見出し画像

あらいぐまラスカル

🔴あらいぐまラスカル

『あらいぐまラスカル』は、アメリカの作家「スターリング・ノース」が自らの少年時代を回想した小説『はるかなるわがラスカル』を原作としたテレビアニメ。

💚スタッフ

◆原作:スターリング・ノース
◆監督:遠藤政治、斎藤博、腰繁男
◆シリーズ構成:宮崎晃、太田省吾ほか
◆キャラクターデザイン:遠藤政治
◆音楽:渡辺岳夫
◆アニメーション制作:日本アニメーション
◆放送局:フジテレビ系列
◆放送期間:1977年1月2日 - 12月25日
◆話数:全52話

💚作品概要

この作品では、ラスカルとの出会いから別れまでの1年間を1914年 - 1915年のアメリカ農村地域・ウィスコンシン州を背景に、同時代の少年の日常を淡々と描写しつつ、同時に動物と人間との共存の難しさを、成長したラスカルを通して描いている。

原作は、スターリング・ノースが1963年に少年時代を振り返って書いた「はるかなるわがラスカル」であり、ほとんどが実話である。この作品はダットン動物文学賞、アメリカ図書館協会オーリアンヌ賞を受賞。1969年に映画化されている。

なお「ラスカル」は「乱暴者」という意味である。パイロット版では、ラスカルの色設定は実際のアライグマにより近いものであった。しかしかわいくないためか、放映版では目のまわりが白くなり、レッサーパンダに近い色合いとなった。

このテレビアニメが人気を博した影響で、本来日本に生息していないはずの、北米原産のアライグマがペットとして大量に持ち込まれた。その後飼えなくなったアライグマが山などに捨てられて野生化し、農作物への被害やタヌキなど既存の野生動物の生息を脅かすなどして問題となってしまった。

💚ストーリー

動物の大好きな10歳のスターリングはある日、友人のオスカーや飼い犬のハウザーと一緒に、ウエントワースの森の奥へ釣りに出かけアライグマ親子に遭遇する。飼育のために親子纏めて生け捕りを試みるが、そこに居合わせた猟師が母親のアライグマを射殺。

残された、まだ目も開かない幼い子供をスターリングは家に連れ帰って「ラスカル」と名付けミルクを藁のストローで与えるなど、大切に育てる。やがて無事育ったラスカルは、親友のオスカー、隣家の少女マーサと馬のドニイブルックともよく遊ぶようになり、「スターリングの変わったペット」として近所でも知れ渡るようになる。

菓子屋の息子でいじめっ子のスラミーは、人気者のラスカルをうらやみ、ことあるごとにラスカルを譲り渡すよう強硬に迫るが、スターリングはボクシングでこれに対抗したため、一躍、近所の少年らから一目置かれることとなる。鉄道駅の新駅長で越して来た家のお婆さんを助けたことで、この家のアリスという女の子と仲良くなれたりといった出来事も起こったりしている。

💚主題歌

◆オープニングテーマ

「ロックリバーヘ」

歌 - 大杉久美子、コロムビアゆりかご会
作詞 - 岸田衿子
作曲 - 渡辺岳夫
編曲 - 松山祐士

◆エンディングテーマ

「おいでラスカル」

歌 - 大杉久美子
作詞 - 岸田衿子
作曲 - 渡辺岳夫
編曲 - 松山祐士

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?