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きよし#1

学習塾を新規オープンさせ、塾経営、駆け出しの頃の事。

私はそれまで、ある建設会社で派遣社員として、新築マンションの現場事務員をやっていました。

事務仕事は、これまでの経験もあり、さほど忙しくないボリュームなので、仕事そのものはラクでした。

その現場の所長は、きよしさん。

ここの所長さんは、やや仕事が怠慢でやりづらいところもあるものの、
塾経営という新規事業を始めた私を気遣い応援してくださるなど、とても良くしてくださるので、暫く、副業にはなりますが、勤務を継続させてもらっていました。
お給料貰えて助かってるにはちがいない。
罪悪感というものも無かったです。

ならば、このままお世話になればよいのかなーと思いきや、

実際、出向くのが、めんどーとか億劫になってきていました。

所長の業務に対する、スピードとか温度差みたいなのものも、気持ちが向かなくなる理由の1つかもしれません。

優しくて人のせいにせず助けてくれる善い上司なので、そこも感謝できるし、この仕事をこのまま続けてゆくべきなのかどうか、、、考えどころなのですよね。

ある時、試しに現場へ行くのをやめてみました。
その日は緊急の締め作業もない事がわかっていたので。

そうしたら、朝から早起きして、掃除洗濯朝ごはんの支度、めちゃめちゃはりきって、お家で元気に動けています!お天気も良くて、気持ちが良いから尚更でしょうかね😄

そして、ある水曜日のこと。
塾の運営研修が1日に午前と午後に2件入っていたので、現場の仕事はお休みしました。

すると所長が、
「あ!この日は丁度、県内の現場へ出張だ!」
とやらで。

その現場は、私の住んでいる地域に近いという。
「ならば夕方、近場で食事をしませんか?」
と誘ってきました。
私は、あっさりお断りしました。


そして、また来週の水曜日も、私は午前&午後と研修2件に、参加を予定しました?

フランチャイズ経営なので、本部で定められた単位を取得するために研修を受けなくてはならないんですよね。
なので、来週水曜日も休暇を頂くことに。

所長は、この日も偶然、他現場へ出張なので、横浜で食事でもどうですかとのお誘い。
「あー、偶然だなー。僕も出張なので、この日、お食事はどうですか?」と。

今回の研修も、自宅に近い会場なので、横浜までは行かれないけれど、研修会場の近辺なら大丈夫です。
そう伝えると、
「では、その研修会場の最寄駅に、18時頃待ち合わせましょう」と。

大丈夫とは言ったものの(笑)15時半に研修が終わるわけだし、行きたくないので私は断りました。

実際、この後、教室で次回の準備作業が予想以上にかかったので、結果お断りして良かったです。




ある日の午前中、私は出勤し、小口現金の締め作業をしていました。

所長の交通費の申請だけが、まだ未提出で。

すべての事務処理は完了しているのにも関わらず、残るは所長の交通費だけ。
おかげで、その日のうちに処理が終わらず。
ヤレヤレ😥

毎月の事だし、しかも交通費をただExcelに書き込むだけの事。領収書や履歴も不要。
しかも何年も決まりきっている(全社的な)ルーティンなのに、何故出来ない(しない)のだろう?
そこらへんの感覚にズレを感じてならない。

所長は
「今日は午前中までかな?」とわかりきってるような事を聞く。
はい、火曜日だから学習塾の仕事です。
その質問も毎回ムダで無意味なやりとりの一つ。

「あー、そっかー!まずいなー」と。
まずいなーは、単なる口癖。特にこの日も全然まずい状況ではない。一先ず、言ってみてるだけのこと。
ご自身が前回担当した現場のアフターサービスでいまだに、対応に追われていて。
テンパっている時にこういう、関係ない質問をしてくる傾向はあります。

今やっている事務仕事そのものは、まったく負担がない。むしろカンタン。

副業で事務処理をする事も(←まぁ、上層部の理解があるからこそなのだが)
良く言えば、いい意味での息抜き、精神統一になっている。
そう、お習字や華道、写経みたいな習い事みたいな感覚に似てるかも。
だから、そこがいやなのではない。

ならば、何がイヤなのか。
はい、、、、わかっちゃいました。

所長がイヤなのです!

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