紙の本、という形が好きだ

ネットで読書が普通。極自然な現在。
わかっちゃいるけど。かなり楽ちんだけど。
文庫やハードカバーの形が好き。
好きというより、憧れる。

ページの一番初めに「……に捧ぐ」と記さていたり。
思わせぶりな一文だけが、きりりと記されていたり。

物語の一番最後に、やはり一文が掲げられていたり。

じんわりと、映画のエンドロールのように、一冊の終幕を告げているようで。気持ちがより暖まる。
本を閉じて、あー面白かった。と噛み締める。そんな感じが好き。

だから、昔作った個人同人誌には、似たような構成にした。

『都市迷宮』シリーズなら、表紙は国旗、舞台となる都市の国旗だけを掲げた。イラストでもなく、イメージフォトでも無く。その土地に敬意を表して。

ページ数を節約せにゃなので、物語の後書きに、ほんの一文だけ。
『アテネ・ガーディアン』であれば、「GUARDIAN  保護者、守護者、監視者、保管者」と。記しました。字体も変えて。

装丁、考えるのって、楽しいねぇ♪

著者は、タイトルに掲げた「ガーディアン」の意味を、このように定義していますよ。という、意思表示です。
物語の中では「ガーディアン」は、とても大事な意味を持つ単語なので。


ただ。noteに掲載してみると。なんか、平べったい。ような気がする。
気のせいかもだけど。オールドタイプのせいかもだけど。

けど。ネットで読書、執筆はとても楽で面白い。
本を手にとって、好きなページをめくる。適当なページから読み始める、もう何度も読み終わっているから、どこから読んでも良い。アナログな動きは無くなるけれど。

ネットの時代の、新しく伝えるための装丁、を考えるのも面白いかも。

まあ、相変わらず『都市迷宮』シリーズの表紙は国旗ですが。
ギリシャの国旗も、インドネシアの国旗も、運よく、素敵な画像に出会えて。良かったなぁ。かっこいい。ありがたい。

現代では、ラベリング、ジャンル分け。が必要、重要とされるみたいですが。
自分、フリージャンルなキャラクターだから……。ふらふら系なので。

それがいけないんだろうけど。わかりにくくてスミマセン。

『都市迷宮』シリーズも、ミステリーとタグつけてますが、謎解きというほどの難解なトリックやら謎があるわけでなく。サスペンスとタグつけてますが、それほどでも無いしなぁと気が引ける。何寄り、と名乗るほどのものでも……と言いたいくらいに、内容ゆらゆらで、申し訳ない気持ちで一杯です。
ここはひとつ正直に、当初使っていた自称ジャンル。
「ミステリアス・シティ・ファンタジー」と、これからは名乗らせて頂きます。(^^)v


ここまで、お読み頂き有難うございました。感謝致します。心の支えになります。亀以下の歩みですが、進みます。皆様に幸いが有りますように。