新型コロナウイルス一時帰国日記【日本到着】(2020/4/9)
飛行機の中は空港と同様に非常に空いている。機内では2種類の書類が配られた。
成田へ着陸後、グループ分けされて少しづつ飛行機から降りた。まずは国際線乗り継ぎの人から。次に家などの待機場所まで公共交通機関を使わずに帰れる人だった。私たちはこれに該当する。
飛行機を降りたところでもう2種類(2枚綴り)の書類が配られる。この2種は検査の同意書などで、日付と署名のみ記入するものだった。
飛行機を降りて歩いていくと謎の列が。最初はわからず並ばずに進んでしまったが、ずーっと続いているのでどうやらこれが検疫の列らしい。なんの案内もなくわかりづらい。仕方なく戻って並ぶ。この日は人によって間隔をあけていたり、いなかったり。数日前には「詰めてならんでください」と言われたらしいので、それよりはまだマシか。
ようやく検疫
最初に受付で説明を受けつつ署名をし、その後おでこで検温、PCR検査という流れ。署名用のボールペンは消毒済みと使用済みできちんと分かれていた。PCR検査はついたての中に座って鼻の中をコショコショ。コヨリを鼻に入れられている感じ。思ったより時間が長い。くすぐったくて辛かった。笑
検査後のあと5分ほど待機していたら、またグループ分けされて進むことに。まずは家で待機&既に迎えが来ている人が10人程度集められた。係の人に引率されながら入国ゲート、荷物ピックアップ、税関と進む。最終的に全員がお迎えの車と合流するところまで係の人は見届けていた(私たちが一番最後だった)。
なお、タクシーはNGでハイヤーはOK。頼んだハイヤーが●●タクシーという名前でも、決してタクシーで帰ると言ってはいけない。
飛行機を降りてからここまで約1時間半。着いたタイミングが良かったのかもしれないが、思ったよりスムーズにいけた。検疫の担当の方々は毎日大変だと思うけれど、親切かつ丁寧に対応してくれた。日本は良い国だ。
なお、検査結果がでるまで家で待機できない人は、空港内で待機(段ボールベッド?)、空港近くの決まったホテルに国費で宿泊、成田からセントレアに送られてそこの近くのホテルに国費で宿泊等々、色々な情報を見かける。着いたタイミングで異なるのだろうか。
ハイヤーに乗る前には手指を消毒。社宅まで送ってもらう道中、運転手さんと少しおしゃべり。タクシーやハイヤーはいま非常に下火で、今月(先月?)の給料は5万円くらいだとのこと。もし私たちが陽性だったら・・?でも減ってしまった仕事は一つも断りたくなかったのかもしれない。
夜、無事に社宅に着いた。単身用のため小さなフライパンがあるだけの簡易なキッチンで、アメリカから持ってきたインスタントラーメンを作って食べた。麺のみ、具無し。でもハイヤーの運転手さんの話を聞いたあとだったので、不安なく食べられるだけで幸せなことだと思った。しみる味だった。