14says No.8
第8回 第1章 第3項 運用方法や注意点のまとめ
今までstep0~4までの所作act 14-0~act 14-4の説明をしてきました。
その都度、指摘してきた注意点等もあり重複する部分もありますが、
まとめて整理しておきたいと思います。
ご自身の体調の準備についてと、現場外出先・店頭→帰宅後→使用直前
という段階までの説明とさせていただきます。
品物は購入前ですから、未開封の状態です。
包装の上から確認できる、ということです。
食事の場合も同様で、食器の外側を触れることで確認できます。
今のところ、確認不可能な包装、容器、食器は存在しないようです。
・体調の準備
適さない時の体の不調と対応についての説明です。
○事前に自宅で確認できること
体温が37.2℃以上の場合
現時点では熱が下がるのを待つしかないので、
通常の発熱時の対応をお願いします。
肩や腕に不調のある場合
ケガやキズのある場合には致し方ないので、
その部分にできるだけ負担をかけないような姿勢で行ってください。
ある程度よくない姿勢は、経験から認識されていると思います。
立った姿勢で右手を使うことを考えただけでも、
肩や腕、肘、手首、または手指の曲げ伸ばしやひねりがあります。
通常の生活で痛みを生じている場合は、その姿勢は避けてください。
確認する方法としては、該当する痛みの出る姿勢から、
すぐにact 14-1Aを行うことによって判断できます。
ほぼ開く(NG)ことと思います。
改善方法は後ほど説明しますが、
現時点で説明を始めると際限がなくなる恐れがあるので、
ここでは避けて通る方法のみをお伝えします。
見落とし易いのは、
少し遠くのものに手を伸ばしたりした場合の、
関節を軽く引っ張った状態があります。
この姿勢のままでact 14を行うことは無いと思われますが、
品物を取るときにこの姿勢をとって後に影響してくる、
ということも考えられますので、念のため調べておくと良いでしょう。
左手を胸の高さに持ってくることも確認が必要です、
お忘れになりませんように。
○外出先で
寒暖による影響、手指の汚れなど感覚には個人差がありますので、
通常の感覚として気になるものは除去しておく、
ということで良いと思います。
店頭で
店頭では、思いの他いろいろの姿勢をとっていることがわかります。
品物の高さによって、頭の高さから、目、胸、腰の高さ、膝、足元まで、
腕の曲げ伸ばしや姿勢(前傾、ひねり、膝の曲げ伸ばし)の変化、
手首のひねり、曲げ伸ばし、
と本当に多くの形があります。
最初の段階では、以前説明しましたが、
できるだけ体の不調箇所の影響を受けないように、
すべて一度、胸の高さに持ってきて調べるようにします。
他の高さにある品物を一度、胸の高さの正面の位置の棚に置いてから調べる、ということになります。
当然、購入しない場合には元の位置に正確に戻します。
注意点の部分も長くなりそうなので、ここで切って、
次回はつづき、実際の品物の確認の説明になります。
見出しの付け方が複雑になり、若干問題が生じているかも知れません。
全体を通して、見渡せるようになった時点で修正を試みたいと思います。