余韻も含めて”しあわせ”
いったいいつまで続くんだろうと、ふとした時に思う。
連日テレビから流れてくるコロナの感染者数に、以前は一喜一憂していたのに、もはや日常の一部と化して、あまり心が揺れなくなっている。
その感覚の是非も分からない。
去年の今頃は、はじめてのイベント参加に心躍らせ、したためた手紙をバッグに忍ばせ、精一杯のオシャレをして、東京にいたというのに。
言語化できないもやもやは、いつの間にか厚みを伴い、心に溜まっていた。同時にこのままにしていたくないと、強烈なまでの強い想いもあり、我がことながらどうしたらいいかと、密かに頭を抱えていた。
そんな中、何気なく机を整理していたある日。
二種類のレターセットが目に留まる。
初のイベント参加で浮かれて、初めてファンレターを書こうと購入したものだ。
何気なく手に取って眺めているうち、あるアイデアが頭の中でひらめいた。
そうだ。
ちょうど9月は推しの誕生日だし、手紙と一緒に何か贈ろう。
心を重く塞ぐようだったもやもやがさぁっと晴れていくのを感じた。
①品物選び
プレゼントを贈るって最後にしたのいつだっけ??、
それも応援している推しに贈るのは生まれて初めてという状況。
しかも極論自己満足の行為、負担にならないようにしなければならない。
正直基準も何も分からない身、先人の方々の知恵をお借りすることにした。
手にしたスマホで「声優 プレゼント」と検索をかける。
その中でも心惹かれたものをいくつかピックアップ。
①´スポーツ系
推しは身体を動かすのが好きで(ジムにもよく行っている)、高級志向のタオルとかどうだろうと思ったけれど、自分で試してみるにしても時間が足りない・色などイメージが自分の中で沸きにくい、などの理由で却下。
②´アマゾンやカフェで使えるギフトカード類
金券は少しあからさますぎるとの意見もあり、このご時世だからカフェもなかなか行きづらい?とこちらも却下。
③´ボールペンなどの筆記具
台本チェックなどで普段使いできる、あまり場所も取らない。
贈り物としてはベタ中のベタだけれども、自分の中で一番しっくりきたのでこれに決定。
②サービス選択と条件付け
さて、次の問題はどこで買うか。
今回利用したのは⇩
こちらの“名入れボールペン”を利用させていただいた。
名入れ及び包装は無料、料金を上乗せするとフリーメッセージカードと替え芯添付可、名入れ後の画像を確認可能。
ふむふむ……
最高か???
わくわくどきどきしつつオーダー。
オプション等もろもろ付けたら、総額は昼夜構成のイベントでどちらか参加する場合のチケット代とほぼ同額となった。
続いて同封する手紙。
前2回は便箋2枚くらいの量だったのだけど、オンラインイベントに直近で聞いたドラマCDの感想など、あれもこれもと詰め込んだ結果、4枚に。
便箋をおさめた白い封筒があまりにそっけなく、マステで飾ることに。
ぱっと目に留まって購入したもの。
丁寧に畳んで封筒へin、口のところを留めて、しつこくなりすぎない程度にデコレート。
プレゼントも手紙も準備完了!
③梱包
続いては梱包。
我が家はネット通販重課金派(?)なので、ダンボールが山を成している。
最初はそれを流用しようかと思ったのだけど、
・よくみれば塗装が剥げたり傷がついたりしている
・伝票やガムテープを剥がした痕だらけ
こんなの推しへのプレゼントに使えるか!!!!!
ということでアマゾンさんで注文(ポチっ)。
届いて実物を見たら思ったより小さい(組み立ててみたら両手を横に連ねた上に乗るくらい)けれど、今回のプレゼントのサイズ的にはぴったり。
作りもしっかりしている。
組み立ててガムテープで底を固定。
プレゼントが中で動かないよう緩衝材を入れて、続いて手紙を添える。
中身をもう一度確認して、ガムテープで封をする。
郵送はちょうど帰宅途中にローソンがあるので、ゆうパックを利用する。
発払いの伝票に事務所の住所と事務所名、推しの名前、自分の住所氏名連絡先を記入し、漏れや誤字がないかを重々確認。
ローソンのレジに持ち込んで手続きして、
完了!!!
④まとめ and エトセトラ
品物についてあれこれ頭を悩ます時間も楽しいということを、今回ではじめて知った。
コロナ禍以前のようにとは、なかなか難しいだろうけど、またイベントに参加できる日を信じて。
▽ △ ▽
記事を読み直しながら気づいたことがある。
”幸せ”という感覚は、もちろんその瞬間が一番なんだけど、余韻も含めてなのだということ。
ツイッターでのつぶやきも、耳から流れこんでくる声も、ふとした時に思い返すと心が柔らかくなって、自然と頬がゆるむ。
残り香というほど淡くはない、源泉ほど濃くはない。
今まで考えたこともなかったことだ。
同じ世界、同じ空の下にいるあなたが、おだやかな今日を過ごせていますように。
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