14says No.9
第9回 第1章 第3項 つづき
・品物の確認
○基本的な右手の形
「14says No.6」で右手の形を説明しましたが、ここではより具体的に説明していきます。
step0、step1~4、すべて同様になります。
いずれも、力をあまり入れないで軽く、つまむ(はさむ)、触れる、ということになります。
1.指先でつまむ(はさむ)
普通にいつも行っている物に触れる方法です。
ただ、容器・包装の上から触れるので、内容物と関係ない場所をつまんでも意味がありません。
下に例として、コップに入れた水を確認する形、を示します。
慣れるまでは細身の容器が良いようです。
水面より上では無意味になってしまいます。
2.爪元で軽く触れる(押さえる)
通常の生活では、まず行わない方法です。
これは以前にも説明しましたが、ラップなどを傷つけるのを避けるための方法です。
3.手首の外側で触れる
ある程度の大きさがある物の確認に使用します。目安は手首より明らかに広がりがある場合と考えてよいでしょう。やりにくいな、と思った場合には無理に行う必要はありません。
より確実に確認するために使いますが、購入時にここまでやっていては煩雑になるので、何か変だなと思った時の、犯人捜しにより威力を発揮します。
4.直接触れない方法
これは「14says No.3」で手を漏斗状にする形、として写真で示したものになります。
どうも、やり始めて初期の段階ではなく、一か月ほどいろいろと試してみて、体が慣れてくるまで、確実に判定するのは難しいようです。
位置関係を把握するため、別の形の写真を掲載しておきます。
○店頭で
「14says No.6」で説明したように、スーパーの入り口付近には果物・野菜類が並べられていることが多いのですが、良くないものも多く、面倒なので最初に触れてはいけません。ひとまず通過してください。
果物・野菜類は他のOKの物を確認して、それらを買い物かごに入れてからにします。こうしておけば、果物・野菜類を触れた後の効果が残っていた場合に、OKの品物に触れてすぐに14センサーが回復するか確認できます。
OKでしかもNGの影響をすぐに消すことができるものが、Q性ということになります。どの店舗にはQ性があるか記憶しておくと、後が楽です。
入店時に、その日の購入予定でなくてもQ性が確認できたものを、残存効果のために買い物かごに入れておいて、一通り購入予定の品が揃ったら、また棚に戻しておく、ということができます。
もちろん生鮮食料品では劣化してはいけないので利用しません。
ある程度、段取りに慣れてしまえば、この方法を使わなくとも良くなります。
何度も、電気に似た振る舞いがあると説明しているように、金属には注意します。金属容器と金属板の棚の影響があると確認できません。
重なって置いてある缶詰は、一つずつ近くの紙箱の上に置いて確認します。
複数購入する場合には、一つずつ確認するようにします。
14sayで想定しているNGだけでなく、空気などが通常より多量に入ってしまった生産時の不良品や、不適切な保存による劣化品の確認もするためです。
今のプルトップの缶詰は、容器本体と蓋部分の材質が異なることもあり、
通常、蓋を上にして置くようになっているものを、逆さの、蓋が下になる状態で置かれていると、内容物が劣化していることがあります。
購入確認、陳列時に逆さになっていなくても、保管・運搬時になったことがあると、劣化している可能性があります。
カップ麺は、確認時逆さに手に取り、薄い蓋部分で確認するのが確実です。
冷凍・チルド食品のプラスチックトレイのあるものは、食品部分に触れないと意味がありません。冷凍餃子などは要注意です。
魚や肉などのトレイにラップを掛けたものは、指先で触れるとラップを破く恐れがあるので、爪元で確認する習慣が必要です。
液体のものは、内容物の存在する下の方の部分を確認します。
容器の上の方の部分では空気しかありません。(前掲写真)
菓子類など多重包装のものは、
内容物のある部分を指で挟み込むのがかなり難しいものもあります。
小分けにしてある削り節もそうです。
購入使用の経験があり、okの確率の高そうなものは、
家で内容物を個別に確認すればよいでしょう。
初めて買うものは注意が必要です。
慣れれば、触らないで確認できるようになりますので(上記、4.直接触れない方法)これらの問題は解決されます。
店頭で行う所作は、
主に痛みを生じる品物を避けるための「act 14-1A」、
act 14-1Aが不安定な場合のM波確認のための「act 14-0」、
アレルギー・痒みを問題視する場合は「act 14-4」、
と状況に応じて使い分けることになります。
○自宅(購入帰宅後)
どうしても店頭での確認は、人目もあるし、そう時間もかけていられない、
ということで見落としは避けられません。
特に連続して購入しているものがNGに変化している場合などは、よく見落とします。
自宅に戻ってから、冷蔵庫、食品棚などに収納する前にしっかりと確認しておきたいものですが、
どうしても、帰宅時の安堵感や疲労から忘れてしまいがちです。
使用直前にも確認する必要があるので、無理にやらなくともよいとも考えられます。
ただ調理時には、コンロの火をつけてからあわてて冷蔵庫などから出した物を、よく確認しないで調理してしまうことを多く、
できれば事前確認は多いに越したことはないと思います。
痛い思いをするのは自分なので、難しいところです。
冷蔵庫には注意が必要です。
庫内の空気は薄い毒ガスだと思ってください。
体調の良くない人の嫌がるエアコンの空気と同じものだと思ってください。
食品に直接当ててはいけません。
ラップをかける時など、少し隙間ができてしまったけど、まあいいか、というのは禁物です。
同様に、キャップや蓋など、閉まりの悪いものは、
必ず袋などに入れて輪ゴムをかけるなど、
周到に保存する必要があります。
私は簡単に密封できるZip Lockを使用することが多いですが、
使用頻度の高いものは、普通の保存用のポリ袋に輪ゴムという形が経済的です。
次回は、使用摂取直前から摂取・飲食時の注意になります。