茶碗蒸し
こんにちわどーも。ひよりです。
前回は初めてなのに沢山のスキありがとうございました。誰かが見ているってモチベあがりますね。
さて、今回は2回目という事で自己紹介の延長戦として、好きな事について語ろうと思いました。私は好きな事が沢山あります。色んなものに手を出しては次々と増やしていくので、もう好きな事界隈のバチェラーと言っても過言ではない。
しかし、そのひとつを取り上げて語るとそれを知らない人は読んでも面白くないだろうし、なんだこのキモヲタ早口辞めろよ。って思われるのも癪なので、何か万人受けする話題は無いものかと考えていました。
私も物書きの端くれ皆さんの心から納得する話題を提供したい…その考えから、たった一つの冴えた答えにたどり着きました。
もうみんな分かるね?
そう、茶碗蒸しです。
みんな好きだよね?茶碗蒸し。
今日のテーマは茶碗蒸しです!
私は何を隠そう茶碗蒸しが大好きです。よく好きな食べ物は?という質問をされますが、私は迷わず茶碗蒸しです。と答えます。
だいたい え?なんで?と不思議そうな顔をされますね。
は?いいだろうが茶碗蒸し、うまいだろうが。
とキレたりは致しません。その気持ちわかります。脇役ですもんね。茶碗蒸し
鬼滅の刃で例えると愈史郎君ですもんね。わかります。
でも考えてみてください?
愈史郎君が居なければ恐らく無惨様を倒せていないのと同じように、茶碗蒸しが無ければ、銀杏なんて食べる機会は無かったでしょう。銀杏を茶碗蒸し以外で見た事ありますか?無いでしょう。お前鬼になれ。
話は脱線しましたが、茶碗蒸しは偉大なのです。あのプルプルとした口の中に入れた途端蕩けるようなプリンみたいな部分。意外と豪華な素材の具。
熱々のまま届けたいから、茶碗ごと蒸すという心意気。私はその全てが好きです。スシローで茶碗蒸しを4個食べお寿司を食べずに帰ったこともあります。
私は胸を張って心から言えます。
茶碗蒸しが大好きだと。
コロナ禍になる前に、長男の誕生日も兼ねて大分へ旅行に行きました。
そこで旦那が私が茶碗蒸しを好きなことを知ってか粋な計らいをしてくれました。
旦那が予約をしたお店のメニューにはでかでかと
ジャンボ茶碗蒸しの文字が
ココロオドリました。ダンスホール沸かすアンコールかます、ダンス・ダンス・ダンス (レディゴゥ)でした。
もちろん私はnobodyknows+の気持ちでジャンボ茶碗蒸しを注文したのです。
期待は高まります。どんなデカさなのだろう。なんの具が入っているのだろう。今にも踊り出しそうな気持ちでした。
そして届くジャンボ茶碗蒸し
…で、でけぇ!!!!
すき家の大盛りくらいでかい茶碗蒸し。
この世はすげぇぜ、こんな楽園をいとも簡単に提示してきやがる…だがそこに痺れる憧れるゥウーーーー!!
いただきます。もそこそこに私はジャンボ茶碗蒸しを口にほうばりました。
…なんか違う
…なんか思てたのとちゃう
そこにあったのは楽園ではなく、乾いた大地でした。
そうでかい茶碗蒸しは水分がほぼ飛び少し柔い豆腐に成り下がっていたのです…
このお店…いや待てよ?デカいからいけないのか?いや違う。思い出せスシローを…お前ならできる。
私はおもむろにジャンボ茶碗蒸しをぐちゃぐちゃにかき混ぜ吸い始めました。
…そうです。私は茶碗蒸しを吸うのです
よくよく思い出せば私はいつも茶碗蒸しをぐちゃぐちゃにかき混ぜて吸うという、赤ちゃんもびっくりな摂取の方法を取っていました。
それに良く、考えれば中の具も邪魔だからという理由で旦那にあげていました。
そう、私は茶碗蒸しが好きなのではなく、ドロドロになった卵汁が好きなだけだったのです!!
私は勘違いしていた。茶碗蒸しなんて微塵も好きじゃないじゃないか。なんなら銀杏なんて食べたことも無い、なんだあれはマメなのか種なのか果実なのか、魚介は基本的に魚以外苦手だし、練り物も嫌いだし、本当は茶碗蒸し嫌いなんじゃないのか?
自己嫌悪に陥ります。しかしそれも私。
宮崎が産んだアル中河童ひより。だ。
正直に生きよう…その時思いました。
今は晴れやかな気持ちです。
茶碗蒸しありがとう、心からの感謝を。
茶碗蒸しありがとう、今はその言葉しか見つからない。
そして今なら心から胸を張って言えます。
私はドロドロになった卵汁が大好きです。
と。
終わり。