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3回目の通院

今日は症状固定後から骨盤骨折の場所に異常が無いかの通院日これは1年に1回行っていて3年目になる
この通院は任意のなので患者さんに任せるとの事だが先生としてはこの骨盤手術は難しかったもので術後異常が無いか患者さん自身も安心できるように主治医としては1年1回の通院を推奨された

本当は手術を行った病院が通院場所だったら良かったのだが、俺の手術をする為に骨盤手術の専門医を呼んでもらって手術をしてもらったので主治医は入院していた病院に居なく
もし退院後の検査などは高速使って片道約1時間の大学病院へ行くという条件だった

いざ通院してみて思ったが想像以上に心身共に辛い
長い道のり、病院での待ち時間、そこから検査、診察 
病院という場所がまた色んな記憶も蘇らせる

レントゲン撮影も終わった後もまた待ち時間、診察の予約時間は午前11時
腕時計に目をやると11時40分

まぁ予約時間に診てもらえる事なんて早々ないのがデフォ  
それは全然良い

しかし朝の8時に家を出てからのこの時間だ、もうそろそろ呼んでほしいタイミングにもなってきた
久しぶりに小説でも少し読もうかと思って持ってきていた東野圭吾の予知夢が読み終わりそうだ

流石に読み終わる前には呼ばれ診察室へ
先生の第一声は「3年経ちましたね」だった
「そうですね~」なんて普通に返事はしていたけど

3年、、この3年で一体どんなに色んな事があったことか、、、

さっき撮ってもらったレントゲン写真を見ながら「うん、骨にも異常も無いし金具にも痛みもなさそうだね、日常生活も問題は無い?」

「はい、特には問題なく過ごせています」

嘘はつていないのに返答するたびに何か胸の奥の方ではズーンと重くなるような感覚

「じゃあ1年前に言っていた通りこの病院での診察は最後になりますので、私の転院先で今後も通院という形でよろしくお願いします今度は半分の距離の場所の病院になるから距離的には楽になるね」

実際これは助かる、隣り街に今建設中で来年の3月に開院予定だ
今回の診察で紹介状と俺のデータが入ったCDを渡された
予約は病院が始まってから9月か10月頃に予約を取ってもらえば良いとの事

会計も終わり
病院の外に出ると空は晴れていた、今日は雨の予報で家を出る時から病院に着くまでも降り続いていたから余計にその雲の隙間から降り注がれる日差しが眩しかった

駐車場も広く第5駐車場まである、病院に着いた時はほぼ満車だったが流石にピークは過ぎて空車のマークも多くなっていた

正直クタクタ、まだ帰り道もある
そんな事を思いつつ自分の車の場所まで歩いてる途中、後ろの方でバタバタと大きな音
振り返ると丁度ドクターヘリが飛んでいてそれを見た時にまたドキッとした

その時に あぁ、、これからもこれとも長い付き合いになるんだよなと実感する
でもこの3年傷つきながらも何かは得てきたんだよな、それも事実なんだよな
俺には俺の人生のペースがある、巡り合わせや流れもある

このデコボコ道も俺の道筋

ぼちぼちと出来る事を探しながらまたゆるりと進む🍀

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