プラモデルの、ちょっと難しい「ぬり絵」を攻略する (エドワードセカンドV 製作記4)
こんにちは。
夏休みもいよいよ終盤に差し掛かり、宿題もラストスパートをかけ始めました。
(もちろん、終わる目処はついているので大丈夫ですよ(´∀`) )
そんな中ですが、エドワードセカンドVを塗り進めていきます。
主要パーツ揃い!白ランナー
今回塗っていく白色のランナーです。
ご覧のように真っ白。顔の前後や剣のパーツなど、主要なパーツ類が勢揃いといった感じ。
頑張って塗っていきましょう!
剣を尖らせる
製作記1でツノを尖らせた後、「他のパーツは尖らせる必要はないかな〜」と思っていたのですが、剣(正式名称バディナージ)の丸みがどうしても気になったので、尖らせてシャープにしていきたいと思います。
(↑)問題のバディナージ。既にいくつか塗っちゃってますが、気にしないでください。
ここでネックになるのは、「ランナーから外さずにどう尖らせるか」ということです。
普通はランナーから切り取ったパーツに、プラ板貼るなりパテ盛るなりで、丁寧にシャープにしていくのがセオリーですが、今回は激しくいじることができないのが一つ問題点です。
色々考えたのですが、この状態のままで切ったり削ったりしていくやり方(いわゆる引き算方式)で尖らせていこうと思います。
幸いにもパーツはランナーの外側に配置されていたので、ある程度加工作業がしやすいと思ったからです。
まず、剣の先端周辺のランナーをカットして、ヤスリが入りやすくしておきます。
準備ができたので、ニッパーを使って、剣としての形を崩さないよう注意しながら先端をカット。
その後、金属ヤスリを使って切断面と形を整えて完成。(↓)
ちょっとリーチが短くなってしまった気もしますが、それ以上にビンビンに尖ってくれた効果の方が大きかったので、これでよしとします。
塗料の特性を見極める
それでは、塗装に入っていきます。
まずは、水性ホビーカラーのゴールドとシルバーを筆塗りで塗っていきます。
全体ではなく、もちろん必要な箇所を部分塗装です。
今回の下地は白だったので、キレイに発色してくれました。
万が一はみ出してしまっても、デザインナイフで削り落とせば大丈夫です。
もしくは、アルカリ性台所用洗剤「マジックリン」で落とすこともできます。
十分に乾かしたら、次はエナメル塗料での塗装に移っていきます。
色は3色で、黒(ブラック)・赤(レッド)・茶(ブラウン)です。
エナメル塗料は、専用の溶剤での拭き取りが簡単で、水性塗料を侵すこともないので、奥まったところの塗装や、水性塗料の上からの重ね塗りにも適していると思います。
塗っていて思ったのですが、こういった白いパーツ群を、輪郭線に合わせて色を塗り分けていく工程は、幼少期によく遊んだぬり絵に似ていると思います。輪郭線だけ残された白黒のキャラクターを、自らの手で塗り分けて命を吹き込んでいたあの頃が懐かしいな〜なんて。
ただ、今回のぬり絵は一味違います。立体物ゆえ、塗りづらい箇所や塗料の特性を分かっていないとうまくいかない箇所もいくつか。
ぬり絵といえば、最近「大人の塗り絵」が話題になりましたが、こちらは少し違う方向で手応えのあるものなのではないかと思います。
塗り終わったようなので、パーツごとに見ていきます。
顔パーツ
この時点でもうカッコイイです。
僕の塗り分けが素晴らしいのかもしれないのですが、もともとの造型が素晴らしいので、キリッとしたイケメンな顔立ちに。
顔中央のスリット(への字部分)は、スミ入れ塗料(ブラック)を使ってメリハリある仕上がりにしています。側頭部のダクト内部はエナメル塗料のブラックです。
額の部分は、マジックリンでの拭き取りを駆使してきれいにディテール内に収めています。
剣(バディナージ)
ゴールド・シルバー・ブラックでの塗り分け。
シャープ化の効果で、より鋭利な印象を受けます。
ただ、シルバーに関しては、下地を黒(ブラック)にしておいた方が、もっと重厚感が出てよかったかもしれません。
※パーツ裏側も、同じような配色で塗りました。
肩・フロントアーマーなど
(↑)こんな感じです。
肩パーツ(画像左側)にある左右合計28個の丸ポチ部分は、筆に含ませる塗料の量に注意して、はみ出さないように塗りました。(“塗る”というよりも塗料を”置く”に近い感じ)
リアアーマー(画像右上)にも同じような丸ポチが4個ほどありますが、ここも同じように塗っています。
あ、ちなみにリアアーマーの青いところは、コバルトブルー(水性ホビーカラー)で塗っています。
塗装完了
というわけで白ランナーの塗装が完了しました。
細かい塗り分けのおかげで、華やかな感じになったのではないでしょうか。
早く完成させたいところですが、まず宿題を終わらせないと…