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正しさとは一体何だったんだろう?③

話が進めば相手側からの法律的な主張も多くなってくる
労働審判までに至るまでの期間で交互に書類の提出をし
その情報共有もしてきた、その度に相手側の理不尽な内容に愕然とする

  • 申立人が事故に遭った事は、上司の指示を無視した為に起きた

  • パワハラなどのハラスメント行為は一切会社には存在しない

  • 後遺症の認定を否認する

  • 入院慰謝料を否認する 会社側に事故の責任は無い

まだまだある、そんな文章が毎回送られてくるのだ
そりゃ精神的にも参ってしまう
でも俺は間違った事はしていない、明らかにぞんざいな扱いを受けていたのは事実で泣き寝入りだけはしたくなかった
だから合計で何十回にも及ぶやり取り、追記で資料も増やした
とにかく真実を多く 少しでも自分の持っている情報を探して提出し続けた

どんどん情報が増えれば街での風当たりも更に強くなった、その噂の出所も知っていた 社長の家が近所にもあれば噂も簡単に広がるに決まってる
しかもあんなに具体的な内容なんて誰にも教えていない

そんな人間の嫌な部分を感じながらとにかく進む

ボロボロになりながらも進む、絶対に間違っていないという信念と共に進む

俺の頑固と負けず嫌いな1面がある意味役立つ

こいつらに負ける前に自分に負けたくない 

やれるところまでやってみる 

正直虫の息だ 

こんな悲しい事もうたくさんだ 

でもまだ引けない あと少し あと少し 

ここに来るまでに色んな人達が助けてくれた

この思いは揺るがない 何度も負の底へ連れ去られそうになっても
様々な支えがあった
勝手な思いを俺が持っているだけかもしれない
人間が今でも怖くて大嫌いな俺でも人間に助けられてるこの歯痒さも1部で本当にややこしい

だけど感謝するその気持ちは忘れられない

時間はかかりながらも ようやく第1回労働審判の日取りが決まった

6月9日に裁判所で行います 

当日は話を聞きたいので代理人同士での話し合いもできますが、代表者の方の出席を検討してくださいとの事

この時の説明では裁判所に行って詳しい話を個別でして
後の細かい話は弁護士同士がやり取りをする流れと聞いていた

当日は親と先生と裁判所へ行き待合室に居ると裁判官に呼ばれた
そして説明されたのが

「今回の1回目労働審判にて話を伺いますが相手側代表者も同席という形になりますがよろしいでしょうか?」

聞いた時に 直接会うの?まじかよ 聞いてねぇよ
少しだけ動揺した

「ちょっと精神的に厳しいようでしたら、退席もしつつ話していただいても大丈夫ですので 無理そうですか?」

拒否権もあった

けど もうここまで来たんだから 腹くくらねえとなって思った

「大丈夫です行きます」そう答えた後に話し合いを行う部屋に案内された

大きなテーブルの両サイドに労災認定をする男性二人
入口付近に裁判所の関係者が二人いた

「どうぞおかけになってお待ちください、相手方を呼んできますので」

「はい、わかりました」そうしてしばらくしてからノックされ目をやると

3人が入ってきた 社長 社長の息子(専務) 総務

3人て、、、なんだよそれ、、、、

だから聞いてねえっての、、、、

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