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【年下彼氏】もう元のカラダには戻れない
もう元のカラダには戻れないんだって気付いて
ハッとした。
もう元のワタシには戻れない。
この人からは離れられないのだと気付いたのは昨日のこと。
今日、彼とわたしの星座占いの恋愛運、相性は最悪だけど……。
ネットの片隅に全て吐き出してしまおうと思った。
わたしには彼が居る。
13才年下。笑
わたしはもうアラフォ―で、たぶんパッと目を引く程度には美人なんだけど、それでも13才も年下の彼ができるなんて思ったことのない人生だった。
付き合い始めたのは2019年の10月。
この4月で1年半になる。
彼は、仮称……イチゴさんにするね。
イチゴが大好きで、SNSのアイコンなんかは全部イチゴだから。
わたしはサクラと名乗ろう。イチゴさんはサクラ味やサクラのモチーフが好きで、この時期にはサクラ味のものをコンビニなんかで見つけると、喜んで手に取るから。
イチゴさんと付き合うまでの約15年間、わたしは彼氏というものを作ったことがなかった。
一応、恋をされたりされたりされたり。機会がなかったわけではないのだけど、わたし自身が恋愛というものに興味を抱けなかった。
趣味や推し活に夢中で、恋愛なんて邪魔でしかないと思っていた。
代わりに、人の恋バナを聴くのが好きだった。
人の恋バナなんて本当にしょうもない。たぶん、普通の人ならとても聴いてられないような惚気や悩みや、何なら性に関する悩みだって、楽しんで聞いてた。それは自分が恋愛に興味を抱けないからで、でも人の心の機微に疎い人間になるのはイヤだったから、友達や、何ならSNSでちょっと絡んだだけの人の恋の悩みも、喜んで聞いてた。
この恋はきっとダメになるよなって思っていても、早く離れた方がいいよと言うのが正解だとしても、わたしに悩みを打ち明けてくれた人が満足する答えや言葉を探して返してた。
正直、そうやって一つの恋が始まったり終わったりするのを、そしてそれに自分が1mmも傷つくことがない状態を、楽しんでいた部分もあったかもしれない。
なんて言いながら、実際にダメになっちゃったら悲しくなるんだけどね。
自分、性格悪いなっていつも思ってた。
イチゴさんとの馴れ初めは追々。
それより、いざ、自分に彼氏ができて、悩みはたくさんできた。
今まで、好きな漫画やスポーツ、ドキュメンタリーでしか泣くことのできなかったわたしが、本当にちょっとしたことで泣くようになった。
でも、、、
人に恋愛の悩みを相談するのって、こんなに難しいことだって知らなかった。
みんなどうやって相談してたの?わたしに。
どうやったら自分の感情をあんな赤裸々に話せるの???
無理なんだけど。笑
友達はみんな、悩みがあるなら聞くよって言ってくれるけど、無理。
自分の弱さとか、醜さとか、そんなものを近しい人には知られたくない……と、思ってしまう。
でももう、抱えきれないなと感じ始めてずいぶん経つ。
だからこうして、ネットの片隅に全部吐き出すことにした。
わたくし、サクラの恋の愚痴、惚気、いろんな問題が起きたこと、乗り越えたこと。
誰かに読んで貰えたら嬉しいです。
あ、ないと思うけど、もし知り合いが見つけたら優しい心でスルーしてほしい。笑
2019年の10月に付き合い始めて、その2週間後には同棲を始めた。
わたしは実家暮らしで、イチゴさんはその近所に住んでた。
イチゴさんは、わたしに会いたいから、もっと一緒に居たいからと、半ばゴミ屋敷化してた自分の部屋を頑張って片付けて、わたしを呼んだ。
で、「もう帰らなくていいよ」って。笑
わたしは今でも、イチゴさんには、わたしなんかよりお似合いの人がいると思ってて、最初から「2週間で別れると思う」とか言ってた。
何なら結婚しても良いような交際期間だけど、いつだってわたしは、「いつでも居なくなれるように」って、思ってる。
正直、今も。
もしイチゴさんと別れたら、わたしは元のわたしに戻れると思ってた。
また趣味と自分磨きに勤しんで、ひとりで何でもできちゃう人に。
この3月から、イチゴさんは転勤で少し離れた町に行った。週末だけこの家に帰って来る感じ。
来月からはわたしも追いかけるけど、それも……大変だったの。笑
だって、わたしたちに遠距離恋愛なんて絶対に無理だと思ったから。
もし向こうで誰か好きな人ができたとか、分かりやすい浮気でもしようものならすぐ別れてあげるよって思ってる。
そうなったら、わたしは元のワタシに戻るだけ。
・・・の、はずだったのに。
先々週ぐらいから心身の不調が著しく、イチゴさんと居る時に、本当にちょっとしたことで悲しくなったり泣いたりしてた。
先週末、それを伝えた。
「なんか調子が悪い」って。
そしたら、
「寂しいんじゃない?」って言われて。
・・・え?
ってなった。
イチゴさんと付き合うまで、仕事以外の全ての時間を趣味に費やして来たわたし。
一緒に住むようになって、今まで超苦手だった家事を頑張るようになって、趣味と家事との両立にちょっと苦しんだから、3月からの、週末以外の一人暮らしは正直、自分にとって気が楽なものだったはずだった。
実際、家事をしなくていいから楽だなって思う部分はあったのに。
「寂しいんじゃない?」
って言われて、確かに、他に理由はない・・・と、思った。
これじゃあ、もし別れても元の自分には戻れないんだって気付いて、率直に言うと、絶望した。
もしダメになった時は、って自分にかけてた保険が、もう効かないんだって気付いたら、この人と離れることが急に怖くなってしまった。
でもイチゴさんは最初からそうだったんだよな……って。
転勤が決まって、わたしはすぐに遠恋なんて無理だよと言った。そしたらイチゴさんは、「家に帰ってサクラが居ないと思うと悲しい」って、それまでにないぐらい感情を露わにしてた。
わたしももう、元には戻れない。
年下彼氏が大好きすぎる。
また書きます。