疫学上の集団免疫と感染爆発がおさまるタイミングずれているリスクはないのか?やばいのは初夏?

以前書いたんですが、例のリスク。顕在化の確率が上がったような気がしてます。

例のリスクってあれですよ。

各国のコロナ回復ディレイリスクhttps://note.com/1570_1357/n/n215f51470049

アメリカが想定より早くコロナ克服して、でもその頃日本は逆にコロナ患者が増えちゃって、日本から海外資金が逃げるリスク。

最近のアメリカのコロナ感染者推移を見ていると、どうも今年の5月頃にはもう先が見えてくるような速さで感染者数が減ってます。

無題

参考にならないかもしれませんが、クルーズ船の時はコロナに感染したのは症状有無含めて20%程度まででした。ワクチンを打つ人数は年内に75%以上打つと仮定しても、単純計算で一月あたり5%ぐらいは行けそうです。すると後2ヶ月。4ー5月までには10%近くまで行ける。重複はあるにせよ、合わせて20%は超えてしまいます。

集団免疫の75%には程遠いんですが、20%(二回接種)を超えると急速に新規感染者の人数が減って正常化しているという実感がでてくる。ってことはないんでしょうか?

つまり、

ファウチさんも含めて学者が言っている疫学上の集団免疫と、実際にアメリカ国民が「もう大丈夫」と感じる感染率にはなかり乖離がかなりあるのではないでしょうか?

アメリカはコロナに打ち勝った!

前回も書きましたが、あのアルマゲドン的な雰囲気が、全米に広がると急速に雇用も復活するのではないかと思います。

もうね、毎回そうなんですよ。アメリカって国は。

敵対する敵に打ち勝つと盛り上がる国民性。

となるとダウは、僕が去年の7月に立てたダウ3万3千ドルを超えてくるかもしれません。

まあ、結構なことですが――

でも、問題は日本。

日本の感染率はアメリカ比べて桁が違います。今年の5月に感染率が低下してもう上がらないという確証はアメリカほど持てません。まったく集団免疫とは程遠い状態。ワクチン接種はアメリカより遅れるはずですから。

それでも感染者がじわりと減っていたらいいんですが、もし増えるようなことがあれば。ロックダウンをやらざるをえない状況だったら。

暴落してもおかしくないと思います。

具体的には、アメリカが3万4千円までオーバーシュートしたとして、過去の乖離幅から逆算すると、2万8千円。わるか割らないか?

アメリカが3万3千円までとすると、2万7千円まで。

あれ?大したこと無い?

いやいや、怖いのはその後。

鉱山のカナリヤ、日本が崩れると時間差でアメリカもやられる可能性がありますよね。当然、経済回復した後はFRBの出口が議論されはじめます。実際には議論するという雰囲気だけで株価が暴落する危険性も。そのタイミングは来年だと言われていますけど、経済が加熱すると前倒しせざるを得ない。

というのも、FRBは緩和縮小に関して、市場と対話するために十分時間をとる。と言っています。つまり経済過熱が予想より早く進むと前倒しで議論すると言っているようなものです。

そうなると日本はうねるように乱高下の可能性が出てきます。けど今アナリストに煽られて先高感はんぱないですから、押し目取る人がかならずいる。

このときのうねりを取れればいいですけど、取れなければもうアウト。恐ろしいことになるかも。

だって現在、十分に株価はブーストされている状態。上には長期に渡り行かないかもしれません。じわじわ下がりながら乱高下ってのは、特にインデックス投資家は苦しい。

まあ、それもこれも、今の緊急事態宣言が解除された後どうなるか?

これにかかっているんじゃないでしょうかね?

もちろんメインシナリオはこのまま株式ブームが続く、落ちるのは来年以降。ってことなんですが、さてさて。

セルインメイ。

今、日本は瀬戸際だったりするかもしれません。


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