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誰でも簡単に5つの方法で売り方が解る
ホイラーの法則2:手紙を書くな、電報を打て!
手紙と電報
手紙と電報とは
・手紙=ダラダラと長い文章をしたためたもの
・電報=大切なメッセージが単刀直入に書いてあるもの
たとえば、商品・サービスの特徴などを、ただダラダラ話している営業マンに魅力を感じないですよね?
つまり、「電報のように、伝えたいことを端的に伝える営業をしましょう!」ということです。
コツ1:アプローチは短い言葉で
人々は営業マンの評価をものの数秒で決めてしまいます。
だから、顧客の心を一瞬で掴まなければならないわけです。
例:ダラダラ営業マンは売れない
たとえば、商品の特徴などをダラダラダラダラ〜と話している営業がいたらイライラしますよね?
そうならないためにも、手紙形式ではなく、電報形式で言葉を届ける必要があるのです。
では、先ほどの電気掃除機を売るときはどうするのか?
電報営業
・ワイヤレスなので、もう掃除にストレスを抱えることもありません!
・抜群の吸引力で、目に見えないホコリも完全に吸い取ります!
・走行性が増したことで、もう腰を悪くすることもありません!
どうですか?響きますよね?
ポイント
なるべく10秒以内にシズルを伝えるようにしましょう。
むしろ、10秒では長いくらいなのですが。
もう一つは、最初の10語を意識するようにしましょう。
たとえば、上記で説明するのであれば、「ワイヤレスなので!」「抜群の吸引力で!」などですね。
電報の冒頭であえてキャッチーな謳い文句を持っていくことで、インパクトを与えることができるようになります。
コツ2:セールスは3分以内で
たとえば、電報形成のアプローチにより、顧客は興味を持ち立ち止まってくれたとする。
しかし、ここからが営業マンの勝負です。
あなたは、ここから約3分で、契約を取り付けるまでにいかなければなりません。
実験
これに関しては、ホイラーの法則の提唱者であるエルマー・ホイラー氏は、ジョンズ・ホプキンス大学での実験が参考になるでしょう。
被験者に心理検流計(ウソ発見器のこと)を装着してもらい、その目の前でシズルを使った長いセールストークを伝えます。
>>実験の結果
セールストークの効果が目に見えて減退する限界は3分であるということがわかりました。
なので、ダラダラとセールストークを伝えるのではなく、短い時間で一気に勝負を決めるようにしましょう。
(その方法は、④でお伝えしますね)
ホイラーの法則3:花を添えて言え!
これは、言葉だけではなく、動作や表情を使って言葉を強化しよう!ということです。
花とは
たとえば、ただ言葉だけで「誕生日おめでとう!」と伝えるよりも、花束と一緒にその言葉を伝えた方が、よりいっそう伝わりますよね?
つまり、ここで言う「花」とは、言葉以外の動作や表情のことを指します。
コツ1:五感を刺激する
たとえば、電気掃除機を売るのであれば
・ワイヤレスなので、掃除にストレスを抱えることはありません!
・走行性が増したので、もう腰を悪くすることはありません!
と伝えるだけではなく、実際に使わせましょう。
そして、最後に「どうですか?使いやすいでしょ!?」と顧客のYESをとっていきます。
このように、商品を売る際は、顧客に「見せる!触らせる!つかませる!嗅がせる!味あわせる!」ということが大切なのです。
コツ2:態度を意識せよ
①商品のシズルを理解し、②キャッチーなフレーズで顧客にメッセージを届けたとしても、態度という名の花がネガティブなものでは販売は成立し得ません。
例:態度が悪い営業マン
たとえば、下記のような営業マンから商品を購入しようと思うでしょうか?
・態度が悪い営業マン
・動作がノロノロとしている
・カウンターにもたれかかっている
・顧客の前で平気であくびをする
・顧客からの質問にイライラとした表情をする
・服装や靴が汚れている
・高圧的な態度で話す
絶対にないですよね?それだけ言葉に添える花は大切なのです。
ホイラーの法則4:もしもと聞くな、どちらと聞け!
これは、クロージング時に「買うか?買わないか?」を迫るのではなく「どちらにするか?」で迫ろう!ということです。
誤前提暗示
誤前提暗示
二者択一の質問により、「YES」に導くテクニック
人はもっともらしい「前提」「選択肢」が与えられると、その選択肢の中から判断をしやすいという性質があります。
なので、商品を販売する際は、「AとBのどちらにいたしますか?」と質問をしましょう。
すると、顧客は無意識のうちにその中から選択しようとするので、契約率を高めることができるようになります。
コツ1:「!」型の営業→「?」型の営業
売れない営業は、ビックリマーク型の営業をしていることがあります。
たとえば
・絶対に大丈夫です!
・私は信じています!
・〇〇さんは〜すべきです!
こんな感じで、断定的な物言いをする営業であることがほとんどです。
ブーメラン効果
つまり、上記のような断定的な物言いをしてしまうと、逆に購入意欲が低下してしまうわけです。
たとえば、お母さんに「勉強しなさい!」と言われれば言われるほど、勉強したくなくなりますよね?
これは、営業でも全く一緒で、商品・サービスを勧められれば勧められるほど、購入したくなくなるのです。
コツ2:欲しい答えが返ってくる質問をする
クロージング時で大切なことは、「いつ」「何を」「どこで」「どんな方法で」お求めいただけますか?と聞くのです。
ダメなパターン
まずは、欲しい答えが返ってこない質問をみていきましょう。
ダメなパターン
・この掃除機はお気に召しましたか?
・実演してみましょうか?
・いかがでしょうか?
これらの質問は、全て「NO」とう選択肢を与えることになってしまいます。
良いパターン
では次に、欲しい答えが返ってくる質問をみていきましょう。
良いパターン
・きっとお気に召すと思いますが?
・AとBのどちらにいたしますか?
・いつ頃、お届けいたしましょうか?
・お支払い方法はいかがいたしますか?現金でしょうか?クレジット払いでしょうか?
これらの質問は、どれをとっても「YES」に導く質問ですよね?
ホイラーの法則5:吠え声に気をつけろ!
これは、声を意識しましょう!ということです。
犬の気持ち
吠え声とは、犬の「ワン!」という泣き声のことです。
彼らは泣き声と尻尾の振り方で様々なことを表現しています。
人間も一緒
実はこれは人間も全く一緒です。
伝えるメッセージは同じでも、声のトーン、大きさ、リズム、速さなどによって、全ての印象が変わってくるのです。
たとえば、「僕と付き合ってください!」と自信満々に伝えるのと、「ぼぼぼ僕と…付き合ってください…」と自身なさげに伝えるのと、どちらの方がOKをもらえる可能性が高いでしょうか?
他にも、①〜④のことコンプリートしていたとしても、営業マンの声が小さく自身なさげだったら、それだけで契約を取り付けるのが難しくなるのは想像できるでしょう。
このように、伝えているメッセージは一緒でも、声によってその印象は全く違ったものとなります。
なので、話す時は「吠え方」に気をつけましょう!そして言葉の「振り方」に気をつけましょう!
ホイラーの法則とは、人にモノを買わせる原則を5つにまとめたものです。
上記ホイラーの法則をうまく利用して文章や会話でのトークにお役立てください。