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オンラインのとうきび収穫体験に参加してみた話

今度初めてオンラインでイベントをやることになったので、参考がてらにと、先週こんなイベントに参加してみた。

オンラインで十勝の農場のとうきび収穫体験に参加できるイベント。現地での作業時間に合わせて、開始時間は朝4時半と朝7時の2回があって、土日両日の開催だった。

僕は土曜日に申し込んでいたのだけど、うっかりgoogleカレンダーに夕方4時半で予定を入れてしまっていて、土曜日の朝は爆睡していた。朝目覚めると、十勝の農場から朝4時半前後に何度か電話をくれていたことを知って、ごめんなさいってなった。謝って結局日曜日の回に参加した。

僕が参加した回はもう1人参加者の方がいらっしゃって、軽く自己紹介しあってから、とっても気さくで陽気なガイドの京子さんが、農場を色々と案内してくれた。

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(スクリーンショットとるのすっかり忘れてた。。上の写真は最後に撮った記念写真的なもので、京子さんが送ってくれたやつ。)

見せて頂いたのは坂東農場さん。とうきびは8月中旬から下旬に収穫される農場が多いのだけど、坂東農場さんでは8月上旬に収穫を終える。また、一気に収穫しても市場に並べられる量に限りがあるから、成長のスピードと1日に収穫する量はこまめにコントロールしているそう。

とうきび畑に着くと、とうきびに近づいて細かいところも見せていただきながら、収穫の仕方だったり、おいしいとうもろこしの見分け方だったり、いろんなことを教えてもらった。

坂東農場さんならではのおいしさへのこだわりを感じたのは、例えばこんなところにある。

・とうきびは、夜中の間にエネルギーを蓄えて糖度を増す性質があって、1番おいしくなる朝3時〜5時に収穫する
・1つの株(1本)に2〜3つのとうきびができるけれど、商品にするのは株の1番上にできたとうきびだけ。残りのとうきびは全て肥料にする。(雌しべの花粉が株の上から降り、それが雄しべに受粉してとうきびができるため、沢山花粉が付着する1番上になっているとうきび。実がびっしり詰まるらしい。)
・収穫した後は、「雪室」とよばれる冷蔵庫の中のように冷たいところで保管や検品の作業をしている。とうきびは収穫後に常温だとどんどん糖度が下がっていくため、冷蔵して仮死状態にすることでそのスピードを抑えるそう。(「雪室」という施設自体も自前で作られたそうなのだけど、あまりにすごすぎてちょっとよくわからなかった。)

草むしりをするおじいちゃんや、雪室で作業をされる農場の皆さんに、京子さんが話しかけて、僕らのことを紹介しながら画面越しに手を振って挨拶し合う感じとかは不思議な体験で、距離を近くに感じるほっこりする時間だった。

体験から数日後には、その日に獲れたとうきびが冷蔵でたくさん届いた。現地の余韻を感じる素敵な贈りものだった。せっかくだから、受け取ってすぐ生でそのままかじって食べた。実がびっしり詰まっていてとっても甘くておいしかった。

オンラインのこういうイベントは初めて参加したのだけれど、

・現地のいつもの作業時間に参加できる観光にはないリアルさ
・どこにいても参加できる気軽さ
・画面越しに1対1に近い形でおしゃべりできる距離感
・その日に獲れたものが後日届くほっこり感
・「やっぱり現地に行ってみたいし、現地で会いたい」という気持ちが高まる感じ

といった点は、オンラインの魅力だと感じた。北海道に遊びにいくときには、坂東農場さんにぜひ立ち寄ってみたい。



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