ヒラヨウ氏と嘘という笑い
・まずはこの写真を見て欲しい
・これね。ヒラヨウ氏がバイトしてるお店(ドイツ運)のメニュー付看板。
・これ、よく見るとひとつ変なのがあるのよ。「技付干しぶどう」ってね(元々あるのは枝付き干しぶどう)。
・これ、どういうのかっていうと。もうその名の通り。そのまんま。一粒一粒に技が込められていて、竜巻旋風脚とか昇龍拳、果ては波動拳なんかも使って収穫から乾燥までを行った貴重~~な一品。それ故に「技付干しぶどう」。技、込めてます。
・まぁ、勿論嘘だケド。なんかこの半月くらいずーっと誤字してたらしい。まったく気づかなかったよね。
・ともかく、ヒラヨウ氏はさっきの技付干しぶどうの解説みたいな「嘘」を元にした笑いがメチャクチャ好き。存在しない人を創作したり、まったく嘘のエピソードを語ったり。オモコロでいう山口さんとか、テレビ千鳥の大悟がなんかに扮装してるネタとか。
・で、まったく嘘の豆知識、作っちゃった。ということで、ここから下の話。
全部嘘。
・「嘘つきは泥棒のはじまり」って言葉あるじゃん?あれが云われるようになった由来を解説しようかな、と。
・時は安土桃山時代。あるところに、子どもに自作のむかし話を語って聴かせる若い噺屋がいた。噺屋は子ども達が大好きで、子ども達もまた噺屋が大好きだった。
・あるとき、1人の子どもが噺屋に近づいてきて言った。「お兄さん、明日からもうお話を聴きに来られない。ひどく残念だ。」
噺屋は答えて尋ねた。「どうしてだい?」
「だってね、うちの父ちゃんが病気で倒れちまったんだ。おっ母も看病だの家事だので忙しくて……オイラも働かなきゃ弟たちも含めて食っていけねぇや!」
「うぅん……しかし、君みたいな小さい坊が働けるもんかね。お兄ちゃんに任せなさい。いいから、明日もおいで。」
・噺屋は子どもが大好きな余り、そういったものの、噺屋だって無料で子ども達に噺をしているだけの無職の変人だったからお金も無くてさぁ大変。どうしようかと悩んでいたら、目の前にトイチ屋があった。そして、門の前にはトイチ屋の主人が置き忘れた大判小判の詰まった箱が。
・噺屋は気づいたら手にとって走り出していた。ただの噺屋が大判小判の詰まった箱を持って走れるわけないって?うるせぇな!いいだろうが!!無い話なんだから!!!
・翌日、噺屋は前日の少年に溢れんばかりのお金を渡した。「そら、坊。これで今日からも生活には苦しむまい。」「ありがとう!!これで、オイラも無理して働かなくても済むよ!!」
・噺屋の男は満足したものの、ここであることに気づいた。「(俺がむかし話を語って聴かせている子ども達は貧しい子ばかりだ……!また、いつ似たような子どもが出るとも限らない。俺は彼らのような貧しい子のいる家庭に少しでもお金を配らなくては!!)」
・ここまで言えば分かるだろう。彼こそが後の天下の大泥棒・石川五右衛門その人である。
・ではなぜ、「嘘つきは泥棒のはじまり」と言われるようになったのか。それは、彼が捕まった後にまで話が進む。
・石川五右衛門が捕まり釜茹でにされた時、(ここで子ども好きな彼の性格が出ていて「子どもだけは助けてくれ」と子どもを上に掲げていたのは有名だね!)世間は豊臣秀吉への反発で溢れていた。石川五右衛門は大泥棒であると同時に、庶民の間では義賊でもあったからね。
・そこで、秀吉は考えた。「そうだ!あいつの名誉を将来に亘って永久に貶めるように何かしら『アイツのようにしていたら泥棒になるぞ』と広めてやろう。」と。
「しかし、どうしてやろうか。……そういえば、アイツは自作のむかし話を語っていたな。……自作の話……つまり“嘘”だな……。」
・こうして出来たのが「嘘つきは泥棒のはじまり」ということ。
はい!!冒頭に書いたようにここまでの話ぜーーーーんぶウッソでーーーーす!!!!
・あー!終わり!!あー!更新間に合った!!夕方に途中まで書いて途中でバイト行っちゃったんだよね。日付変わる5分前、間に合った!!あっぶねー!!