個展カウントダウン<31日>:写真を始めたきっかけ
皆さんこんにちは、成瀬功です。
カウントダウン2日目。note2日目。まずはやっぱり自己紹介でしょうか。
自己紹介の代わりに、私が写真を始めたきっかけをお話ししましょう。
私はアメリカでの留学中に写真を始めましたが、そもそもは写真をしにアメリカへ渡ったわけではありませんでした。最初は、心理学を勉強したかったのです。
心理学には高校時代から強い興味があり、フロイト派、ユング派、などなど多くの学界に足跡を残した人の論文を読むのが趣味でした。要は内省的な地味な学生だったわけです。
それでも小学校からずっとバレーボール部に所属しており、高校時代には体育大学からスカウトか来るくらいのスポーツマンでもありましたが、高校時代のチームメイトとは、なかなか打ち解けることができませんでした。その大きな理由は、私が転校生だったというのもあると思いますが、自然とバレーボール以外の時間は(勉強もせず)内面世界への興味に引き込まれていきました。それでも、その頃はまだ趣味としてしか考えていませんでした。
そして大学受験の際、私は傍で続けていた障害者ボランティアと、それを引率していた牧師さんに強い影響を受け、「キリスト教徒になってボランティアをする!」などと決め付けてしまっておりました。ですので、高校現役の頃に受験した大学は、神学部を持つ2校だけでした。もちろん、一般家庭の出身の私が、神学部の狭き門をくぐれるわけもありません。私はそのまま浪人生活を始めました。
高校は福岡で行きましたが、卒業と同時にまた親の転勤で家族は福島に移りました。私はそこから一番近い仙台で、予備校の寮に入りました。初めての寮生活! 私は浮かれポンチになり、勉強も、もともとの目的も忘れて遊んでばかりいました。そのうちに、牧師になることへの熱も冷めてしましました。
そしてまた、心理学に興味が戻り、私はたくさんの本を読みました。そんな時、母親が何を思ったか、私に適応能力がないことを見抜いてか、大学はアメリカへ行ってはどうかと持ちかけたのです。私にとっては眼から鱗でした。アメリカで心理学を学べる! ということに夢中になり、以後は英語の勉強に没頭しました。
これが私がアメリカへ行くまでの大きな流れになります。かなり端折って話しましたが、まぁ流れとしては、こんな感じです。笑
次回は、心理学をしにアメリカへ行ったのに、なぜ写真を始めたか、の、ちょっとディープな話をいたしましょう。御拝読、ありがとうございました。
それでは、また次回。
成瀬功拝