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「テスターちゃん」で学ぶソフトウェアテスト⑥

「Qiitaに書いてた記事をnoteに移行しよう」シリーズと言うことで、Qiitaに投稿している記事の掘り起こしとなります。また、内容の整理も行う予定のため、Qiitaに投稿した記事をそのまま移行する形とならない場合もあります。ご了承ください。

■Archives

■仕様の把握のやり方

・仕様書を読む時のポイント

普通に読んでも「そうなんだ」くらいで終わることが多い。
→それだとわかった気になるだけになって、何が書いていたかおぼえていないこともある。

だけど、読む時に考えるを挟むだけで理解度は変わってくる。
何を拾いたいか考えながら読むのは大切。

・大事なところはどこ?
・気になるところはある?

を考えて読むと良い。

■メモを使って読んでいく

・メモを用意して、大事なところや気になるところを書き出していく。
・疑問点や思い浮かんだことも一緒にメモする。

【意識して読む場所】
・何をするシステムか?
・システムの特徴は?
・どんな機能があるか?
・その機能はどんなことをするのか?

仕様書も完ぺきではないので、書かれていないこともある。
そのため行間を読む(言葉で表現されていないところの読み取り)必要が生じる。
※仕様書を読んで自分が思ったことも大切になってくる。

・参考資料

三色ボールペンで読む仕様書(鈴木三紀夫)
※「ソフトウェアテスト入門」の第10章に収録

■マインドマップを使う

・マインドマップとは

トニー・ブザンが提唱する思考の表現方法です。

後述する「インドマップから始めるソフトウェアテスト」と言う書籍の影響でソフトウェアテストで使うものと思っている方もいるかもしれませんが、元々は思考整理・表現方法なので、それ以外の場面でももちろん使えます。
※勉強やプレゼンで活用したり、身近なところでは買い物メモや旅行のプランニングで使用する等、様々な使い方をされているようです。

・メリット

グループ化し易い。
 →枝(ブランチ)を使って情報の関連を整理する。

・発想
 →考えながらブランチを描いていくと、そのブランチから疑問などが思いつくことがある。
 →描きながら連想して仕様の行間の見える化もできる。

・一枚の絵になることで全体を見渡せることができる。
 →仕様把握の時は全体を掴むことが大切!

共有がし易くなる。
 →共有された側は全体像の把握がし易くなる。

・描き方

1.仕様書に目を通す。
  →どうマインドマップにまとめられるか考えながら読むようにする。

2.最初にテーマを描く。
  →絵を入れるとイメージし易くなる。

3.テーマから大きな枝(メインブランチ)を生やす。
  →慣れない内は機能や画面などでまとめていくとわかり易い。

4.メインブランチを描いたら、そこから関連することを自由に描く。
  ※描きながら思いついたこと・疑問に思ったこともちゃんと描くこと。
  →正解は特にないので、自分が思ったようにイメージを広げて描くのが大切になる。

5.仕様をまとめるだけでなく、その部分からちょっと考えるを挟んでみる。
  →隠れていることが見つけ易くなる。

・参考文献

なお、先述したように、マインドマップはトニー・ブザンが提唱した思考表現方法なので、マインドマップそのものをしっかり学びたい場合は本人による著書を読んだり、公認のセミナーを受講したりする方が個人的にはいいと思います。

■ここにも意識を向けてみよう

・出来た時のことは書かれているけど、出来なかった時のことが書かれていないこともある。
反対を考えてみる。
暗黙の了解になっている箇所も書かれていない可能性もある。
 →プロジェクトで当たり前になっていること。
 →企画書が当たり前と思っていること。

※わからない時は放置すると後で困るので気を付けること!

■まとめ

・仕様書はただ読んでも右から左に抜けることはよくある。
自分の考えを挟むと把握の度合いが変わってくる。
 →疑問・気付き・気になること……など。
・仕様書に全部書かれているわけではない。
 →行間を読むことが重要になってくる。
 →テストだと仕様書に書かれていないことがより重要になる。

■番外編:マインドマップと私とあれやこれ

自分がマインドマップを知ったのはソフトウェアテストに関わるよりもずっと前のことでした。
当時は公式ソフトであるiMindMapがようやく出始めた頃で、基本的に手描きで描くのが主流だったと思います。
※今は公式以外にもソフトやアプリが出回っているので、手描きではなく最初からそれらを使って作成している人も多いと思われます。

たまたま本屋の店頭だったかAmazonのオススメで表示されたかは覚えていませんが、最初に読んだ関連書は「マインドマップ for kids 勉強が楽しくなるノート術」だったのは覚えています。

その後、公式インストラクターによる講座に参加したり、たくさんの色が入っているカラーペンを揃えたりしましたが、実は何度も挫折をしています。

それは他の人の作成したものと比べて綺麗にまとめられない・描けないこと、そしてトニー・ブザンが定めた正しいマインドマップを描くための12のルール(下記参照)に則って描くのが正直難しかったからです。

・無地の紙を使う
・用紙は横長で使う
・用紙の中心から描く
・テーマはイメージで描く
・1つのブランチには1ワードだけ
・ワードは単語で書く
・ブランチは曲線で
・強調する
・関連づける
・独自のスタイルで
・創造的に
・楽しむ!

絵を描くのが嫌いなのに加え、「1つのブランチには1ワード=1単語だけ」書くのも難しく、続けて描くサブブランチに乗せる単語もただ一つの文章を単語単位で区切って載せているような感じでした。

その後もふとした瞬間に思い出して再挑戦しては挫折するの繰り返しで、なかなか習得出来ずじまい…。

いつかマインドマップを使いこなせるようになるのかな、とテスターちゃんのマインドマップ回を読んだり実際にマインドマップを使っているよって話を聞く度に思うのです。

■お知らせ

9月に入り、新職場での仕事が始まりました。

8月中は有休消化期間ということもありランダムに投稿していましたが、前職と就業時間が異なるのとしばらく出社しなくてはいけないこともあって、今後は平日に時間が取れないと思われます。

ですが、なるべく少なくとも週末や祝日を使って週に1回のペースでの投稿は死守しようと決めました。

また、しばらくテスターちゃんを使用した勉強回がベースとなると思いますが、それ以外の勉強の回もそろそろ考えようと思います。

秋山さんが最初に行っていたASTERの標準テキストをベースにするとかいいかも…。
※プリンターがないのでコンビニコピー利用者な自分ですが、ASTERの標準テキストもコピーしとこうかな〜なんて考えてたら本編だけでPDF202ページ分もあって躊躇したのはここだけの話www

勿論限定せずにもっと色々なものを使ってインプットし、それをアウトプットしなくてはいけないのですが…。

今後ともよろしくお願いいたします。

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