新型コロナウイルス一時帰国日記 14日間待機中【8日目】(2020/4/17)
とうとう移動日。朝食後から荷物の片付けを始める。ホテルに移動したら洗濯機と電子レンジは部屋の外で使用、キッチンは使えなくなる。
午後の出発までに乾くようまずは洗濯。駐車場と前の棟しか見えない退屈な景色ともとうとうお別れか。懐かしくなることは無いかもしれないが、目に焼き付けながら洗濯物を干す。その後はキッチン周り。残っていた卵はゆで卵に、パスタも茹でて油代りにマヨネーズを少量まぶしておいた。残りの冷蔵庫内の食料はすぐに持ち運べるようビニール袋にひとまとめにしておいた。ホテルの小さい冷蔵庫に全て入るだろうか。
8日間ででたゴミも大量だ。大きなゴミ袋2つと、空き缶は小さな袋1つ、ペットボトルも小1、それにワインボトル数本。やる事が無いので酒量も増えていたようだ。
このサバイバル生活では紙コップに水を入れてレンジでチンするとお湯が沸かせるということを学んだ。やりすぎると漏れたり焦げたりしそうなのでオススメはしない。
午後にお迎えの車が来てマスクで乗り込む。久しぶりに目にする広い空間に気持ちもリフレッシュ。なんてことのない景色だけど、とても優しく美しい。まさか桜も観れるなんて。美しすぎる景色と過酷な生活とのギャップに、まるでパラレルワールドに来てしまったかのように感じた。以前の生活と異次元過ぎる。まだまだ待機生活は続くが束の間のドライブを楽しんだ。
その後ホテルに到着し、チェックイン。ホテルからの案内はこんな感じ。
受け入れてくれるホテルがあるのは有り難いことだ。働く人も大変だろうな。私達は陰性と判明していて(偽陰性の可能性もあるけど)、逆にホテルのスタッフが陽性という可能性もあるけれど。
お酒のストックが無かったが、ホテル内の自動販売機に売っていたので夕方から早々に晩酌を始めた。残りはずっとここで待機することになるので早く慣れるといいな。遅い時間に少しだけオンライン飲み会をしたが、金曜の夜だったせいかたくのむのサーバーが落ちていた。仕方なくzoomで。
レンタルの薄っぺらい布団と違ってホテルのベッドは流石に寝心地が良い。久しぶりに朝までゆっくり眠れた。