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5年目のApril Dreamに寄せて

4月1日はApril Dream。
ウソもいいけど、夢を発信する日です。

私がPR TIMESに入社した2020年の4月が1年目、今年は5年目。私の社会人生活の節目とApril Dreamの歩みは同じタイミングで訪れるので、自然と自分を見つめ直し、振り返る機会になります。
今年は山手線と、46都道府県の駅掲示板に、4981の夢が掲出され、日本全国が夢で溢れます。


私の夢は、夢見るヒーローを後押しし応援し続けることです。

もちろん、この夢の桜は当社の社員も大勢が書いています。でも、山手線に掲出する夢を集めていた2月当時の私はこれを書くことができませんでした。当社に入ってから、もしかしたらその前から抱いていた夢が、揺らいでいたからです。


私は誰かを応援することが大好きです。幼稚園の時に好きになったモーニング娘。や、それをきっかけとする多くのアイドルたち、2000年のシドニーから記憶のあるオリンピック、小3から生活のど真ん中になった野球と、私の好きはずっと「誰かを応援すること」で、どれも20年以上経った今も変わらない趣味です。

そんな中で、旧ジャニーズ事務所の性加害問題が明るみになりました。彼らを好きでいることは性加害を支持することにならないかと自問自答しました。真実は分からないし、今いるみんなに罪があるわけでもない。私は見えているものを信じて、応援し続けようと決めたのも束の間、昨年末に一番好きだったタレントがコンプライアンス違反で契約解除に、もう1人別のタレントが未成年喫煙の発覚を機に今年1月に事務所を退所することになりました。

アイドルは夢を与える仕事です。私ももう何年も、日々の生活の活力にアイドルからもらったエネルギーがありました。彼らの夢がいつのまにか私の夢にもなり、その夢が叶うことが、もはや応援することそれ自体が喜びでした。そんなアイドルの終わり方としては、最悪も最悪です。


思えば、アイドルに限らず、過去にも応援していた芸能人やスポーツ選手が幻滅するような過ちを犯したり、身の回りでも応援していた人に裏切られたりしたことがありました。

誰かを応援することは、時に疲れる。勝手に応援しているだけなのに、勝手に期待して、勝手に裏切られた気持ちになる。そんな瞬間が思いの外多く訪れるのではないだろうか、もう心を入れ込んで全力で何かを応援することは辞めようかと、初めて思いました。


そしてこの揺らぎは私の仕事にも直結するものでした。プレスリリースにはいろんな人の想いと営みが詰まっています。そんな素晴らしい活動が世に広まって、少しでもポジティブになっていくことを応援したいと、この仕事を続けてきました。2月の時点で、この夢を桜に託すことができませんでした。


3日前、今年のプロ野球が開幕しました。私は北海道日本ハムファイターズのファンで、ここ数年のファイターズは全然強くありません。相手のエースが投げれば抑えられ、勝てそうな接戦はたくさん落とし、打撃陣の不調はなぜかいつも皆一斉に訪れます。去年の現地観戦は1勝11敗。散々です。

そんなチームの初陣を千葉まで見に行き、去年の6月ぶりに生で勝利を見ました。2戦目は落としましたが、3戦目は去年までなかなかチャンスを掴めなかった若手選手たちの活躍で、9回土壇場での逆転勝ち。私は少々行きすぎたファンで、秋の宮崎や春の沖縄に飛んで、彼らの練習の積み重ねを目にしていたので、本当にちょっと泣くくらい、嬉しい勝利でした。

球場では写真を撮っています。勝ったらこんなに嬉しそうな顔をしてくれるんだなあ。


たった1勝でも、たった1本のヒットでも、応援してきた人たちの活躍は、本当に嬉しい。そして、私も明日からも頑張ろうと思える。誰かを応援すると、それ以上のエネルギーがもらえることを思い出しました。

プレスリリースも同じで、大切な1件が世の中に伝わることは、本当に嬉しいことです。その1件をしたためてくれる人はもちろん、その裏にいるたくさんの人のことを、私はこの仕事とサービスを通して応援し続けたいと思っています。「うちなんて…」「こんなこと発信しても…」という言葉を聞くこともありますが、お客様を信じて応援し、少しでも力になれる人でありたいと思っています。

私には叶えたい大きな野望はないけれど、夢見るヒーローを応援し続けるのが私の夢だと、あらためて思うことが出来ました。4月1日に間に合ってよかった……。


4月1日はApril Dreamです。
あなたの夢は何ですか?

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