「ひ・よみ」…第11回6.ミロクの問題
6.ミロクの問題
6-1仏・ミロクの否定
一見、「おおもと」は神道系に見えますが、実は最後に現れる元の神の後ろにホトケが祀られているとする仏教系と、私は考えています。
「…天照皇大神宮殿も表面は神道で立て、奥の院は矢張り仏事が祭りて在りたぞよ。…」(大本神諭 大正六年旧九月三十日)
「おおもと」では、仏典の和訳とされる「いろは」を重要視して、
「ひふみ」はまだ現れていません。
王仁三郎の「王仁」は仏教公伝の関係者の名前です。
鬼三郎が嫌ならば「王仁」としなくても、
「上の点の無い鬼(※)」でいいではないですか。
※ 「カミ」、九鬼文書の文字。雑司ヶ谷の鬼子母神でも使われています。中国で「鬼」の字は「先祖霊」を表していました。先祖霊のケチが取れて「神」になると考えると理解しやすいです。
艮の金神も、鬼三郎の鬼からきています。
鬼はウシの角とトラのパンツですから、
鬼が変化してウシトラとなります。
「おおもと」ではホトケの方を上としているので、
ミロクの世ということで良いのですが、
「ひふみのふで」の方は、
「…いまでも仏の世と思うてゐるとびっくりがでるぞ、神の国、元の神がスッカリ現はれて富士の高嶺から天地(あめつち)へのりとするぞ、岩戸しめる御役になるなよ。」(地つ巻 第十帖)
「…仏の力と神の力と同じでないぞ。同じ所までは同じであるが、もう此処まで来たら、この先は神の道(ミチ)でなくては動きとれん。神の大理(オオミチ)は上の上であるぞ。…」(黄金の巻 第六十二帖)
「…神は一時は仏とも現れたと申してありたが、仏ではもう治まらん、岩戸が開けたのであるから、蓮華ではならん。」(五十黙示録 紫金の巻 第七帖)
をはじめ、数多くの部分でホトケを否定しているので、
「ひふみのふで」ではホトケに関しては全部落としてよいと思いますが、
いまだに「567」を「ミロク」というのは、明らかに間違いです。
それどころか、「369」、「567」、「666」、
すべてを「ミロク」としてしまっては、
原文が書き分けた意味がなくなってしまいます。
しかし、現段階の普通の文章になってしまったものでは、
区別ができなくなっています。
先に書きましたように、「666」は坤の金神、
台風、大雨、気象災害を表しています。
弥勒菩薩に関係する年数は、
五億七千六百万年が元の数で、
十世紀以前に、一桁大きい年数(五十七億六千万年)となり、
次に発音しやすく数字が覚えやすい、
五十六億七千万年へ変化したと考えられています。
歴史的必然は、何もありません。
古代の時間感覚からして、
人の一生をもとに 50 から 100 年までは認識できるでしょうが、
生物学的、地質学的、天文学的な時間の認識はないので、
ただ単に途方もない将来を表しているだけです。
「途方もない将来にやって来る」、ということは、
「来ない」と同義です。
これも意味のない数字に振り回されている例です。
こうして「567」の読みは、
やはり「コロナ」が正しい、と考えます。
釈文の中には、ときどき横文字が現れているので、
解釈者たちが「コロナ」を知らなかったとは思えません。
コロナとは皆既日食の時に現れる「太陽コロナ」のことですから、
日と月の合体ということになります。
コロナの世は、天日津久神が成長して、
天照大神になって治める世ということです。
「…今度の建替へは人間智恵の建替へとは大分違ふ大層ざぞ、見当とれんのざぞ、日の神ばかりでは世は持ちては行かれんなり、月の神ばかりでもならず、そこで月の神、日の神が御一体となりなされて「コロナ」様となりなされるなり、日月の神と現はれなさるなり。「コロナ」様が日月の大神様なり、日月の大神様が「コロナ」の大神様なり、…」(青葉の巻 第十七帖)改
白い肌をした神・救世主のアステカ神話をご存じでしょうか。
アステカの人々は、海の向こうから、
白い肌をした神・救世主がやってくると信じていました。
しかし、実際にやって来たのは、コルテスたちだったのです。
一部には、すぐ「彼は神ではない」と気付いた人々もいたようですが、
多くの人々は、彼らを歓待し、財産や土地まで与えてしまいました。
結果は征服者でした。
いつまでも救世主を待ち望んでいると、
こういうことが起こります。
一人一人が救世主である気持ちが必要です。
救世主というのは大袈裟ですが、
世の中のために、何かの役に立っているんだ、
という軽い自己肯定で良いのです。
思想・宗教の困ったところは、
極端な現状否定が多く、急激な現状変更を望む点です。
現在の宗教に至っては、
人間否定、人格否定から話が始まっていて、
到底容認できません。
ミロク信仰も救世主待望論です。
自分たちでどうにかしよう、という気概がなければ、
付け込まれる隙ができてしまいます。
本当の協力・援助者も現れません。
6-2ミロクとは何者か
この部分は、サニワによります。
かなり、荒唐無稽な内容になってしまったので、
娯楽として楽しんでいただければ幸いです。
ミロクは小マゼラン雲にいる侵略者の親玉で、
