
白塗装は、やっぱり難しい… (エドワードセカンドV 製作記5)
エドワードの塗装もいよいよ大詰め。
金色ランナーの残りと、黒いランナーを一気に塗っていきます。
金色ランナー
(↑)製作記1にて、水性ホビーカラーのゴールドで塗ったパーツ達です。
白・黒・赤・茶の4色をエナメル塗料で塗り分けていきます。
(↑)こちらは塗装途中の写真。黒・赤・茶は塗り終わり、白を塗っている途中と思われます。
黒は結構楽に塗れましたが、白が本当に難しい。
いんぺい力(下地を覆い隠す力)がとにかく低く、塗料がわりと流れやすいので、狙ったところにビシッと色を載せるのが難しい。。。
エナメルホワイトと広い面積とは相性が良くないです。まあその分、はみ出した箇所は容易に拭き取りできるので、フォローは全然らくですが。
この角度からは見えないですが、袖の内側は影になる場所なので、黒で塗りつぶしてあります。(袖のパーツは、奥まった場所にあるので塗りづらかった…)
(↑)無事に塗り終わりました。
黒色ランナー
(↑)ご覧のように真っ黒。白塗装はおそらく最難関。
こちらのパーツ達は、水性ホビーカラーの白・シルバー・ゴールド、そしてエナメル塗料の赤で塗っていきます。
シルバー・ゴールドは、下地が黒なだけあって、とても綺麗に塗れました。
(↑)ゴールドだけを塗り終わった状態。
やっぱり問題なのは白。完璧にムラをなくすのは困難なもので、はみ出しも結構ありました。いちいち気にしているとキリがないので、ある程度のところで妥協しています。
(↑)ハイ、というわけで塗装完了。続いては、各パーツごとにピックアップ。
アンテナ・冠
製作記1で尖らせたアンテナを含む、冠(?)のパーツです。
赤と金って、戦国武将にもよくあるように、豪華な印象を受けますね。
白のさし色もいい感じ。
これ以降の写真全てに言えることですが、あまり拡大して見ないでください〜
どうしても境界線とかはガタガタなので。
(もとからアップで撮らなければ良いじゃないかという話ですが…)
フロントアーマー・リアアーマー
(↑) リアアーマー(左)、フロントアーマー(右)
予想よりも華やかな感じになって、良かったです。
あ、青色の部分の説明をしていませんでしたが、こちらはコバルトブルー(水性ホビーカラー)で塗っています。はみ出したら拭き取りができないので、慎重に塗っていきたいところ。
「はみ出さなければどうということはない!」的なノリでやってましたが…
バックパック
(↑)こちらも難関箇所の一つ。
ディテールにピッタリ沿わせながら塗っていくのは本当に難しいです。
サイドスカート
(↑)黒ランナーに塗る白色は水性ホビーカラーで塗っているので、エナメルよりはわりと塗りやすいです。ただ、はみ出しの処理がどうしても難しい…
大型砲(メガ・ライアー)
(↑)必殺技時に出現する大型砲です。こちらは2枚貼り合わせのモナカ構造で、合わせ目が当然出ますが、完成後でも特に気にしないつもりです。
ディテールが複雑で、はみ出さないように注意しながら塗るのが(特に白)難しかったです。
髪(ドレッドヘアー)
ガンプラで髪の毛というだけでびっくりですが(しかもドレッドヘアー)、ぶっ飛んだヘアースタイルで、一番目を惹く箇所だと思います。
各部さし色の赤色は、下地に水性ホビーカラーの白を塗った後、その上からエナメルの赤をのせることで、綺麗に発色してくれました。
ハンドパーツに一工夫
キットに付属するハンドパーツ(握り手)は2種類あります。
1つは、標準的な”普通の握り手”、もう1つは、剣をかっこよく構えられるように”角度がついた握り手”の2種類です。
“普通の握り手”は左右分、”角度がついた握り手”は左手分のみ付属します。
ここで問題になるのは握り手の色。実は、ランナーの都合で2種類の握り手の成形色はそれぞれ異なるため、左手を”角度がついた握り手”にすると左右で違和感が出てしまいます。
そこで、ハンドパーツを全て同じ色で塗りつぶすことで違和感をなくそうと考えました。
色は、以前関節部の塗装用に調色したオリジナルのグレーを使いました。(ビン生の市販グレー塗料でも大丈夫)
(↑)塗り終えたハンドパーツがこちらです。(赤い丸で囲んだところです)
”普通の握り手”は、関節系のランナーに入っていました。
ちなみに、関節系のランナーに使われているプラは、塗装に弱いABS素材ではなく、本体に使われているランナーと同じPS素材らしいです。ただ、少し力を加えるとしなやかさを帯びながら曲がる感じがするので、おそらく衝撃に強いKPS素材と思われます。
※ABS→アクリロニトル・ブタジエン・スチレン
※PS→ポリスチレン
※KPS→強化ポリスチレン
の略です。
写真では分かりづらいと思いますが、ハンドパーツの色はしっかりと統一されてます。
まとめ
(↑)今日塗ったパーツ達です。(関節系のランナーを忘れてますが…)
遠目から見る分には、全然キレイですね。
これで、全てのランナーを塗り終わったので、次回からタッチアップ(ゲート跡の塗り直し)と組み立てに入ります。