WSS
こんちくは〜
だいぶご無沙汰しております。
最近、ますます時間野使い方が迷走気味。欲張りなのでやりたいことたくさん。でも、時間の使い方ヘタクソなので、ほとんどが未実行。
今回は『我が家的、世界一の笹だんご』をご紹介します!もー美味しいったらないんだから。
新潟・高田
紅屋
新潟県と言ったら、米!そして笹だんご!もしくは柿の種?
米どころならではの名産品。最近じゃ物産展やら、駅構内のポップアップストアでもよく見かけるし、このところ笹だんごパンも人気ね。かわいいもん。
そんな笹だんご界の中で、(我が家の)世界一に君臨する、高田という小さな町の和菓子屋さん、紅屋さん。の、笹だんご
ちなみに、笹だんごはバナナのように剥いて食べるのが正式な食べ方です。信玄餅は風呂敷に広げてから的なやつね。(聞いたからにはこだわるタイプ)
紅屋さんの笹だんごが、他と何が違うのか。
香りの良さ
餅の柔らかさ、歯ざわり
あんこの炊き上がり、味わい
袋から出した瞬間に広がる、笹の葉の青い香り。飾りじゃないのよ笹は。
食べられないけど、この香りが印象を左右するし、美味しさにつながると感じます。
そして、口いっぱいに、鼻腔に、目の裏側に広がるよもぎの香り。笹の香りもまとって、よもぎ独特の爽やかな香りも楽しめる、香り二重奏(我ながら良き表現)
プレバトの色鉛筆なら、みんなが描くのを嫌がるほどの深緑色がよもぎの香りの濃さを物語っております。
食感はと言うと…
「餅なんだから、どうせもちもちでしょ?」と思ったアナタ。校庭100周!!!(タイヤも引いてね♡)
世界一がそんな単純なはずがないじゃろが!!!
(新潟弁ではありません)
歯切れが良く、ふわりと口の中でほどけます。餅がほどけるって味わったことないでしょう?ねぇ。気になるでしょう。
柔らかさ故、時々笹の破片が餅にくっついて来ます。茶柱立った的なラッキーと思ってます。
そして、大事な中身。あんこ。柔らかく炊かれた粒あんは、口の中に皮が残ることなく、餅とともに消えてゆく。粒あんならではの、あっさりした後味に豆の香りもきちんとある。
味わいは、「甘すぎず」ではなく、きちんと甘いです。甘いのだけど、すっきりした後味。これこそ、丁度よいというやつ。いつまでも口の中、甘々…にはなりません。お餅と合わさって、バランス良く、いつまでも存在感を残さない。印象は残る。これこそ、他の笹だんごと一線を画すポイント。惚れ惚れ幸せ。
お店は高田駅の駅前。
高田城址公園が日本三大夜桜のひとつなので、さくらにちなんだお菓子もあります。
食べ比べラー(自称)の血が騒ぎ、食べ比べようと他に2軒和菓子屋さんに行ったものの、「うちは作ってすぐに冷凍するので、1時間くらいしないと食べられませんけどいいですか?」と、どちらもすぐ食べられるものは買えずに断念。。。
日曜日の昼とは思えぬ、人通りの少なさ。ここで商売していくってなかなか大変なのかも。
徐々に上がる物価と反比例するように、笹だんごは買い始めた頃と比べても小さくなりました。昔は確実に3枚は笹の葉が使われていたけど、今はだいたいが2枚で収まっている。少ないお餅からあんこがこんにちは!していることが多くなった。
しかし、悪いことばかりではなく、このサイズ感が罪悪感なく、食後に食べれてしまう(気持ちの問題ではない)。
なんなら食べたか食べてないか、一瞬思い出せなくなる。だから、幸せを噛みしめる回数(=食べる個数)は増えている。
高田は父の生まれ故郷。大人になるにつれ、ほとんど行くことがなくなっていたのだけど、亡くなってからお墓参りや法事で年に一度くらい訪れるようになりました。
そこでお土産に笹だんご!となって初めて認識した紅屋さん。それ以来、高田を訪れるときは必ず立ち寄る、楽しみのひとつ。(もう一つは新鮮で格安なお寿司)
行くのに時間もお金もかかるので、気持ち的にもややハードルが高いのだけど、お墓がなければ、この笹だんごを知ることはなかったかもしれないし、ご縁をくれた父に感謝だなと最近は少し思える。
そして、時々しか買えないけれど、いつまでも楽しみたいから応援していきたいし、単純にこの美味しさをひとりでも多くの人が知ってくれたらと思っています!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
では、また〜