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勉強するのは何のため?「育児×リスキリング」を考える

子育て中のリスキリングが話題になりましたね。
私自身、育休中にスキルアップしようと目論んでいる身なので、「育休中に学び直しなんて無理!」という世論をみて少し肩身が狭い思いをしました。

今回、世論で目に留まった3つの論調がありました。

1.子育ては忙しい。
2.それ自体が「学び」でもある。


これらの点には共感します。

そして

3.子育てしながら学び直しするのが当たり前になったら、子育てのハードルがあがってしまう。(少子化対策にならない)

という意見。 
人によっては、学ぶ=辛いこと とか、子育て=背負いこむもの
みたいなイメージが強いのかな…?
という印象を受けまして。

政策としては
① 学び直ししたい人ができる支援
②「辛すぎない育児環境」の整備
(子育て中でも学ぶ意欲が削がれないくらいには)
の二つが必要なのでは、と考えました。

今回は、私自身が妊娠中に勉強し、産後に受験・合格した経験から、政策に期待したいことってどんなこと?を考えるきっかけになったらいいな!と思って書きました。

首相は育児の大変さがわからないだろう!
これだから日本の国会はお門違いな政策ばかり!
という声をみかけますが、
ならば子育てした人、感じた人が声を届けていかないと!と考えます。
首相だって人間だもの。すべてのことを熟知しているはずかないよねって思います。

さて本題にもどり、、
私がなぜ、育児中のリスキリングをするのか、そのモチベーションの源泉をたどります。

育児×リスキリングのモチベーションから「希望者層への支援」を考える


まず、大前提として私は仕事が好きです。
20代は、寝食を気に留めず働くことに没頭していました。
そんな私が産後、「育児するためには自分が健康でなければならない」というあたりまえすぎる事実に気づきます。(気づくの遅すぎ。)
そして、「健康でいるためには、食事・睡眠・運動に気を遣う必要があり、管理したり実行する時間が必要」という、さらにあたりまえすぎる気づきを得ます。
すると、1日24時間が、育児のための時間と、自分の生活(食事・睡眠・運動)の時間で埋まります。
当然、出産前のようには働くことができません
良い仕事には、それなりの時間が必要。という、マッチョな思考が無意識にこびりついていたので、産後になってやっとそれを改める機会を得ました…。

そして、良い仕事を短い時間で達成し、これまで通り稼ぐことを目指した時、私に必要なものが見えてきました。その一つが、資格取得を通して知識を拡充することです。

ここから言えることは、
育児×リスキリングのモチベーションは、
①「より良く働きたい」(やりたい仕事がある、稼ぎたい、など)という意思からくるものと、②育児中の時間的な制約を乗り越えたい・うまくやりたいという二つの意思からくるものだということです。

自覚しておりますが、私は世間の平均よりマッチョな思考傾向なので、おそらくは
「そこまで仕事はしたくない」とか
「育児の忙しさを乗り越えるなんて発想には至らないわよ」
という方々もいると思われます。もしかしたら、その方が多いかもしれない。

なので、政策としては
「やりたい仕事ではないから頑張れない」とか
「スキルを活かせる仕事につけてなくてモチベーションが低い」
「育児が忙しすぎて、そこまで考えたこともない」
みたいなところを支援できるといいのかな。
育児全力投球がいい!という家庭も尊重される形で。
全員育児しながら仕事がんばれ!っていうより、やりたいのに踏み出せないって方を支援するイメージ
学び直しの支援は、子育て世帯以外も含めた国民が対象とのことでした。子育て世帯が外れていないのは嬉しいこと。子育て中はスキルアップなんて支援しないよ!って言われるよりずっといい国になりそう。
政策のアイデアはいろいろありそうです。

育児が辛すぎない環境って?

私が「育児×リスキリング」をできている環境を俯瞰することで、どんな政策があったらいいか? 
これについて、次回の記事で考えたいと思います。

つづく

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