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【年下彼氏】定期的に訪れる「もう無理」期。
わたしは本当に面倒な人間で、何かにつけて感情に理屈をつけたがる。
お付き合いして最初の頃、というか初日に、もっというと告白されてOKした話の流れで、イチゴさんは「自分は人の感情に疎い人間だ」と言っていた。
その時にわたしは、「拒絶する、怒っている、そういうときにはいきなり拒絶せずに、きちんと自分の感情を説明する」という約束をした。
最初の頃は本当に波乱だらけで、イチゴさんの推し活の話やSNSでの絡みっぷり、あとは……すぐに一緒に暮らし始めたから、わたしも不慣れな家事で相当ストレスが溜まっていたんだと思う。
そのたびに、泣いて、
昔から、こうして感情をロールアウトして読み返すことで、自分に対して冷静になったり、問題の本質に気づけたりするから、
そのたびに、誰にも見られないオフラインの日記に感情を書き付けていたりしていた。
そうして書き付けることで気付いたのが、
本質的に、「愛されている実感が乏しい時にわたしの感情は不安定になる」ということ。
家事を頑張ってるのに話相手もしてくれない、とか、主にそんな感じ。
イチゴさんのために家事を頑張るのは嫌じゃないんだけど、例えば、
「この人はわたしを好きだからそばに置くのではなく、家事をさせるのに都合が良いからではないか?」
みたいな考えが過る。
親世代の女性は、世のお母さんたちはすごいなと思う。
わたしは、「好きだから」以外の理由でそばに置いている、という可能性をいつだって排除しきれないと不安になる。
違うんだよと一度言われたぐらいじゃ定期的に不安になって、感情が荒れる。
人間の感情ほど不確かなものはない。
でも限りなく確かなものに近づけるためには、
まず過ごしてきた時間や関係に対する「信頼」があって、
相手から直接かけられる「言葉」があって、
その言葉が本当であると自分の目で「確認」することが大事だと思っている。
何かあるたびに、感情をロールアウトして、自分で読み返して気付いたのが、
本質的に「あ、愛されてない」と感じることが、すべての問題だということ。
信頼、言葉、確認、それらの総合値が、その時の自分の「愛され実感度」みたいなものを支えていなければ、「もう無理!」っとなるんだな、って。
「もう無理期」は定期的に訪れる。
もう頑張れない、わたしはやっぱり一人でいた方がいいんじゃないか、みたいな。
別れ話を餌に男の気を引く女なぞ痛いと思っていたが、実質的にやってることは同じなんだよな。
イチゴさんは、別れたいと思ったことは1度もないそうだけど。
本当に申し訳ない。
イチゴさんが同じように「言葉」や「確認」を与えてくれていても、わたしのメンタル状態が悪ければ、つまり愛され実感度が低ければ、同じでは足りなくなってしまう。
何回か、夜中に泣いて起こしてしまったことから、
仕事の邪魔をするのは本意でないことから、わたしはその時の「愛され実感度」をイチゴさんにしか確認できない場所に明示することにした。
恋人とさ、話し合いをするのって体力使うもんね。
いちいち付き合えない時だってある。
わたしは複数の端末をもっていて、イチゴさんとしかつないでないラインアカウントがあるから、そこのモーメントにね。
数字を書いておくの。
「ごめん、下がってるからいつも以上に愛情をください」
みたいな意味で。
そしたら、イチゴさんは数日内の、自分の状態に余裕があるときに、わたしの感情を満たすべくいつもより多めに「言葉」や「確認」をくれる。
面倒くさくて、本当に申し訳ない。
そういえば去年の今頃、付き合って3,4か月の頃に愚痴ってたな、元カノに。
「時々ちょっと面倒くさい」って、一行だけ。
あとSNSでやりとりの多い人に、「ちょっとメンヘラ気質なの」とか。
面倒くさいのもメンヘラ気質なのも間違いではないが、わたしはわたしの友達にイチゴさんのことを悪く言ったことはないのにな。
ま、こうしてネットの片隅に、彼は決して人に言わないようなわたしとの関係性を垂れ流しているわけだから、文句は言えないか。
いま、「もう無理期」が来てる。
来月になれば、わたしは住み慣れた町を離れてイチゴさんの転勤先であるこの町へ本格的に引っ越すことになるから、
別れるならその前だよなとか、そんな感じ。
イチゴさんは本心こそ言葉にできなくて、単純に「恥ずかしい」からだというのは分かっているけど、
「それでわたしが、信じられなくて不安定になってもいいの?」
って、何度も伝えた。
わたしはいつだって言葉にしてほしい。
わたしは大学も専攻も思い切り文系で、イチゴさんは大学も仕事もド理系。
「サクラみたいに豊満な語彙力で伝えらえないから」
とか、そんな感じの理由もあるんだろう。
負けず嫌いで、「言葉にする」という点においては、どうやったってわたしの方が勝るから、その土俵に立ちたくないのもあるんだろう。
でも、
わたしは「本当は言葉にしてほしいけど、イチゴさんが恥ずかしがりやで言葉にするのは苦手だって理解してちょっとの言葉で満足するよう努力してる」んだから、
イチゴさんだって、「本当は言葉にしたくないけど、サクラは言葉にしてほしいんだって理解して、ちょっとは伝えるように努力」してくれても良いと思いません???
🍓『努力してるし、言葉に出してる!』
って反論が目に浮かぶわ。
今週のわたしたちの動きをおさらいすると、
わたしは木曜日の夜からイチゴさんの転勤先へ来ていて、
木曜日の夜は一緒に過ごせたけど、金曜夜はイチゴさん職場の飲み会でホテルステイ、土曜日も仕事、土曜の夜に一緒に元の家へ帰る。
つまり今(金曜夜、というか土曜朝方)、わたしはイチゴさんのいない部屋で過ごしているということだ。
先月からの不調で、愛され実感度は平均の100から90ぐらいに下がっていた。
先週も、先々週も、週末に帰ってきたタイミングでイチゴさんの気分じゃなかったのか放置気味で、
そして昨晩のある言葉不足によって、決定的に下降曲線に乗ってしまっている。
85→75→70→65→60と小刻みに下がっている。
全部既読はついてるけど、一言の連絡もない。
この、面倒くさいわたしをフォローすることにイチゴさんが疲れてしまったら、その時がお終いなんでしょうね。
分かってはいるけど、
自分の感情に嘘をついてまで一緒にいるなら、別に一人でいいや。
昨晩の言葉不足の件について、愚痴りたいけどちょっと……赤裸々すぎるので鍵の代わりに。
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