見出し画像

1/100 バルバトスルプスレクス  製作記5 〜腰の延長 前編〜

新学期が始まって少し落ち着いたので、1/100バルバトスルプスレクスの製作を再開します。

画像1

(↑)こちらは前回までで一通りの表面処理を終えた胴体、

腰が少し短く、上下から押しつぶされたような感じになっているので、腰を延長してプロポーションを改善していこうと思います。
慣れているかのように語っていますが、パーツの延長は人生初めてです。
どんな仕上がりになるのか、果たして…


プラン

画像3

(↑)このパーツは腰の“芯”とも言うべき部分。

ネット上では、ガンダムフレームの腰の延長について色々なやり方が紹介されていて、僕もそれらを少し参考にしています。
今回は、パーツの上の方(写真の赤い線のところ)をカットして、間にプラ板を挟んで延長するやり方で行っていきます。


カット

画像3

というわけで、さっそくカット。
カットにはタミヤのノコギリを使っています。切った直後は、切断面はかなりガタガタになっていますが、ヤスリで整えればだいぶ綺麗になります。


プラ板貼り〜接着

ここからプラ板を貼って延長していきます。


画像4

(↑)厚さ5mmのプラ板を10枚重ね、接着剤で貼り付けた“積層プラ板“です。
これを、先程カットしたパーツ同士の間に挟んで、長さを伸ばそうという算段です。


(後になって、もう少し短くても良かったなぁと後悔するのであった…)
※詳しくは後ほど説明します


ここから全てを接着しようと思いましたが、接着した後の強度が心配だったので、延長箇所に芯としてABSのランナーを通そうと思います。
下の写真は、ランナーを通すために直径3mmの穴を開け、まさに今からランナーを通そうとしている状態です。家にピンバイス(手回しタイプのドリル)はないのですが、電動ドリルはあったので、それを使って穴を開けました。電動ドリルはパワーがすごいので、プラスチックを割らないように慎重に扱う必要があります。

画像5

胸に近い側(上の写真右側のパーツ)は、ポリキャップの稼働箇所を確保するために、部分的に2mmぐらい延長しています。ご了承ください。
下半身側(上の写真左側のパーツ)に関してですが、一回穴開けに失敗したため、エポキシパテで埋めた後、再度穴を開けています。ご了承くださいませ。


全てを接着剤(流し込みタイプ)で接着した後、24時間ほど乾燥させたものがこちら(↓)

画像6

大幅にプラ板がはみ出しているので、デザインナイフやヤスリなどで形を作っていきます。


削り出し

始めに金属用のニッパーで要らないところをザクザクとカットした後、デザインナイフやヤスリを駆使して丁寧に削って、塗装後にあたかも最初から延長されているように見えることを目指しながら、違和感をひたすら消していきます。

どこかのガンプラ系Youtuberが言ってましたが、ヤスリがけって時間がかかる割に撮れ高はゼロだそうですね。少し共感できます。
しかし、塗装後の完成度を左右する大事な工程だと思うので、ラジオなんかを聴きながら無心で作業していきます。
(実はラジオを聴きながら無心で作業する時間が一番楽しかったりします。)

画像7

(↑)まだ表面は結構ガタガタで、サフを吹いたら見るに耐えられない姿になることが予想されますが、ここからさらに磨いて整えていきます。(多分、すごい時間がかかるんじゃないかと思います…)


思わぬ誤算

とりあえず胴体だけ組んでみたのですが、ここでまさかの事態が…

画像8

腰を伸ばしすぎたせいで、左右のシリンダーがハマらなくなってしまいました…(赤い丸で囲ったところ)

もう少し短くすれば良かった…と後悔しています。


後悔するだけでも仕方がないので、上手いことハマるように何とかします。
現状思いつく改善策は、

・シリンダーの受け(下側のパーツ)の位置を上げる
・シリンダーの軸自体を伸ばす
・延長したところを再度カットして、何ミリか削った後、再び接着(要するに、腰を縮めること)

の3つぐらいでしょうか。

まあ、一番現実的なのは最初のやつ(受け部分の位置を上げる)ですかねー。

素人が調子に乗って延長するとこうなることが分かったので、僕と同じ過ちを繰り返さないように、この記事を読んでいる方々は、ぜひ気をつけていただければなと思います。

というわけで、後編に続きます。

↓↓↓   後編   ↓↓↓


いいなと思ったら応援しよう!