今までの啓示類を出しているのは、その手下、先遣隊です。
なぜ地球が狙われているのか。
銀河系に生命体といわれるものの存在している星は数百程度。
そのうち、存在する生命体を、
ミロクの思うように操ることのできる水準に達しているのは、
地球だけだからです。
太陽・月・地球の大きさ・位置関係・運動速度、
内惑星を守る木星の存在、
これらを科学者は過小評価しています。
多く見積もっているのは、それこそ、予算獲得のための方便です。
太陽近傍の恒星の半分は連星系です。
もし連星系に惑星があったとしても、
複数の恒星からの重力、電磁波、
それらの複雑な周期の変動を受けてしまいます。
太陽系のような、単周期変動ではないということです。
生物が存在しているとしたら、体内時計はどうなってしまうのでしょうか。
それに、現在見つかっている惑星というのは、
従来は、恒星そのものが、太陽黒点のようなものの偏在によって、
変光すると考えられていたものが、
実は惑星による食現象だった、ということで、
変光周期がすぐ測定できるほどの短いものがほとんどです。
観測機器の分解能が向上して、確認できるようになりました。
数日以内で公転軌道を一周してしまうような、
超高速度の条件下では、強い遠心力のために、
生物の進化・定着など考えられません。
ミロクたち宇宙人の目的は何か。
啓示類の目的が、人類の分断であるならば、
侵略の目的は、人類意識を乗っ取り、操ることです。
これが思想・宗教でいう洗脳です。
なぜ人間を洗脳する必要があるのでしょうか。
この疑問を解くためには、地球にしか存在しないものは何なのか、
という問題を考えてみる必要があります。
今回の騒動で気づかれた方もいるとは思いますが、
目的は生物ではありません。
もし、宇宙人と地球人が生ま身の接触を行えば、
それぞれに共生している常在菌が、
相手方の病原菌に変容してしまう可能性が非常に高いと考えられます。
それぞれまったく別の進化の過程を経ているのです。
ウイルスなども同様です。
散見されるグレイエイリアンというものは、
接触を避けるための防護服を着ている状態、
だと考えれば納得がいきます。
では、無生物で考えてみましょう。
通常の金属・鉱物などであれば、他の天体に、より多く存在しています。
地球上で、より効率的に集められるものは何でしょうか。
私は、超ウラン元素。
ネプツニウム、プルトニウム、だと考えます。
ウランほど半減期が長いものであるならば、一度生成されれば、
半永久的に存在し利用できます。
また、極端に短いものであれば利用価値はありません。
ネプツニウム、プルトニウム程度の半減期であれば、利用を研究する時間的余裕もあり、繰り返し生成すれば、常時確保は可能です。
彼らは、これらの利用方法を知っているのですが、
放射能というものが存在して、生産に多大な危険を伴うものですから、
人間にこれを肩代わりをさせようとしているのです。
「…原爆も水爆もビクともしない肉体となれるのであるぞ、…」(五十黙示録 五葉の巻 第十六帖)
これは、肉体が物質でなくなった時の話としか考えられませんが、
宇宙人が、地球人をだますために言っているとすれば、合点がいきます。
とくに、ネプツニウムの元素記号「Np」は、
幻の元素「ニッポニウム」の元素記号として予定されていたものでした。
もし「ニッポニウム」が幻でなかったならば、
92ウラン(ウラニウム)(天王星)、
93ネプツニウム(海王星)、
94プルトニウム(冥王星)、
の海王星が抜けてしまうので、プルトニウムも異なった名称になっていたことと思います。
話がそれてしまいましたが、
つまり意識の乗っ取りとは、原子力利用を肯定させること。
人類の分断、小集団化によって、
これに手を挙げる「国や自治体」が現れる、ということです。
古代からUFOや宇宙人が出現して、
いろいろな技術などを教えていく、といった話は、
人間が少しでも早く、
超ウラン元素の生産技術を取得できるように、
といったことなのです。
このように、宇宙人から見れば、
人間の生産技術は、
宇宙人の要求するより、上であっても、下であってもいけません。
ということで、人間は核利用を始めたと同時に、
後にも先にも動けなくなってしまいました。
核物質廃棄の問題などは、
最終的には太陽にお任せするしか方策はないと、私は考えます。
アトムは最後に、太陽へ突っ込んでいきました。
「核融合」という話も出てきていますが、
取り扱うエネルギーがより強大になり、
生成される粒子がより、微小になることで、
問題が発生した場合には、
悪影響は、より遠方に及ぶと考えられます。
発電所には、核実験場並みの規模が必要となるでしょう。
国内の適地は、国後島・択捉島しかありません。
だから、四島一括を言う人がまだ存在しているのでしょう。
ということで、
宇宙や宇宙人が云々というものが、いかにまやかしか、
ご理解をお願いします。
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