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食は生き物なり
こんちくわ◎
9〜11月は食イベントが目白押しで、毎週末忙しいったらないです。イベントを発見して、行きたい予定もカレンダーに入れておくとぎっちぎち!泣く泣く諦めるイベントも多数…
早く言ってよぉぉぅ!ってのも多い。悔しさしかない。胃袋が2つあればとかじゃなく、分身が必要である。
そんなある日。少し前に参加させていただいたイベント。好きなものへの愛が溢れる人たちって素敵だな〜とウキウキしちゃう会でした。
日本ローカルチーズと巡るグルメな旅
主催:グルメなあの子(Instagram @cheesedays_foodish)
開催を知ったその時から、ずーっと楽しみにしていたのです!
日本のチーズにフォーカスし、毎回異なるエリアのローカルチーズを集つめたカフェ営業と、チーズ生産者さんを招いたトークセッション。
2回目の開催で『北海道』のチーズが集結。カフェ営業のサンドイッチも気になったのだけど、他の(胃袋の)予定もあり、トークショーにもテイスティングがあるのでやむなし
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お店に到着!カフェを借りての開催。最近、こういうカフェ増えてきたなぁ
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サンド美味しそう…
トークセッション
お店に着いて間もなく、イベントスタート!まずは、チーズについて軽くお勉強。
チーズとヨーグルトって何が違うかって改めて聞かれたら、なぜがギクッとした。笑
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続いて、生産者さんとのトークセッション
江丹別でブルーチーズを作っていらっしゃる、『青カビ王子』こと、ブルーチーズドリーマーの伊勢さん。
私がここへ来たかった理由、伊勢さんと伊勢さんの作るチーズに会いたかったから。
トークの内容は『チーズについて』より『伊勢さん』について!笑
そっち!?と思ったのも正直なところですが、伊勢さんストーリー…
まいたけの大好物でした。笑
語彙が乏しいので、うまく表現できないのですが、目標に向かって次々と具体的に道を決めて、ガンガン進む人の話が大好き!ワクワクする!
チーズ作りをすることになったきっかけ、仕事への考え方、世界一を目指す中でのエピソードなどなど、行動力のある人の話って学びが詰まっていて、気づかされることばかり。近い内にご著書を買おうと思う。
伊勢さんはチーズ造りに留まらず、江丹別を盛り上げるべく、サウナを作ったり、ゲストハウスを建てちゃったり、雇用を生み出したりととにかく勢力的に活動されているんだとか。自分が世界一になろうとかだけじゃなく、土地も愛している。もう、すげぇ。としか言いようが無い。
そこまでエネルギーを注ぎ込める仕事をしてるってカッコ良すぎる。
さてさて、少し脱線しましたが、お待ちかねテイスティング!
テイスティング 江丹別の青いチーズ
チーズそのままを食べ比べと、ともちゃん考案アレンジメニュー
・無花果とブルーチーズのタルティーヌ
・水菜とりんごとブルーチーズのサラダ
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最初に気づいた人すごいよねー
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スタンダードのみならず、3つとも食べられるなんて
!酒粕も赤ワインも道内のメーカーのものを使用するブレなさも素敵。
同じチーズでも漬け込むと香りはもちろん、食感も変わるので不思議。楽しい。
ブルーチーズが苦手な人のほとんどが、美味しくないものを食べたからなんだとか。“チーズ=海外”、“海外のチーズ=美味しい”ではないというお話も意外だった。量産目的で作られた、あまり美味しくないものも少なくないと。
その点、伊勢さんのチーズはとても食べやすい。あまり好きじゃなかったけど、これは食べられる!という方もいらっしゃった。納得、だって美味しい
普段の料理に取り入れる食べ方も推奨してらっしゃって、ご提案されていた凍らせて削る使い方、すごく良さそう!たしかに勿体なくて、チーズ単体としてしか食べなかったけど、日常生活に馴染むことも大事な要素かも。たまに食べるものじゃなくて、よく料理に使うものであっても良い
この日はチーズの販売の予定はなかったところ、カフェ営業で使用予定だった分を譲っていただけた!ありがとうございます〜
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おうちでも食べ比べラー!
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テンション上がり、もりもり盛り付けてしまいました。多すぎてオシャレ感はなし。
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スタンダードが1番ブルーチーズの味わいを感じられて好きですが、3つを順番に食べていると、「うーん、やっぱりこっちかな。でもな〜」と甲乙つけがたく、手が止まりません。食べたいだけ説。
うれしすぎる出会い
ある日、何気なく見ていたテレビで目にした伊勢さん。そもそも日本でブルーチーズを作る生産者は少ない中、世界一のチーズを作ると。熱い…そして、ここ数年、国産のパワーを多方面から感じ、日本のブルーチーズ食べてみたい…
しかし、大人気でなかなか購入できず、正直忘れかけていました。それからずいぶんと時を経て、主催者のtomokaさん(勝手に心の中ではともちゃんと呼んでいるので以下、ともちゃん。笑)と、尊敬する渥美まいこさんの主催するyellowpageのイベントで出会いました。
ともちゃんはチーズに目覚めたその日から、毎日チーズを食べ、魅力を発信するべく、お仕事とは別で活動している。これまた尊敬。
その会でお話していた時に、日本のチーズ工房にフォーカスしたイベントをやると聞いて、「私、テレビで見た北海道のブルーチーズが食べてみたいんです〜」と思い出したチーズの話をしたら、「え!伊勢さんのですよね!!一緒にやりますよ!!」と奇跡のような展開。目が飛び出た。
出会いって面白い。そんなわけで、この日を迎えることができました!
消費者側も知識が必要かも
生産の話で印象的だったのが、いつも平均値の味を作り出すことは大変だというお話。牛乳は生き物からいただいていて、季節で牛乳の味が変われば、チーズの味も変わる。スーパーで買うことのできる『いつも同じ味の安定したチーズ』を食べられることも企業努力あってのすごいことだし、生き物からいただいているものから手作りしているからこそ、変化するのも当然。「この前と違う…」じゃなくて、「今回はこういう味ね!」と、均一化されていないものがニュートラルという意識を持ちたい。
かっぱ橋のぬま田海苔さんも似たようなことをおっしゃっていて、漁場が同じだからと言って、毎年同じ味の海苔は採れない。だからこそ、自分で味を確かめて正当に評価したいと。
春の柔らかな牧草を食べた牛さんの、自然の香りがするチーズ、食べたい!そう思うと、寒い寒い冬のチーズはどんな味と香りになるの?と楽しみが増える。
お話を聞いて購入すると、「安すぎんか?」ととても心配になってしまった。気を遣って、手間を掛けて作っているのだから、もっと価格に反映しても良いと思う。
しかし、聞かなかったらそんな風には思わなかったかもしれない。顔が見えるってこういう事なのかな
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
ではまた!