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風の谷のナウシカ

🔴風の谷のナウシカ

『風の谷のナウシカ』は、1984年に公開されたトップクラフト制作のアニメーション映画。宮崎駿監督の長編アニメーション映画第2作。1982年に『アニメージュ』に連載していた宮崎の漫画『風の谷のナウシカ』を原作とする。

💚スタッフ

◆監督:宮崎駿
◆脚本:宮崎駿
◆原作:宮崎駿
◆音楽:久石譲
◆制作会社:トップクラフト
◆製作会社:徳間書店、博報堂
◆配給:東映
◆公開日:1984年3月11日
◆上映時間:116分
◆興行収入:14億8000万円
◆配給収入:7億4000万円

💚あらすじ

「火の七日間」という最終戦争によって、巨大産業文明が崩壊してから千年後の地球。荒廃し砂漠化した大地は錆とセラミック片に覆われ「腐海」という有毒の瘴気 ガス)を発する菌類の森が徐々に拡大していた。瘴気と腐海に棲む昆虫に似た巨大な蟲 (むし) 達に脅かされ、わずかに生き延びた人類は衰退の一途を辿っていた。

辺境にある小国風の谷は海から常に吹く風によって森の毒から守られ、民は慎ましやかに農耕生活を送っていた。ある日、族長ジルの娘であるナウシカは、飛行具「メーヴェ」に乗り腐海を散策していた所、蟲封じ の銃声を聞く。王蟲 (オーム) に追いかけられた1人の男が、森の奥に行く様子を確認したナウシカは、狼煙弾で男に逃げ道を教え、光弾 (ひかりだま) と蟲笛 (むしぶえ) を使い王蟲の怒りを鎮め、男を救う。男は、腐海の謎を解く為の旅を続けていたナウシカの師、ユパ・ミラルダだった。

ユパは、ナウシカが一人前の風使いになり、人々から恐れられている蟲とも心を通わせる優しい少女に成長していた事に驚きつつも、互いの久々の再会を喜ぶ。谷の民がユパの帰還を祝った夜、ナウシカは大ババから「その者、青き衣をまといて金色(こんじき)の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地に導かん」という、風の谷の古い言い伝えを聞く......

💚音楽

映画公開前に「ナウシカガール・コンテスト」と銘打ちイメージガールを募集し、7600人あまりの応募者から後に女優となる安田成美がグランプリを獲得。当初、安田が歌う「風の谷のナウシカ」を主題歌にする旨が発表された。

だが公開前年の1983年に久石譲が漫画版を元にしたイメージアルバムを発表。これ聞いた宮崎と高畑が気に入った上、主題歌が映画の内容と楽曲の乖離を理由に反対し主題歌の廃止が決定した。そして、久石が本編の音楽にも起用され後の宮崎作品にも関わっていく。

これに合わせて主題歌は予告編やテレビCMなどの映画プロモーションに使用され、シンボルテーマソングとしてエンドロールにクレジットされている。

◆シンボルテーマソング

「風の谷のナウシカ」

作詞 - 松本隆
作曲 - 細野晴臣
編曲 - 萩田光雄
歌 - 安田成美

◆エンディングテーマ

以下の楽曲の作曲は全て「久石譲」

「鳥の人」

「風の伝説」(エンドロール)

◆挿入歌

「遠い日々」

「王蟲との交流」

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