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スーパーロボットアニメ

🔴スーパーロボットアニメ

1970年代初頭、子供向けの番組として茶の間を席巻していた存在といえば、二大特撮ヒーロー『ウルトラマン』及び『仮面ライダー』である。この両者は、巨大な身体か等身大か、異星人か改造人間か…といった細かい違いこそあるものの、悪の怪獣ないし怪人に立ち向かう存在でかつ多彩な能力を有する「正義の万能ヒーロー」であるという重要な特徴が共通していた。

1972年12月3日、「永井豪」原作の巨大ロボットアニメ『マジンガーZ』が放映を開始。『マジンガーZ』の作風は「様々な能力を備えた一騎当千のマシーン」が「悪の博士が繰り出す機械獣を打ち倒す」という、前述の2作品の系譜に連なる正義の万能ヒーローの物語であり、それゆえ『マジンガーZ』はウルトラマンや仮面ライダーといった「スーパー」ヒーローと概ね同様の意味合いで「スーパー」ロボットとして認知されるようになる。

『マジンガーZ』はTVアニメとして大ヒットを記録し、子供向けヒーローのジャンルで確固たる地位を築く。1975年には創映社(現サンライズ)が『勇者ライディーン』を、1976年には、東映が『ロマンロボシリーズ』を放映するなど、ロボットアニメ作品の黄金時代を迎える。

そしてこれらの一連の作品を通じて確固たるものとなった概念が「スーパーロボットが活躍するアニメ」、すなわち「スーパーロボットアニメ」である 。

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