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Vaporwaveの心地よさを知った
わたくし未だに90年代や00年代のテクノやハウスをよく聴くもんだから、最近のEDMとかあのへんのエレクトロニック・ミュージックの流行りにハマることはないんだろうなと思っていたけど、ある日「何も聴きたいもんがないな~」と思って、たまたまSpotifyをディグってて見つけたVaporwaveのプレイリストを流していたら、気持ちよくなっている自分がいた。
Vaporwaveについての知識はほぼ無いけども、思うに”80Sライクなシンセ音、ムード音楽からのサンプリングを多用し、波形を切り貼りして作られたキラキラでノスタルジックなディスコミュージック、そして中年世代は懐かしく感じるけど若者には新鮮に聞こえるミュージック”って感じで合ってますかね。
上で「気持ちよくなっている自分」と書いたけど、サンプルやエフェクトの使い方が極端で気持ち悪い(褒め言葉)ものも多いから、聴いてて頭がおかしくなりそうなことも多々ある。
ヴィジュアルの面も面白いよね。これらの音楽に付けられるジャケ写らしきものって、昔のパソコンで写真を貼り付けて作られているような安っぽいジャケが多く、デジタルデジタルしてて原色ばっかりでやたらとカオス。
映像はブラウン管を思わせる画質で意味不明なコラージュが多く、音楽と合っていて見ていて面白い。日本の昔のCMやアニメの一コマを使ったりもしている。
日本語を使ったアーティスト名や、変な翻訳になった日本語タイトルを付けたりしている人もいる(たぶん外国人)。
まあ別に自分が作るわけでもないから、知識なんてなんとなくわかっておけばいいのよ。心地よければOK。
なんか、これぞインターネット世代が作る音楽というか、物心がつく頃にはすでに周りにネット環境があるのが当たり前な世代が、70、80年代の音楽や映像を新鮮に感じ、面白がってコラージュして遊んで作ってる感があっていいよね。
とうぶんの間のBGMになりそうです。