満身創痍のその先に 【ザクヘッド】
年内完成予定のザクヘッドを塗り進めていきます。
今回はウェザリング・トップコートまでの様子です。
前回までのあらすじ
中古店で入手したシン・マツナガのザクヘッドですが、肝心のツノがないため、量産型ザクにするべく余計な穴をパテ埋め。というところまで進めました。
↓前回記事はこちら↓
ダメージ表現
改造のコンセプトが定まりました。
かなり激しく戦った感じを出そうと思います。
まずはダメージ表現。
鉄やすりで傷をつけ、傷をつけたところにハンダごてを当てて、パーツが溶けた感じを演出しました。(赤い丸をつけたとこです)
モノアイカバーのクリアパーツにも、割れたような跡をつけています。
実際にパーツを割ったのではなく、ナイフで傷をつけて、それっぽくしています。
パイプはあえて切り離していますが、その理由は後日。。。
下地塗装
基本工作が完了したので、早速塗装に入ります。
まずは下地からです。
外装は白い成形色で、若干の透け感が否めないため、隠蔽力の高い色で下地を作り、重厚感を出そうというわけです。
あいにくグレーサフが手持ちになかったので、クレオスの水性ホビーカラーRLM75グレーバイオレットを下地として塗装。
別に、傷埋めとか食いつきとかはあまり気にしていないので、サフへのこだわりは特になし。透け感がなくなれば十分です。
なんか、黒い三連星のザクに見えなくもない…
本塗装
続いて本塗装。
量産機カラーにすべく、緑色に塗っていきます。
シン・マツナガ機の面影はどこにもなく、完全に量産機へと化しました。
こちらの緑色ですが、今月発売されたHGの量産型ザクのカラーレシピを参考に、
で調色しました。
グラデーションをちょいと意識して塗ってみたんですが、思ったよりもベタ塗りになってしまいました…
まあ、下手にグラデーションで失敗するよりはマシなので、ポジティブに捉えていこうと思います。
ちなみに、僕は塗装が本当に苦手です。吹き残しがあったり、光沢塗料のはずなのに塗面が梨地になってしまったりなどと、(自身のエアブラシ経験の少なさも原因ですが)いつもエアブラシで足を引っ張ってしまいます。
特に、塗面がザラザラになる梨地はしょっちゅう起きてしまうことなので、テカテカのキャンディ塗装とかは絶対にムリな気がします…
こういったことの上達には経験が第一だと思うので、もっと色んな経験を重ねていこうと思います。
この時点でツルツルな光沢の塗面なので、今のうちにスミ入れとデカール貼りを済ませておきます。
半光沢トップコートまで終わった状態がこちら(↓)
ジオンデカールは、傷ありなやつを使用して、周りの雰囲気に合わせています。
奥の方に、階級章みたいなのを貼っています。(どんな位かは分かりませんが)
ウェザリング
まず先に完成写真をどうぞ。
今回は、エナメル塗料で全体のトーンを落としつつ、要所に適度な汚れを局地的に追加しています。
タミヤエナメルの、フラットブラウンを希釈したものをパーツ全体に塗り広げ、面の中央部を拭き取りながらエッジに塗料が残るように、グラデーションを意識しながら汚しを加えていきます。拭き取る方向は、重力方向を意識すると良くなると思います。
あと、スポンジを使ったチッピングによるサビ表現も施しています。
色々下調べをして作業に臨んでいますが、果たしてこれで良いのかよく分からず、なおも手探りの状況で進めております。
ウェザリングは、丁寧に手をかけている感じが一番する作業なので、だんだんとキットに愛着が湧いてくるのですが、分かる方いらっしゃいますか?
ハンダごてで溶かした傷口には、赤鉄色(水性ホビーカラー)を塗ってリアリティを演出しています。
この周辺に先程のフラットブラウンをピンポイントで塗り、より傷に深みを与えています。
こういう汚しは、どアップで撮らない方が良かったかもしれませんね…
なんか、ただ汚い感じになってしまったような。
モノアイカバーのクリアパーツは、つや消しクリアを薄〜く吹いて、埃を被った感じを出しています。
なお、内部フレームは、今回は汚しを施していません。(見えない箇所なので多分大丈夫)
これにて、ザクヘッド自体の製作は完了となります。
次回より、ジオラマを作ってみようと思います。
つづく