟社会だと言われますが、アメリカで瓶詰めケチャップを買うと注意事項の紙がボトルいっぱいに貼り付けられています。極め付けの注意書きは、「瓶の底を叩いたら割れることがあります」そりゃそうでしょうよう。強い力で叩けば…。でもこれは多民族国家特有の事情で、日本のように同じようなことを考えているとは限らないから、書いておかないとこれ一つで訴訟起こされてしまう、ザ・アメリカな理由です。
文化の違いを知ることができる
文化の違いなんて別に知る必要あるのか?という質問が出てきそうですが、言語を学ぶ上で私は重要だと考えています。以前私がアメリカに住んでいた時に友人と一緒にエクソシストを見に行きました。主人公の女の子がブリッジで階段を降りてくる(多分ここぞというめちゃくちゃ怖い)シーンで映画館は大爆笑に陥りました。私はとてもびっくりした記憶があります。簡単にいうと、おそらく日本であればこれは怖い映画だからというバイアスがかかったり、周りを気にして笑わなかったりすることもあると思います。アメリカでは他人はお構いなし、おそらく怖がっている人もいたと思いますが、見たまま、思ったことをそのまま表すのだな、と理解しました。映画館はそういったカルチャーギャップの宝庫でアメリカ人の観客のリアクションの方が面白い、なんてことも多々あります。
世の中には知らなくていいこともたくさんあると思います。でも、世界のことを少しだけのぞいてみると、今まで見えていなかった世界が見えたり、もしかしたら今自分が抱えている困ったことがちっぽけに思えるかもしれません。知ってることで生きやすくなることもあるかもしれません。
もし、少しでも自分の世界を広げたいと思っている人がいれば、日本で英会話を学ぶだけではなく、ぜひ留学に挑戦してみてください。
*写真はエジンバラのどこぞの語学学校